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#03 私のナラティブについて②

個人と組織の能力を最大化し、物語を共に創る伴走者、ナラティブサポートの上村です。

前回は「学ぶと繋がるをワクワクに」という価値観に至った経緯についてお話させていただきましたが、今回は「働くをワクワクに」という価値観に至った経緯についてお話をさせていただきます。


働く時間と満足度の現状

皆さんは一生でどれくらい働くのでしょうか?働き方も多様化しているので一概には言えませんが一般的なモデルで計算すると8時間×22日×12ヶ月×45年とすると95,040時間となります。残業等も入れるとおそらく10万時間は働くという計算になります。

その反面、米調査企業のギャラップによる「グローバル就業環境調査」によると2022年、日本の「仕事満足度」(ワークエンゲージメント)を感じる従業員の割合はわずか5%という結果であり、調査対象の145カ国中最低レベルだったようです。

なんと悲しい結果でしょうか。

私も前職時代、仕事に満足している同僚、上司にほとんど会ってきませんでした。ここから私の前職時代のお話をしたいと思います。

前職時代の環境

前職は奈良県の中堅規模の製造業で働いていました。県民性もあってか、皆さん優しく素敵な方が多かったですが、保守的な方が多く、変化を嫌う方が多かったイメージです。また奈良県は県外就業率が高い県なのですがその中で地元企業に勤めておられるので野心は低く安定を求めている方が多い印象でした。そして経営層も5年に一度変わるような会社だったので、従業員のモチベーションも「また経営者が変わったら方針も変わるだろうから今の経営層の言うとおりにしよう」という感覚の方も多かったイメージでした。

私自身も新卒で入社した時は、安定志向で仕事に対する大きな志のようなものは決してあったとは言えませんでした。調達部に配属されてからは先輩や同僚にも恵まれたのと、同時にマルチタスクをこなしていく事に対しては楽しさを覚えていた時期もありました。

しかしながら、部署間でのコンフリクト、理想と現実のギャップからの諦めなどから組織内ではネガティブな言葉の方が多く溢れていました。とはいうものの「仕事というのはそれが当たり前なのだろう」「文句はあるけど、他に転職とか起業なんて自分には縁遠い話だしな」というような考えでした。

「働く」がワクワクにになったきっかけ

そんな私にもターニングポイントがありました。それは中小企業診断士に登録して様々な経営者や士業の方と出会えたことです。先日の#2でもダイビングやカメラ教室でも楽しく働いている方との出会いで世界が広がったという話をさせていただきましたが、診断士というコミュニティに入った結果、楽しく働いている方、意義を持って働いている方、社会に大きな影響を与えて働いている方と出会いました。本来「働く」とはこうあるべきだと強く感じました。


その事に気付いた私は組織の中で主体的に考えて「自分が」そして「周りの仲間が」楽しく働くにはどうしたら良いか?という事を考えて動き出しました。この物語は別途ご紹介させていただこうかと思います。

長くなりますので本日はこれまでにしたいと思います。
次回は、楽しく働くためにはどうすれば良いか?という視点をお話したいと思います。

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