第52話 ヤバすぎる! ツイッターがディープ・ステートとコラボして、言論統制と不正選挙を実施! そして、ペドとの関連も!! この連続ツイートを読んだら、全員覚醒するでー! [ツイッター文書No.2、No.3]のトンデモが世界の真実を語る。
2022年12月10日(土)9:55
B大学 若草寮
(こ、これは・・・凄い、凄すぎる・・・【嵐】が、ほんとに来たんだ。でも・・・こんなに大量の英語の連続ツイートを私じゃ処理しきれない・・・どうしよう。時間がない。そうだ、誰かに・・・)
ガバッ。
初美は、ふとんを跳ね上げた。
(うーん。訳がわからない・・・夢か。ここは・・・)
自分は、今、若草寮の自室のベッドで寝ている、ということを理解するまで10秒かかった。
まずい。寝てしまったんだ。徹夜で、今夜の【土曜の夜の推理】の準備をしていたのに・・・
そうだ、メッセージだ。メッセージの着信音がした、ような・・・
〈初美、今、部屋に行っていい?〉
マコからのメッセージが入っていた。
うーん。マコなら来てもいいが・・・ちょっと、他人に見せる顔をしていない、だろう・・・髪もボサボサだし、目もはれぼったい・・・眠い・・・とにかく、ベッドから起き上がらないと。
***
コン、コン。ドアがノックされた。
「おはよう。マコ。なーに?」
「おはよう。入っていい?」
「いいけど・・・寝起きなの」
マコが部屋に入ってくる。マコの視線が眩しくて、初美は顔を下に向けた。マコは初美の部屋を見回している。まるで、「女の先輩」である母親のような雰囲気で。
「それで、話ってなーに」平静を装って、初美は訊いた。
「というか・・・まず、朝ごはんに、しようか? ホワイキューブのカフェコーナーで、サンドイッチとか、どーお?」
「え、ホワイキューブまで・・・朝ごはんなら、このクリームパンがあるけど」
「そんな添加物だらけのものを朝から食べたら、お肌に悪い」
(・・・というか、なんちゅう、〇〇な顔してんのよ。そんなんだから、彼氏もできないのよ!)とマコは内心で思ったが、言葉にするのは避けた。
(そうだ。初美には、日本古来の語り部である森家の、秘伝の、【男にもてるための秘訣3か条】をあとで教えてあげよう。きっと、初美はこーいうことを知らないから、彼氏ができないんだわ・・・)
「じゃあ、45分後に、ホワイキューブのカフェコーナーね。レベッカとトリサキ君も呼んでおく」
「りょうかーい」
***
シャワーを浴びて、髪の毛を整えると気持ちがしゃんとしてきた。寮を出ると、外は快晴だった。寮の前のもみじが紅くなり始めていた。今年はなかなか色づかないなーと、少し心配していたのだ。
気持ちのいい朝だった(既に、昼が近かった)。
ホワイトキューブまで歩くと15分くらいかかる。マコから言われたときは、ちょっと面倒だと思ったが、紅葉の始まった木々をみながら歩くのは気持ちがいい。マコのお陰だ。
(でも、話題の、イーロン・マスクたちの連続ツイートはどうしよう・・・今晩の会議までに、全容を理解できるか・・・時間がない。・・・けど、こんな気分良く歩いてると、焦りがなくなるっているか、そういうのが大丈夫な感じがしてくる・・・不思議だ)
***
ホワイキューブのカフェコーナーには、既に3人が揃っていた。
「初美さん、グッドモーニン!」レベッカが、ハスキーで、カッコイイ、いかにもバンドのボーカルらしい声で、元気に挨拶した。
「もーにん!」初美も精一杯元気よく答えてみた。
(ちょっと、やけくそ気味やな・・・大丈夫か)と、七色の髪のトリサキは思った。
***
「初美さんの分のコーヒーとサンドイッチ買っておきました」とトリサキが言った。
「ありがとう。・・・美味しい。これは、モカね」
「そうっす」トリサキが答えた。
「でね。さっそくだけど、みんな、話題の連続ツイート読んだでしょ?」
「もちろんっ」
「イエース」
「ええ」
3人が答えた。
「それでね、ポイントを絞れる? 今夜の【夜の推理】まででいいんだけど」
「ポイントっすか・・・膨大すぎるし、なんて言っても、すげーリアルな暴露がいいんで、ポイントとかに絞ると・・・」
「そうよねー。ほんとに凄い内容だけど、他人に伝えるのは簡単じゃない」
「ほんとっすね。しかも、先週は、一つのファイルだったけど、今回は、No.2とNo.3の二つも公開されたから量がすげー多い」
「トリサキ君の言う通り、凄い量だから、まずははじめから、ざっと、みんなで見てみない?」マコが発案した。
「そうね。そうするしかないか」初美が同意した。
「たぶん、一番詳しいのは、レベッカね。少し、話を進めてくれる?」
「もち、オッケーでーす」
「まず、下記が、【連続投稿NO2】で、タイトルは、[ツイッターの隠されたブラックリスト]でーす。前回は、タイービというジャーナリストが投稿しましたが、今回は、バリさんというジャーナリストです」
「前回と違う人なのよね」
「そうでーす。イーロンさんとしては、ある程度信用できる、独立した立場の、複数のジャーナリストに内部情報を提供して、それらのジャーナリスト経由で情報を公開していく計画のよーでーす」
(なるほど。イーロンが自分でツイートするには限界があるし、信憑性にも疑問符が付く。第三者に公開させるのは、スマートやな)とトリサキは思った。
「この連続投稿で、ツイッターが[シャドウバン]をしていたことが明らかになりました」
「今夜は、3年生にも説明しなきゃだから、[シャドウバン]の定義からお願い」
「シャドウバンっていうのは、ソーシャルメディアの運営側が、気に食わないユーザーの投稿を他の人から見えないように設定し、アカウント凍結(バン)に近い状態に、こっそりと、することでーす」
「ありがとう。続けて」
「ツィッターは、シャドウバンをしていないと言い張ってきたのですが、やはり、やっていたのでーす。彼らの社内用語では[VF(Visibility Filtering)]と言います]
「さらに、興味深いのが下記です」とレベッカが続けた。
「上記の12番の投稿に書かれているのですが、SRT‐GETというチームが、特定のユーザーへのアクセスを制限するかどうかを決定していたのでーす。ところが、この社内の公式な組織とは別に、秘密グループのSIP‐PESがあり、最も重要で、センシティブな決定は、ここで為されていたのでーす(投稿13-14)」
「秘密グループ?」
「そうでーす。通常レベルの判断を超える判断が必要なケースは、ここで決定されていました。メンバーは、法務・ポリシー・信頼性の責任者(ヴィジャヤ・ガッデ氏)、信頼性および安全に関する グローバル責任者(ヨエル・ロス氏)、後任のCEOであるジャック・ドーシー氏、パラグ・アグラワル氏でーす」
「メンバーの名前も明らかにされちゃったのね」
「上記のロス氏がすっごく怒ったツイートしてました」
「怒ってる場合じゃないのに。単なる犯罪者のくせに・・・」
「さらに興味深いのが、ちょっと、話は飛びますが、このバリ氏の連続ツイート(ツイッター文書No.2)に続いて、NO.3がタイービ氏の投稿で開示されたのですが、その中の下記14番がこの秘密グループに関係あるとみられていまーす」
「えーと、例えば・・・GET(グローバル・エスカレーション・チーム)ね」
「そうでーす。話は複雑になりますが、シンプルに言うと、これらの秘密組織は、ツイッター内部に限られていませんでした」
「というと?」
「もっと、大がかりな仕組み(悪だくみ)の一部だったのでーす!」
「えー! そうなの? それは、どんな組織なの?」
「Election Integrity Project(EIP)でーす」
「EIP?」
「訳すと、選挙統合プロジェクト(EIP)、って感じでーす」
「なんか、怪しいわね」
「下記のゲートウェイ・パンデットの独占記事に書かれていまーす。どうも、これは、ディープ・ステートに繋がっている、と明らかにされそうな勢いなのでーす!」
「それは、すげーやん!」とトリサキは言った。
「ゲートウェイ・パンデットの記事によると、4つの属性の組織がEIPと協力して、悪だくみを行っていまーす」
「えーと、4つというのは、①政府、②非営利団体、③プラットフォーム企業、④大手メディアか」
「具体的には、下記がメンバーでーす。プラットフォームのところに、ツイッターもありまーす」
「そして、これらの4つの属性の組織がどのように協力して、巨大犯罪を行っていたのかという、模式図もありまーす。英語で分かりにくいと思いますが、現時点では、雰囲気を感じてくださーい。いずれ、詳しく分かってくるでしょーう」
「例えば、言論統制を行っていた首謀者の一人であるロス氏は、毎週、FBIなどの国家組織とミーティングしていたことが、タイービ氏の投稿20番で明らかになっています」
「さらに、もっと、興味深いのが、ペドリング(小児性愛・人身売買組織)との関連でーす!」
(!)
***以下次号***
なお、ツイッターの連続投稿は、Qリプトラベラーさんが、すでに全訳をしてくださっています! ぜひ、全文に目を通してみてください。これは、歴史的な文書です!
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