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またも完遂した

パートナーと口論になり、目的地へ行く前に引き返した。
私はすごく責められて、パートナーは相変わらず自分の非を無視して謝罪せず、またこうなんだ、と思い、でもパートナーのお金で生かして貰っているから何も言えずに黙って泣いた。

今回試みたのは、ビル7界からの転落と、OD。
ビルの階段を1段ずつ登って行く時、これが天国への階段なんだなと思った。
7階まで辿り着いた。持ってきた小さい台を置いて、そこから下を覗いてみた。
正直恐かった。落ちたら確実に死ぬだろうと思った。
何かやるべきことがあったか?通行人が割といるからぶつかったらどうしよう、と、言うのを言い訳に、怖くて落ちられなかった。
10分くらい、台に乗って下を見たり、通行人を見たりしながら、どうすればいいのか考えていた。
でも、この方法では死ねないと思った。勇気が無かった。
先日、戦慄かなのちゃんがODをした件を思い出した。
ODなら家で薬を飲んで横たわっていればそのまま死ねるかもしれない。
そう思って台を手に持ち帰宅した。
家を出る時に鍵を持たなかったのでマンションに入れなかった。
パートナーがちょうど私を探し回って帰ってきたところだった。
家に帰った。
すぐに冷蔵庫にあったビールを取り出し、処方されていた2週間分の薬をひたすらポチポチと出した。
山盛りの薬。
どれが何だか分からないが、全て飲んだら死なせてくれ、と思った。
最後に煙草を吸いたくなって、普段は絶対しないベランダで煙草を1本吸った。
今回は完全に死ぬだろうと思ったので、友達や世話になった人に連絡を入れた。
山盛りの薬を掴み取りして口に入れビールで流し込む。
これを何度も繰り返して全て飲みきった。
友達から電話が掛かってきていた。出なかった。
解剖の際に手間にならないよう服を脱いでキャミソールとパンツのまま布団に横たわった。
15時過ぎ。すぐに気を失った。

朝、6時半頃に目が覚めた。
目が覚めたことに驚いた。自分が死んでいないことに驚いた。
吐き気も頭痛も何も無い。あれだけの量を飲んでも何も無いのか。絶望した。
起き上がろうとしたら体が動かなかった。
頭は少しボーッとしていた。腕はゆっくりと動かせた。
LINEでパートナーに、目覚めたことを伝えた。
パートナーが来て、水を飲ませたり介抱してくれた。
私が部屋のドアを閉めていたので、心配ではあったが中の様子を見ようとは思わなかったらしい。
そんなもんだよな、と思った。
これで死んでいたら、いつ見つかったのかな。
でも、死んでいないので、無意味である。

暫く休んで、午後になりようやく起き上がれた。
二日酔いの日のような、少しぐるぐるした目と、バランスの取れない体。
何度も棚や壁にぶつかりながら移動した。

夜には普通に歩けた。
薬の効果がここまでで出てこないことが少し怖かった。
夕食はマックを食べた。普通に食べきれた。

翌朝7時。今。気分は良くも悪くもない。
自己肯定感がまた無くなったので、外見を気にすることや物欲が無くなった。
全てがどうでもいい。
死にたいのに死ねない。生物はそんなもんなんだな。
今日からまた、意味の無い日々を過ごす。
生きる意味を、使命をくれ。
誰か、私のことを求めてくれ。
そうでなきゃ、この世にいる意味がない。

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