#24 日本最高峰の奇祭・バサカニ
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他の事なんかどうなってもいい
負けても、挫けても、逃げてもいい
だけど
自分のことだけは自分で決めろ
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年末ですね。年末といえばバサカニですね。
↑資料が古い‥‥(笑)
バサカニを知っている人なら
「そだね」
と、時候の挨拶くらい普通のリアクションがあると思いますが、知らない人が聞いたら
「は?」
となることでしょう‥‥。
そのくらいバサカニを「識っている」と「識らない」では、明確な人間味の差が生まれます。‥‥よくも、悪くも。
識っていれば人生の楽しみの幅が1つ広がりますが、識らなければそれはそれで、真っ当な人生を歩めるという(笑)
そんなよさこい界が日本に誇る天下の奇祭、バサカニこと「バサラカーニバル」の話。
1.バサカニとは?
全国のよさこい仲間のみなさん、今年も一年大変お世話になりありがとうございました。恒例の踊り納めイベント・バサラカーニバル、今年も瑞浪の地から全国各地に元気を発信しましょう。ぜひ、今年最後の大乱舞を楽しみにおでかけくださいませ♪
※バサラ瑞浪公式サイト内 バサカニ2019の募集要項より
です。
もう少し補足すると、全国各地で行われる市や商店街主催のイベントと同様に、その中でもよさこいチーム演舞がその主軸となっている催しです。開催時期が年末の12月中~下旬ということで、一年の締めくくり的な位置付けなっているお祭りです。
年末と言えば忘年会。会社勤めした方なら経験があるかと思いますが
忘年会と言えばお座敷に料理とお酒、そして新人や有志による余興など…
その「忘年会の余興」的なテイストが、元々は普通のよさこい演舞イベントだったバサカニに少しずつ侵食し今では「コスプレ」と「オリジナル企画」が最大規模で開催されるイベントとなってしまいました(笑)
少し、その歴史を紐解いていきます。
2.コスプレの発端
↑ちょっとわかりやすい写真がなかったですが最初はこの程度、ちょっとサンタの服を羽織ったり頭にポンポンつけたりと、岐阜県可児市のZACさんよりやや地味なくらい(笑)の仮装でした。
それが今となっては‥‥
↑この有様です(笑)
もはやどこぞのコミケやコスイベと比べても遜色ないレベル。日本の本家コスイベのレベルアップと同等の速度でバサカニも進化を遂げていったということでしょうね‥‥
一説によるとこの本格コスプレの先駆けは初期のバサカニに参加していた夜宵さんだとか(当時の代表談) 今も昔もイケイケ若者チーム(死後w)だし、こっち系には進んでノっていった流れが解る気がしますね。
軽い気持ちのその場ノリが歴史を作る、わかりやすいサンプル。
3.オリジナル企画の発端
こちらも当時はビンゴ大会、全国総踊りメドレーなど、まぁよさこいイベントではありそうな企画だったのですが、現在では
・バサカニ限定演舞(バサカニ初出、及び限定編成の演舞)
・ダンスアンモナイト(即興フリーダンスバトル)
・コスコレ(そのまんまコスプレコンテスト)
・U-15大会(演舞人数上限15人でのコンテスト)
などなど、ここでしかない企画の目白押し。
しかも元々1日のみのイベントだったバサカニも2004年から前夜祭を含めた2日間開催になり、去年の主催者発表では全国260チーム、参加人数12,000人というそこらのよさこい祭りを遥かに凌駕する規模のイベント成長しました。
その中でも、バサカニの象徴的な企画と言えば「限定演舞」
学生チームは過去の演舞でエントリーしたり、アニメや流行歌に振りをつけた余興的なダンス、色んなチームが合同で作ったオリジナル演舞など、通常のよさこい系お祭りではエントリーできないような作品が踊れる、見れるというのが一番の楽しみになっています。
(まぁ通常のよさこいでダメってわけじゃないんですけど)
この流れは2001年に「逢聚2001」というチームが、1999年の演舞をバサカニ限定で過去作品のリメイクを発表し、2002年に「partytime!?」という企画ユニットが、バサカニ限定のメンバー編成で一回だけの演舞をしたのが始まりと言われています。
というか、発起人だったのでそう主張しています(笑)少なくとも「バサカニ限定」という単語をマイクで発声したのは間違いなく初めてだったはず‥‥。
てなわけで、次回はこのバサカニ限定企画の祖と言われる(勝手に言っているw)
「逢聚2001」及び「partytime!?」、その後の「partytime-EXTRA!!」と「partytime-Final Impact!!!」について
バサカニ限定企画を駆け抜けた4年間の軌跡を語っていきたいと思います。
興味ある人は、興味ある話(笑)