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色々あってホテルでリモートワークした話
私の所属する会社の開発チームでは、リモートワーカーが全体の7割超えで、私もリモートワークで日々業務に参加している一人です。
業務中は、常にSlackで通話をしながら仕事をしていますので、周囲の騒音は少ないにかぎります。
自宅からのリモートワークは通勤も無く、自宅ということもあり基本的にストレスフリーです。最高です。非の打ちどころのない働き方といっても過言ではないでしょう。
ところが、あることをきっかけに自宅の外壁工事を行うことになりました。
はい、外壁塗装ではなく外壁全交換工事です。
ある程度騒音があることはこの時点で予測できますね。
ですが自宅が大好きな私はまずは様子見とばかりに、いつもの自室で仕事をしてみたました。
時々トントンカンカン聞こえるものの、チームにマイク越しでうるさくないか確認してもそれほどでもなさそうです。
使用していたヘッドセットのノイズキャンセリングも意外と効いている様で、これならいける!!と思っておりました…。
実は初日は外壁付近に設置されているエアコンの室外機移動と、エコキュートの移動などがメインで、こちらはそれほど音が出ない作業だったのです。
2日目は外壁の装飾を外したり、外壁間のパッキンを外したりとこちらもほとんど音がしない作業のようでした。
工事は3日目からが本番だった
最早地響きというかなんというか、外壁を剥がすためにインパクトドリルやらハンマーやらで、最早ヘッドセットの音量を最大にしてもチームメンバーが何をしゃべっているのかわかりません(笑)
しかも時々5~6人の掛け声「せーのっ!せいやぁあ!!」とか聞こえてきます。
当然こちらの工事音もメンバーには筒抜けで、大変迷惑をかけたような気がします。通話中に何度マイクをミュートにしたのかわからないほどです。
「これはもう無理だな」と判断し、すぐにビジネスホテルの予約を取ったのでした。
ホテルでの仕事ってなんかカッコいいよね。
そう思っていた時が私にもありました....。
それこそ前日からワックワクしながらモニター、ノートPC、おやつを準備し、当日それらを持ち込んでウッキウキでチェックインを済ませました。
部屋に入り、モニター・ノートPCを設置していざ仕事をし始めると…
・椅子が固くておしり痛い
・エアコン付けてもなんか寒い
・モニターが1台+ノートPCのモニターしかないのが辛い
・机が狭い
・おやつが無くなってテンションダウン
開始2時間で辛みを覚え始めます。
そしてお昼はコンビニへお弁当を買いに行きました。
そこそこ遠い・・・。
普段からリモートワークで運動不足になっていたのでここは前向きに頑張れたんですが、環境が変わるってとてもストレスなんですね。終業時間になるころにはなんだかどっと疲れてしまいました。
コロナもあって大浴場も使う気になれないし、もうそれなら自宅で入った方が気が楽だし…なんて考えつつ、自宅へと帰りました。
※子供のお世話などもあるため、自宅に帰らざるを得ない。
翌日は、ホテル初日の経験をもとに
・ひざ掛け
・(椅子に敷く)クッション
を持って自宅を後にしました。
またお昼でコンビニ行くのも面倒なので途中24時間営業の西友でお弁当を買っていきました。
とても楽しみにしていた朝食バイキングに行ってみました。
ホテルの朝食ってなんか嬉しいですよね。
お昼も出たらいいのに。
作業環境が少しカイゼンされてやる気が出始めるが
クッションとひざ掛けのおかげもあって前日よりは快適に仕事ができた気がします。
ただ、慣れない環境もあり効率はダダ落ちでした。
というのも、普段は4Kモニタ+ノートPCのモニタで作業しています。
今回はFHDモニタx1 + ノートPCのモニタでワークスペースの狭さで普段見渡せていた各種情報がウィンドウを切り替えないと見渡せないのです...。
こうした作業環境の変化は非常に大きな壁となりました。
私の脳は、画面に表示されたものを確認しながら作業を行うように最適化されているので、ウィンドウの切り替えが多いとそれだけでストレスを感じます。
個人的な感想としては、効率が3割以上落ちた気がします。
そんなこんなで約2週間の工事を終え、無事に自宅で作業できるようになりました。
作業環境が仕事の効率に及ぼす影響を痛いほど感じました。
一度環境の水準を上げてしまうと、なかなか簡単には落とせないものですね。かといって機材をそのために買うのも難しく、なかなか考え物です。
期間限定だと割り切れればまぁ、、、というところはありますが、正直もうおなかイッパイです。
ただ、気分転換になったのは事実ですし、コロナ禍とはいえ同じような事情によりホテル勤務を余儀なくされる方もいらっしゃるでしょう。
そんな方に少しでも役立つ情報になればと思い、本記事を作成しました。
結論
周辺機器的な作業環境大事。超大事。特にモニター。
なるべく普段の作業環境と同じになるようにするべきと感じました。
空調があるからと侮っていると底冷えしてツライ。
寒い時期はひざ掛けなどを持ち込みましょう。
暑い時は・・・まぁその時に考えましょ。
フロントのお姉さんとても優しかった。ありがとうございました。
ちょっとした雑談でもやる気がでて吉。これは引きこもり在宅ワーカーには新発見だった(今更
朝食バイキングはいい。ただし、テンション上がって食べ過ぎると効率が落ちるのと不健康に直結なのでバランスが大事。
お昼などの出費がそこそこ痛い。
在宅ワーカーで基本自炊だと結構効く金額になるので注意。
ネットワークトラブル多し。
ホテルの仕様なのかは不明だけど、WiFiが結構な頻度で切れてストレス。かといってモバイルルーターでも限界があるのでここは妥協。