#205 ソーラン回想録 本祭一次審査⑤ブロック(第33回YOSAKOIソーラン祭り)
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占いを信じる時は、それ以上に自分を信じろ
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<TOP画像 photo by たかし@光速の豚 様>
よさこい界には様々な属性の人が関わっていますよね。振付家、作曲家といった作品をクリエイトする人達、チームを運営するスタッフ、参加する踊り子、観る専門の観客、カメラマン、そして祭りを運営する実行委員…。
それぞれの目線から見る祭りの姿は違って見えると思います。その属性の数だけ目指す理想の形があると思います。それが一致するのは難しい事ですが、少し想像力を広げて、お互いにとってより魅力的な空間を共に創り上げようと考えれば、もっと楽しめる景色が見えたりするんじゃないですかね?
なんやかんや言ってますが、今回もやっていきたいと思います。前回の回想録、本祭一次審査④ブロック編はこちらからご覧ください。
昨年度ファイナル進出チームが3つも競合し、今回の死のブロックと言われた注目の⑤ブロックです。
それではどうぞ!
<⑤ブロック> 北パレード 13:40~15:10
燦-SUN-
幸輝
[Sin]
石狩流星海
グラフィックホールディングス presents 倭奏
大雪風神会
新琴似天舞龍神
遖
YOSAKOIソーランチーム傾徒
東京理科大学Yosakoiソーラン部
JCB・夢翔舞
今回の1位予想で完全真っ二つに分かれたこのブロックでしたが軍配は天舞に上がりました!本祭審査前半戦では工藤氏がTOP!以下こた氏、D氏と続いていきます。中々いい勝負になっている感じです☆
<新琴似天舞龍神>
毎年の事ですが御三家フィールドとでも言うんですかね、桟敷席が応援で埋まるのはもちろんのこと、登場だけで拍手で迎え入られる独特の空気感も含めて演舞の一つというか、上空から見ても美しい隊列移動と波打つ編み傘の群舞、豪奢な和装姿、これぞソーランだと思わせる様式美は必見の一言。
<グラフィックホールディングス presents 倭奏>
爆音暴力団(笑)は今年も健在。昨年以上の人数、和楽器、大旗とボリュームUPしてましたね。楽器が売りですが実は踊りも相当激しい作品であり、衣装には今までの作品カラーをあしらった虹色のカラーリングがとても鮮やかで可愛い。締めのジャンプキメがまさにLIVE!って感じでしたね。
<JCB・夢翔舞>
今年は黒めのシックな衣装でありながら、随所に登場する小道具がコントラストで見栄えが際立つ仕掛けになってますね。背中のラインも群舞で効果的に使われて、色鮮やかな全員傘のグラデーションで目を喜ばせながら、いつものノリノリなお祭り節もそのままに楽しめる、これぞ夢翔舞な作品!
<石狩流星海>
バサラ瑞浪同様、こちらのチームもやはりソーラン来たからには見ておきたい老舗のチームの一つ。ファミリー3世代でそれぞれの良さを活かして作られる、道外の人間が感じる一番オーソドックスなこれぞ「ソーラン節」という印象です。大変な事も多いでしょうが、ぜひとも続けて欲しいです。
上記以外にも気になったチームをいくつかコメント。
<燦-SUN->
ダンスとしての激しさとノリの良さ、明るい衣装と美しさ、鳴子もしっかり響かせて、お客さんをノセるのも上手…と、全方位にスキがなく、これで人数が100人近かったら中々太刀打ちできるチームはないと思います。近い内にファイナル常連の一席は東京枠で埋まる日が来るかも?
<遖>
衣装から幕から全て賑やかで豪奢なデザインでしたね!そして踊り子よりも多いのでは?と思わせる重厚な管楽器隊。踊り自体はキメ処とノセ処が交互にやってくる賑やかな振りで、踊り子達のイキイキとした笑顔が輝いて、これぞお祭り!的なめでたい感じがします☆まさに「あっぱれ!」
強豪が集った時間帯になりましたが、結果としては御三家が地力の強さを見せつけた⑤ブロックでした。
さてここまでとりあえず本祭審査編、前半まで振り返ってみました。ここまでの内容でも今年は例年以上に非常に気合の入った作品が多かった気がしますね!
回想録はまだまだ続くのですが、次回はインターバルとしてどまつりのことでもやろうかと思ってま・・・したが、昨年までと違いガイダンス直後に演舞スケジュールの公開が無かったので、次回も引き続きソーラン回想録です!
つづく!