
双子妊娠のアレコレ
ハイリスク出産と言われている多胎妊娠。
実際に体験するまで全く知らなかった
双子妊娠のアレコレまとめました!
【双子には3種類ある】
①二絨毛膜二羊膜双胎(DD)
胎盤が二つ、赤ちゃんのお部屋も二つ
②一絨毛膜二羊膜双胎(MD)
胎盤が一つ、赤ちゃんのお部屋は二つ
③一絨毛膜一羊膜双胎(MM)
胎盤が一つ、赤ちゃんのお部屋は一つ
→我が子は二卵性。
二卵性の場合は①のDD双胎になります。
【双子妊婦には安定期は無い】
→マイナートラブル
妊娠中は、つわりをはじめとして
腰痛や疲れやすさ、便秘、過眠などの
マイナートラブルが起きやすくなります。
双子を妊娠した場合、
これらのマイナートラブルを
特に感じやすいというママが多いと言われています。
→バニシング・ツイン
バニシング・ツインとは、双子の1人が亡くなり
子宮に吸収されてしまう現象です。
なぜ起こるのか原因などは分かっていませんが、
初期流産と同じ位の確率で起こり、双胎妊娠の
10~15%の確率で起こると言われています。
→仰臥位低血圧症候群
仰臥位低血圧症候群とは、
妊娠後期に起こりやすい症状のひとつ。
大きくなったお腹の重みにより、下大動脈が
圧迫され血圧が下がってしまう症状です。
単胎妊娠でも起こりやすいものですが、
多胎妊娠では特に起こりやすいと言われています。横になる際にはあおむけにならず左側を下向きに
しておくなどの対策で予防することが可能です。
→早産
双子を妊娠した場合、早くからお腹が
大きくなることから早産しやすい傾向にあります。
また、妊娠高血圧症などを引き起こしやすいため、
母体と双子の状態をみて人工早産することも
少なくありません。
双子は早産しやすいものの、命に関わる程
早い段階で生まれてしまうケースは
そう多くありません。
書類上では正産期に入る37週より1日でも
早く生まれれば早産の扱いになりますが、
近い時期に産まれた分、体もしっかりと
出来上がって元気な産声をあげる双子も多いです。
→妊娠高血圧症候群
妊娠中に起こる高血圧が起因となる症状を
妊娠高血圧症候群と言います。
妊娠高血圧症候群になると、
子癇痙攣や常胎盤早期剥離などのママや赤ちゃんの生命を脅かす症状を誘発するリスクが高くなります。
双子を妊娠している場合は、
特に妊娠高血圧症候群を起こしやすいと
言われているため、栄養バランスの整った食事や
十分な水分補給などを心掛けて自己管理しましょう。
→胎児発育不全
双子の場合、単胎妊娠の赤ちゃんと比較すると
低体重で生まれてくるケースが多く、
適正に発育できないことがあります。
ただし、推定体重が標準より軽くても
心拍がしっかりしていて臓器や体の形成が順調に
進んで居れば問題はありません。
→胎児先天異常
胎児先天異常は生まれた時から体の欠損や
不具合などの異常が発生することです。
双子の場合6~7%の確率で起こり、
特に一絨毛膜双胎の双子に多く見られます。
私の場合、妊娠発覚する前から
食欲不振になり頭痛などのつわり症状が出始めて
それから良くなることはなく重症悪阻になり
1ヶ月程で体重が−8kg。ゲッソリでした。
栄養失調&貧血になり
料理してる時に倒れたこともありますし、
病院で吐き気どめと栄養の点滴を何回か打ちましたが
気持ち程度の良くなったかな?で効果は無し。
錠剤の吐き気どめを飲んでいても
食欲不振はずっと続き食べられない日々が続く。
あの時食べられてたもの…
ポカリスエット、醤油、餅、スイカくらい。
悪阻が終わったのは妊娠6ヶ月に入るあたりくらい。
もう悪阻というものは付き合っていくしかない、
終わるのをひたすら待つ、しかないです。
そして、今までに経験の無かった
甲状腺機能亢進症に患ってしまい
何もしてないのに動悸と息苦しさは常にありました。
これが結構辛かった。
いつバニシングツインが起こるか不安で不安で
毎日泣きながらも
次の健診まで「2人とも生きていてくれよ〜」と
つわりと戦いながら思ってた。
【双子出産の半分は早産】
双子出産の約50%が
35週から36週で出産となるそう。
赤ちゃんも、単胎妊娠より小さめで出てくるみたい。
【双子妊婦検診は2週に1度】
いろいろハイリスクなので、
妊婦検診は、毎回2週に1度。
もちろん、区からの妊婦検診助成券は足らず…。
検診にかかる時間も、
2人分をエコーで診るので長いです。
【双子妊婦の腹囲は100㎝】
単胎だとMAX90㎝くらい。
双子の場合、100㎝を超えることもあるらしい。
→私は余裕で100㎝超えました
子宮底長も単体より7センチ程度長くなることも。
そうなると胃を圧迫する。
→妊娠6ヶ月あたりで周りの人から
「臨月?」
「もうすぐ産まれるの?」
と聞かれるほどお腹が大きくなりました
こんな沢山リスクはあるけれど、
双子が自分のお腹の中に来てくれたという
ミラクル、特別感、使命感、
こんな小さい体で
お腹の中で2人いて狭いハズなのに
必死に生きようと頑張ってくれてるんだ!!
と思えば頑張ることができていました。
いつ何が起こっても冷静に対処できるように
双子を妊娠する際のリスクを把握しておくことが
大切だなと思います。