#178 テレどまつり回想録 一次審査Lグループ
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尊厳が無くとも
飯が食えれば
人は生きられる
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今年多くのお祭りが4年振りの通常開催を迎え、演舞をリアルで見られる機会がすっかりと戻った昨今ですが、こうなってみるとまた映像でしかできない表現・演出の素晴らしさが再確認できますよね。よさこい演舞による史上最高の映像作品!というのも見てみたい気がします。とはいえ練習や地域のお祭り参加と並行しながらの制作というのも難しいとは承知してますが。
なんとか通常活動に支障をきたさないルール内で、リアル事情・忖度無しで頂上決戦できるような企画がないものですかねぇ。
無い物ねだりも挟みつつ、少しずつゴールが見えてきた様な気もするテレどま回想編。
前回の回想録はこちらからご覧ください。
【第24回にっぽんど真ん中祭り テレどまつり一次審査 Lグループ】
心纏い
学生よさこいチーム粋恋
浜松学生連 鰻陀羅
渚一世風美
よさこい匠
京都産業大学学生寮チーム むすびのかみ
朝霞和樂
桐ヶ丘どっこいしょ
Well来夢・平田
藤・北大&ホンダカーズ北海道
豊明乱舞
関学よさこい連 炎流
宮崎県よさこい連絡協議会
長野県看護大学よさこいサークル鼓魂
名古屋SPIDERS
夢色歌留多
安定したエンタメ作品クオリティを誇った関学よさこい連 炎流が文句なしの出来栄えで2年連続ファイナルへ。対照的に静謐な作品性を見せた心纏いが2位という結果になりました。3位にはリアルでも数々の結果を残している浜松学生連 鰻陀羅、4位には昨年の作品がとても好評だった豊明乱舞が入りました。
・関学よさこい連 炎流
競馬場というテーマからして非常に映像向きだったのに加え、躍動感ある演舞と実際の競争を融合させる演出が面白味を増しています。冒頭とラストに見切れる諭吉がエッジの効いたアクセントに(笑)炎流の馬にハズレなし!
・心纏い
映像から受ける印象は衣装のカラフルさと若宮八幡社の落ち着いた色合いのコントラスト、派手ではないが力強さと慎ましさを感じる踊りと楽曲で、ひとつの完成されたMVを観てる様な印象。オンリーワンは強い。
・浜松学生連 鰻陀羅
テーマに関連する名所・旧跡での映像が踊りとマッチしてさらに迫力あるものに昇華していますね。場面展開の切り替えと演舞の動きがリンクしているのがとてもカッコ良く秀逸。最後は現代の青い空へ繋がる構成も◎
・豊明乱舞
今年も冒頭からがっつり市長が出演し地域との連携を強く印象付ける作品。古戦場の武者達が明るく楽しくラブ&ピースを歌うのは斬新な演出ですね。注釈テロップのシン・ゴジラ感すごいけどヴォーカルは南蛮式歌姫ちゃうやろ(笑)
上位入賞チーム以外にもいくつかコメントしておきたいと思います。
・藤・北大&ホンダカーズ北海道
三年越しのお披露目になった大怪盗GOLDでの西八メイン演舞撮り下ろし。遠目で見ても衣装バリエーションの豊かさや構成変化が解って見応えある作品。もう少し近距離か解像度が良ければ嬉しかったですね( ̄▽ ̄;)
・名古屋SPIDERS
今年すっかりどまつり名物チームの地位を得た男子チアチーム。最初のハイジャンプでがっつりハートを掴むと、後は鉄板構成と銘打って披露されるアクロバティックな演技に見入ってる内に映像が終わってしまいますね☆
・京都産業大学学生寮チーム むすびのかみ
北海道勢がソーランの映像なら、京都勢はさくよさの演舞映像総集編ですね☆Jazzってシュビドゥバのノリノリで楽しい演舞が近距離で、しかも歌詞字幕付きで1曲楽しめる、ファンにはうれしい映像作品になってます。
・Well来夢・平田
準備から終わりまでしっかりと練り込まれた「平田の夏祭り」を余すとこなく楽しめる、ノスタルジックな地域感・お祭り感100%映像作品。「編集をシンプルにしました」という冒頭の文言に騙されてはいけない(笑)
チームにはそれぞれ個性があって、パワー系の踊りが得意なチームもあれば可愛い演出が得意なチームもあるし、コミカルなテーマを好んで作品を作るチームも、それぞれやりたいことやってるのがどまつりの良い所です。
それを映像に落とし込んだ時に、相性の良し悪しというのはあると思いますが、アイデア次第で如何様にもその長所を伸ばした演出が可能なのが面白い所ですね。この分野は続ける程に無限の可能性が広がっていくでしょうね。
最後にこのグループの演舞動画リンクを載せておきます。
(リンクが見つけられたチームのみ)
つづく
まだまだ何かをサポートして頂ける様な大層な書き手じゃないのでサポートなんて恐れ多くてとてもとても…>゜))))彡