BETアワード2015 P.ディディのパフォーマンスについて
三度の飯よりアワードが好きなわたし。
アワードでのお気に入りのライブパフォーマンスはもちろんたくさんある。
最近でいうと、昨年のVMAのオープニングにて、ジャック・ハーロウが披露したヒット曲"First Class"のパフォーマンス。
アヴリル・ラヴィーンや人気司会者のジミー・ファロンなど数々のセレブを乗せた飛行機の演出からはじまり、サンプリングネタの楽曲"Glamorous”を歌う ファーギーとコラボしたのが記憶に新しい。
また、なんといっても2021年のアカデミー賞でのエミネムサプライズ登場の"Lose Yourself"ライブ。
このサプライズが、1ミリでもバレて報道されたものならエミネムの出演はキャンセルされる予定だったという余談まで好き。
それこそ余談だけれどもわたしは基本的にエミネムが出てきたらテンション上がる節がある。
エミネムが出てきて湧き上がるオーディエンス(主に他のセレブたち)のエネルギーを見るのが好きだ。
そんなセレブリティオタクのわたしが、
人生で1番大切にしているアワードライブは
P.ディディ(又の名をショーン・コムズ、又の名をパフ・ダディ)が2015年のBETアワードで披露したライブパフォーマンスである。
この方、名前の呼び方が何通りもあるのでここからはディディと呼ぶことにする。w
BETアワードとは?
そもそもBETとは"Black Entertainment Television"の略で、主に黒人やブラックコミュニティがベースのエンタメやニュースを発信するメディア。
"BETアワード"と呼ばれる授賞式はBETが開催する1年に1回の祭典だ。
出席する人の割合はアフリカンアメリカンが9割。
とはいえ、黒人の血が入っていないアーティストでもブラックミュージックとの関わりが深ければパフォーマンスすることもたま〜にある。
ティンバランドやファレルなどの黒人の音楽プロデューサーが楽曲に携わることが多いジャスティン・ティンバーレイクなんかもステージに上がったことがある。
そんなBETアワードにて、
ディディが披露したパフォーマンスこそ、わたしの1番のお気に入りライブである。
バッドボーイ陣の特別なライブ
このライブにはディディが設立した特大ヒップホップレーベル、"Bad Boy Records"所属アーティストが多数登場する。
Bad Boy Recordsといえば、西の"*Death Row"、東の"Bad Boy"と言われたくらいの90年のブラックミュージックを象徴するヒップホップレーベルだ。
*カリフォルニアを拠点とする巨大ヒップホップレーベル。伝説のラッパーであるトゥパックやDr.ドレー、スヌープ・ドッグなど当時の大スターを輩出した。当時ニューヨーク拠点のバッドボーイと対立していたが両レーベルの一軍アーティストであるトゥパックとビギーが殺害されたことで終戦
こちらのアワードライブ、ディディは当時45歳だが20分近くぶっ通しで踊り続ける。
途中疲れた顔をしたり、こけてしまったりも(w)するのだが、それも含めて愛おしく感じる。
まずはじまりは『*バァ~~~ッボ~~イ...』とお馴染みの音がきこえてくる。この時点で何かが始まる感がすごいわけ。
*楽曲"Flava in ya ear"のリミックスのイントロでもある
オープニングは大ヒット曲"Can't Nobody Hold Me Down"でのアイコニックなMVでのシーンが再現されてディディ登場。
そこからバッドボーイファミリーの112や、同レーベル所属のフレンチ・モンタナなどが登場して盛り上がる。
そんな中ひときわ歓声が上がったのが
リル・キムの登場シーン。
リル・キムの登場にはメイウェザーも踊ってたし、元"デスティニーズ・チャイルド"のケリー・ローランドも大興奮してた。
セレブたちの反応からリルキムの凄まじい人気度がわかる。
その後はビギーの奥さまで歌手のフェイス・エヴァンスも登場し更に盛り上がる。
そしてヒップホップの歴史において欠かせない存在、ディディの盟友ビギーことザ・ノートリアス・B.I.G. の追悼の演出に入る。
このシーンYouTubeにあった!↓
感動的な演出も束の間、
ステージの扉が開いたかと思うと
ファレルきた〜〜〜〜
やーーばい😭😭😭
かっこよすぎて、この人たち本当に存在する人たちのかな?って疑った。
そうそう、このパフォーマンス、
クリス・ブラウンがしれっとダンスで登場するところがまたポイントで。
クリスといえば人間離れしたダンスなんだけれども、今回はさらっと登場してさらっとかましていくのが堪らなくてねえ、罪な男や
ちなみにクリス・ブラウンは2015年のBETアワードで客演含め3回もパフォーマンスしてた。人気すぎるだろ。
グラミー賞なんかもそうだがクリスが出席するときはここぞとばかりに沢山ライブさせるアワード側。
需要を非常にわかってらっしゃる。
盛り上がりが最骨頂に達したところで後ろから大勢が登場して約20分にわたるディディのパフォーマンス終了。
このパフォーマンスの途中でディディは何かにつまずいてこけてしまう。
しかしそのあとの恥ずかしそうに踊り続けるディディを見て、完璧でないところを含めてこの人は完璧だ。と感じた。
いつだってパワーをくれるこのディディのパフォーマンス。いつも救われてます。ありがとう。