#33 最期の一撃!!!
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ハッピーバレンタイン!イヴ!
という言葉が生まれたっていい
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既にバサカニの季節から2か月が過ぎ、タイミング的にも内容的にも「今更?」感が半端ない記事になってしまう事をお許し下さい(笑)
まぁそもそも読んでくれる方がそれほどいるわけでもないので、そこまでプレッシャーは感じてはいませんが(笑)
とはいえ2021年になった途端に本来の目的であった「発信」をできずに、またバサカニ4年間の記憶の回想も、最終年だけ未筆の状態というのも寝覚めが悪いという話で。
故に、完全なる自己満足の為にこの記事を執筆する次第です。
バサカニ企画チーム振り返り最終年。限られた方々のみに懐かしい、輝ける想い出の戯言遊びにお付き合い頂ければ・・・orz
ちなみに前回の記事はこちらになります↓↓
【2004年「Partytime-Final Impact!!!」】
まずはこちらをお聞きください↓↓
「一人よ~り二人がいいさ、二人よ~り三人が、いい~♪」
このフレーズは皆様ご存じ太陽戦隊サンバルカンのEDテーマの一節ですが、この言葉よりインスピレーションを得、3年目のpartytimeは「チーム戦」という事になりました。
余談ですがサンバルカンって前作と同じ世界線(デンジマンのボスが復活してレギュラー出演する)とか、男性のみ3人編成だったり、今でも戦隊史上唯一の設定が多いんですよね。レッドが番組途中NASAに転勤したり・・・(笑)
・演舞作品
【Partytimeだよ、全員集合!2004年冬の大運動会スペシャル☆in瑞浪】
Partytime史上、最も長い作品テーマです(笑)
2002、2003年と藤北作品を拝借して演舞をしていましたが、最終年のみ方向性が変わりましたΣ(・□・;)この年はみちよさ遠征チームとして北海道の学生を中心に1998~2000年まで活動していた「BOTCH~3rd Aventure~」2000年度作品「秋の大運動会」を演舞させて貰いました。
この作品は2000年みちよさで見せて貰ったのですが、みちよさの開催時期と言えば10月、10月と言えばの運動会という、意外な視点での季節感の一致、何よりメンバーが心から楽しんで踊ってる姿に感銘を受けたのを覚えています。
黎明期のよさこい界で、新設のHIPHOPチームが数人、普段着で演舞する光景などはよく見ることがありましたが、100人越えのパーカー&ジャージ姿の集団というのは異様であり、圧巻でしたね☆
しかもタグまでチームロゴが入っているというこだわりぶり(演舞では全く見える事がないというのにw)
当時のBOTCHに参加していたメンバーが仕事都合で近くへ越してきたということもあり、その人を通じて代表さんに連絡を取らせて頂いて、この企画が実現しました☆その節は面識も無かったというのに(笑)
またまた余談ですが、それから3年後の2007年のBOTCH10周年企画で初めてその時のお礼を面直でいう事が出来ました。それも早や14年前の出来事と思うと時間の流れの速さを感じますね‥‥
・本家をインスパイアした企画の数々
今回は演舞をお借りしたBOTCHメンバーがスタッフに加わって頂いたという事もあって、いくつかの方向性を本家がやっていたものと同様に、Partytime風にアレンジして踏襲しました。
【チーム分け】
本家は赤組・白組で全体を2分割し、更にその中で4つのチームに分けていましたが、Partytime32人しかいないので8人1チームとした4チーム編成で、それぞれ青組、白組、桃組、黄組と分けました。
その際、あらかじめ4チームのキャプテンになっていたスタッフが答えておいた、10件のアンケートを行い、回答の一致率の高さでメンバーを振り分けました。
例えば、Q「瑞浪のイメージは?」に対しての答えが「1.カミナリ」「2.山奥」「3.かつ丼」「4.十六銀行」とあった場合(どんな選択肢だw)そのどれかが各チームキャプテンと同じ答えになっており、10件の問いの中で同じ回答が多いメンバーを中心に編成していくというスタイルです。
これで似たような発想・センスを持ったメンバーが揃う事により、必然的にチーム毎の個性がかなり差別化されることになりました。前日合宿でチーム対抗ゲームとかしましたが、ノリが皆違っていて、とても楽しかったです☆
【演舞衣装】
これも本家にならってパーカー&ジャージの装いにしました☆違う部分は本家は全員同じ色でしたがpartytimeはチーム毎にカラー分けした4色のパーカー(下ジャージは自由)もちろんチームオリジナルロゴ入りを制作しました。
改めて言いますがバサカニは1日1回こっきりの演舞です(笑)
バサカニの風潮である「仮装」を裏切る形からの「正装」、自らが創ったスタイルを昇華させる形の「晴れ姿」ときて、ついに最後は「普段着」という形になりました。
これもやはり当時のバサカニ参加チームとしては異色だったと思います。派手な連中を探してたファンの方々からは見つけ辛かったという苦情も(笑)
・そして始まる前夜祭
今でこそ二日間開催が定着したバサカニですが、前夜祭が開催されたのはこの年から。場所も駅前ではなく、そこから少し離れた瑞浪市の体育館で行われました。とはいえ前日から来ているチームなんて地元チームを除けば我々くらいなので、ホストのMAIYAさんと数チームによる演舞披露会、って感じの企画だったと思います。全然関係ないですが、あの日見た郡上一喜さんの「郡上一喜でラリアート(多分こんな名前だったはず)」が、未だに忘れられません(解る人にはわかる話w)
・曖昧模糊な本祭と、新しい波
昔の話だから記憶が曖昧、というのもありますが、この年に限って本祭の数日前にめちゃくちゃ体調崩しまして、病院で「念の為、加療入院されてはいかがですか」と言われてたのですが、「数日後に極寒の家で夜明かしした後にお祭りで踊るので‥‥」とは、とても言えず(笑)結局あーだこーだ言ってメンバーにも特に何も伝えないままに本番を迎えたような気がします。
不思議といつもより高く跳び、キレもすごく良かった様に感じましたが「これ、曲終わったと同時に死ぬのかな?」とか思いましたが、今も無事に生き続けています。当時は失敗や無茶をかっこいいと思ってやってましたね・・・いやはや若い若いw
この年は昨年度頂いた賞を再び戴く事はできなかったのですが、この頃から演舞というよりは演劇?みたいな「踊る」という概念すら越えてくるチーム(長い人?とかいう名前だったような‥‥)が出てきたり、祭り戦隊、のりのり団、学生か!?など、後に長くバサカニの名物チームになる新しい企画集団が次々と誕生し始め、バサカニにおける「限定チーム演舞」というシステムが定着してきたと思いました。その背反として、仕方ないことですが限定チームの新しさ・斬新さ、というものは徐々に薄れてきたのかな~と、個人的には感じていましたね。
お祭り全体の発展から見ればもちろん良いことなんですけど。
・現在、個人的に思う事
今をもってまだバサカニはたくさんの限定チーム演舞を可能とする祭りとなっており、当時の我々以上に長い時間とエネルギーを注いでバサカニに懸けているチーム、遠く北海道や関西から遠征してくるアツイ方々、受け皿となっている瑞浪の皆様方の心の広さで成り立っているのはもちろんですが、実に個性豊かな、奇抜に富んだ唯一無二のお祭りとして成長しています。
いや、そんなに好きなら通年でそのチームやればいいのになーと思うんですけどね。バサカニのバラエティの豊かさに反比例するかのように、ソーランやどまつりの様な大きい祭り程、同じような演舞のチームが多くて、個性が平準化されている様に感じているのですが。
もちろん人数や規模、派手さはすごいんですけどね。なんかもう少し方向性が振り切っちゃってるようなイカれた(笑)チームが少しは出てきてくれたら、観る側としても楽しいのですけれどね。
それとも通年真面目に踊るからこその反動として、ぶっ飛んだ企画ができるバサカニなんでしょうかね?
・「お開きの時間となってしまいました」
というわけで(どういうわけで?)2001年から続いたバサカニ限定企画、逢聚2001~Partytime!?~Partytime-EXTRA!!~Partytime-Final Impact!!!は4年目の2004年を持って活動を終了する運びになりました。
今思えば、4年なんてあっという間(しかもバサカニしか活動してないし)の時でしたが、当時の自分からすると、多くの時間をこの企画に注いでいたと感じていた様です。
年を重ね、経験を積むことで新しい発見や出会いが生まれることはもちろんですが、初年度の頃とメンバーも変わり、強く踊りたい!思う踊りも全てやりきってしまっていたので、この時点で十分な達成感を感じていました。
そしてこのPartytimeで生まれたネットワーク、経験を活かして、いよいよ昔からの願いだった通年活動のみちよさチーム「Wish」を結成する流れとなっていくのです(チーム立ち上げ宣言も、この日の打ち上げで行いました)
個人としてより深く、長くエネルギーを注いだのはその後の「Wish」としての5年間というのは間違いありません(次点で、機会があったら記事にしようと思っている「Eden」と「大須笑店街☆21」)
Partytimeは、今でも当時関わった人達には楽しかった記憶として語り継いで貰えるものとなっていますし、今でもまたやろうよ!と言ってくれる人もいます。4年間で楽しい時間だけを凝縮して鮮度良く(笑)保存した結果かな?と。「後悔禁止!二度寝厳禁!!」という言葉も生まれました。
たった一回の演舞に全てを懸けるという事に夢中になった時間。
失敗を恐れるよりも、楽しい事をやりたい!というエネルギーが、そのまま行動に変わっていました。それから時と共に、どんどんリスクを考える様になり、行動に移すのに時間がかかるようになりました。
そして更に時が流れ、今ではリスクを負っても、リカバリーできるから大丈夫だろう、と考えられる様にまでなりました☆
楽しい時間はあっという間。でもその時間があるから頑張っていける日々があるとも思う昨今。いや~バサカニって本当に素晴らしいお祭りです。
今年度はぜひオフラインで開催される事を祈念しつつ、この冗長なバサカニ企画振り返りを締めたいと思います。
ご高覧ありがというございました。
※’22/11/26修正しました。