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学園アイドルマスターに抱いている違和感

前置き

私はP歴10年。
ニコニコでアイマスの存在とキャラを何となく知り、ASとデレのアニメを何となく見ていて、デレステでハマった。
その後ミリシタ、シャニマス、ポップリンクスはリリースと同時に始め、SideMも少し齧っています。
学マスは設定・キャラ・曲は事前に知っていましたが、病気のためリリースから2~3ヶ月程経ってから始めました。
まだまだ新米Pなのでシナリオ全てを読んでいないしキャラの親愛度も上げられていません。
それでも入りで違和感と嫌悪を感じたのが初めてだったので整理を兼ねて記します。
不備や勘違いがあればご指摘ください。

本題

ここからは私が現在抱いている疑問や、嫌悪した部分について記します。

卒業する前に事務所に所属して仕事した方がいいのでは?

アイドルはナマモノ。
ダンスは特に体力のある内に磨きをかけた方が有利である。
そしてライブ等のパフォーマンスも体力がある内にガンガンやった方が良い。
年齢云々では無く、単純に「学園に通っている間に仕事が出来るレベルに達しているのであれば仕事をしてファンを獲得した方が良いのでは?」という疑問です。
アイドルとしての通過点は「事務所に所属して仕事をすること」なのに、学園内の一番を目指す為にレッスンをしたり、プロデュースを受けているのはおかしいのでは?
卒業を待たずとも、各々スカウトなり何なりで事務所に所属して、現実の兼業アイドルと同じように2足のわらじでやれば良いのでは?
というような疑問が生じています。

生徒会がアイドル科の生徒ばかり

普通科の生徒はどこにいっちゃったの?
生徒会の仕事をするとアイドル科の生徒はレッスンの時間が無くなり不利になるはず。
生徒会ツートップはそれを凌駕する程アイドルとしての能力が十分にあり、生徒会の仕事も普通科の生徒より有能であるのなら納得だが、それでもアイドルのパフォーマンスを極めたいのであれば生徒会にわざわざ入る必要が無いと思う。
十王星南の実装記念イベントでも、生徒会をアイドル科の生徒で埋めつくそうとしているが、普通科の生徒はそれでいいのか?生徒会の仕事を何だと思ってるのか?
生徒会に入っていると大学入試で有利に働くので、普通科の生徒ほど生徒会に入りたいのではないか?
アイドル科の都合のいいように学園がグチャグチャしていっている気がします。

手毬の体重イジり

これは重罪です。
現実問題としてアイドルの過半数が精神疾患になっており、その原因の一つに体型に関する批判が含まれており、拒食症になる人も多数います。
手毬の場合は体型ではなく体重に言及されていますが、それをダイエットと称していること、藤田ことねが手毬にダイエットイジりをしていること等完全にアウトです。
現に手毬は食事を抜くことで減量しようとしていたので、それを煽るようなやり取りは同じようにダイエット中のユーザーも傷つきます。私は傷つきました。
また、ゲーム内のように女子同士で体重やダイエットについてイジり合う事は現実では絶対に有り得ません。
これはいくら性格の悪い女子でも、完全にイジメ目的でない限り友人に体型や体重について言及することはありません。
これはかなり深刻な事だと私は思っています。

千奈の最下位への執着

試験で合格した時、千奈は「脱・最下位」であることに激しく喜んでいました。
最下位を脱したということは、最下位になった人がいるということ。
それを想像せず、試験終了直後の控え室でそのことを喜んでいるのは、配慮に欠けており、一緒に喜べませんでした。

ことねの動機と目指すものが合っていない

ゴルラで東京ドームに立つアイドルを見て「アイドルはお金持ち」というイメージがついたことが描かれていましたが、小学生の内ならまだしも、中学・高校と進むにつれ社会の構造が見えてきて「アイドルでお金持ちになるのは難しい」と分かってくるのではないでしょうか。
なりたい職業ランキングで小学生の上位にYouTuberがあっても、中学生になると消えるのと同じです。
初星学園は明らかに公立では無いので授業料や寮費も掛かり、むしろ家計を圧迫しているはずです。
現にことねはアルバイトをしすぎてレッスンを疎かにしており、完全に目標を見失って滑車を走るハムスターのようになっています。
また、アイドルがお金持ちになれるのか?については、歌って踊るだけではまずなれません。バラエティやドラマ、映画、CMに出たり化粧品やアパレルブランド、企業コラボ商品の販売などほぼタレントのように幅広く仕事をしないとお金持ちにはなれません。
曲が大ヒットすれば印税が入るかもしれませんが、それはアイドルだけではなく作曲家の力にもよるので、YouTuberと同じく博打レベルだと思います。

ことねがファンを金として見ている

四コマ漫画でお金をファンに見立ててやる気をだす話がありましたが、私としては「ファンを金だと思っている」と嫌悪を感じました。
日常的にステージの費用などあらゆる物の金額を想像している為、実際にファンと触れ合う際に「この人は〇〇円使ってくれている」「この人は〇〇円しか使ってない」と想像するのではないでしょうか。
これは仮定ですが、そう思ってしまわざるを得ない設定です。
私の尊敬するアイドルは、「アイドルをバイト感覚でやったりお金目的だけでやる人は軽蔑する」と言っていました。
現実にアイドルをしている人への侮辱にもなりかねない設定や言動が多々あると思っています。

学園で一番になることがアイドルの目標?

学マスのアイドルはプリマステラ(学園1位)になることを目指しています。
しかし、それは学園内での順位であって、アイドルとしての外の世界とは関係ありません。
それなのにそこをゴールとしてプロデュースするというのはゲーム設定としてどうなのでしょうか。
他タイトルのアイドルは外の世界で仕事やライブをしており、外の世界にファンが沢山います。
しかし、学マスは全て学園内で完結してしまっているので、他タイトルとのコラボも「無所属の高校生が外で活躍しているアイドルと一緒に居る」図になってしまって何だか違うように思います。
そもそもアイドルには明確な判定基準が無いので勝ち負けは存在しません。
現実世界でいうTIFのようなファン数が多くないと出られないステージはありますが、そこに出られなくともアイドルとして負けとはなりません。
目標としてTIF、ワンマン、武道館、東京ドーム、ワールドツアーなど活躍の場を広げることはあるかもしれませんが、誰かに勝つという目標はあまりにも抽象的で浅はかだと思います。

そもそもトップアイドルとは?

これは十王星南のコミュでも触れているようですが、やはり学園生のイメージする「トップアイドル」は「プリマステラ」なのか?ということが気になります。
そもそもトップアイドルとは?というのはアイマス全体での疑問です。
ゲーム的には「ファン数が1番多い人」となっていますが、現実的には「誰もが誰かにとってのトップアイドル」であると思っています。
例え固定客が3人しかいなくても、アリーナを埋められる程いても、「誰かにとってのトップ」になるのは平等にチャンスがあります。
「誰かにとっての75点でも、誰かにとっての120点」というのはドンキホーテの商品戦略ですが、アイドルもまた同じで、その人らしくいれば刺さる人がいるというのが私の見解です。
どんなにファンがいても、誰かにとっての1番になれないことに苦悩しているアイドルを沢山見ています。
そのあたりはどう考えられているのか知りたいです。

おまけ  学園にある巨大ステージ

完全に学園生が使うためだけに巨大なステージを作っていますが、維持費が馬鹿にならないだろうし、普通科よりアイドル科に金かけすぎだよ!学園長も星南ちゃんと同じで職権濫用しすぎだよ!普通科の生徒も払っているお金をアイドル科に使いすぎだよ!とパンフレットを見ながら思いましたとさ。

追記:もしかして学マスはSF?

他タイトルは現実に寄せようとしていて、アイマス全体の方針としても現実にアイドルを溶け込ませたりPRしようとしていますが、学マスは全く別次元のSF設定だからそこには入らないとか…?
とすると他タイトルのアイドルとの共演や現実世界でのPRは不自然になりますが、果たしてどう考えられているのだろうか…。

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