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歯医者さんに行こう!

初めましての方に向けて簡単に自己紹介をします

「心室中隔欠損を伴う肺動脈閉鎖」「部分肺静脈還流異常」という生まれつきの心臓病(先天性心疾患 以下CHD)をもつ19歳です。どのような疾患なのかは以下の''about me''で詳しく書いています。

タイトルにはこう書きましたが、歯医者さんがすっごく好きなわけではありません。

CHDの人が虫歯になって、それを放置しておくと、最悪死にます。

そんなわけないじゃんwと思いましたよね。わたしもそう思っていました。中3の夏までは。

中3の夏休み、毎年恒例の某こども病院への通院で、一枚のパンフレットと張り紙を見つけました。内容は、「CHDのあるみなさんは虫歯に気を付ける必要があります。虫歯などから、菌が心臓に行ってしまうと、大変なことになります」というような内容が書いてありました。(具体的にどのような言葉を使っていたかは覚えていないですがとにかく虫歯に気を付けるように、というような内容でした)

わたしはそこで初めて感染性心内膜炎というものの存在を知りました(遅い)

感染性心内膜炎とは?以下引用(閲覧日時 2021/8/1 22:05)


心臓の弁や、心膜の小さな傷や破損箇所に、例えば皮膚の切り傷にばい菌が付くように、血液に入ってきた細菌がくっついてしまって「巣」を作ってしまうことがまれにあります。こうした心臓の弁にくっついた細菌の「巣」は、長い時間にわたって熱を起こしたり、弁を壊してしまうこともあり、深刻な病状を引き起こします。こうした心臓の弁の感染症を、感染性心内膜炎と呼びます。

表1 基礎疾患とリスク分類(文献1より引用)

特に重篤な感染性心内膜炎を引き起こす可能性が高い心疾患で、予防が必要であると考えられる患者
生体弁、同種弁を含む人工弁置換患者
感染性心内膜炎の既往を有する患者
複雑性チアノーゼ性先天性心疾患(単心室、完全大血管転位、ファロー四徴症)
体循環系と肺循環系の短絡造設術を実施した患者
感染性心内膜炎を引き起こす可能性が高く予防が必要であると考えられる患者
ほとんどの先天性心疾患
後天性弁膜症
閉塞性肥大型心筋症
弁逆流を伴う僧帽弁逸脱
感染性心内膜炎を引き起こす可能性が必ずしも高いことは証明されていないが、予防を行う方が良いと思われる患者
人工ペースメーカあるいは植え込み型除細動器植え込み患者
長期にわたる中心静脈カテーテル留置患者

表2.感染性心内膜炎に合併する可能性があり注意が必要な処置

抜歯

扁桃腺切除術
内視鏡検査および内視鏡的治療
尿道ブジーや前立腺マッサージなど泌尿器科的処置
婦人科的処置

心内膜炎の症状

・突然の高熱(38.5℃~)・心拍数上昇・疲労・急速で広範囲にわたる心臓弁の損傷 など

心内膜炎になるとこのような症状が出たり、心臓弁が壊れてしまうので手術になる可能性もありますし、二か月くらい入院になります。(私はなったことがありませんが)

予防

虫歯にならないようにする

歯医者等で抜歯する前に抗生物質を飲む

なんというか、虫歯を作らないことがまずできることだと思います。虫歯の療をするときは、必ず心疾患があることを医師に伝え、抗生剤を飲むことが大事だと思います。 (飲まなくていい場合もあるようなので主治医に確認してみてください)

わたしは心内膜炎になるのが嫌なので、3ヶ月に1回ほど歯医者で定期検診に行って、虫歯の有無を確認したり、フッ素を塗ってもらったり、歯磨き指導をしてもらったりしています。予防は大事です!

以上、「歯医者さんに行こう!」でした!

naru


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