#59 会社の隣の席の人の事どれだけ知っていますか?
個人と組織の能力を最大化し、
物語を共に創る伴走者、
ナラティブサポートの上村です。
新入社員の時の体験
私は新入社員の時に製造業の経理Gに配属となりました。
積極的に上司や先輩にも話しかけに行って仕事をたくさん覚えてすぐに即戦力として活躍して成長していきたい!と期待に胸を躍らせて絡んでいきました。
しかし、経理という仕事はミスの許されない仕事も多いですし、知識も必要な仕事も多いので、そんなに簡単に仕事を任される事もなく、また業務の特性上、個人で黙々とする仕事が多いので、どんどん自分から会話をする事が出来なくなり、1日ほとんど口を開かない日もありました。
近くに座っているのに凄く遠くにいる。
なんか、別れ際の恋人に言われそうな言葉ですね…(笑)
皆さんも、組織の中で近くにいるのに業務上の付き合いばかりで、仕事以外のことを全く知らない人いませんか?
プライベートな事を知る意味と効果
「プライベートな事なんて仕事において知る必要ない」という意見の方もいるかもしれませんが、プライベートを知ることで、相手に対する親近感が湧いたり、声をかけやすくなってその結果、仕事を頼みやすくなったり、共通の趣味や経験、価値観があればその会話でストレスが和らいだりと色々な効果があります。
Googleがチームのパフォーマンスの研究した「プロジェクト・アリストテレス」のレポートにもこのように書かれています。(日本語訳にしてまとめたものがこちら)
自己紹介メールでチームビルディング
先日、研修の場であるリーダーの方が課内でチームワークを高める活動を共有してくださいました。非常に手軽に出来て効果がある方法だと思ったので紹介させていただきます。
自己紹介メールという取組で、自分の趣味や好きな事などをメールでチームメンバーに発信して、そして次の人を指名するという取組です。毎日ではなく週に1人といった具合でされているようです。
そこで自身の推し活の話、飼っているペットの話、自身の好きな推理小説、といった具合のライトな話題を話すという取組です。そこにプラスして、美味しい物を食べた経験や映画を見て感動したなど、最近体験した良かった事や感動した事なども共有しているようです。
そのメールを見た人は、「私と同じ趣味だ。今度話をしてみよう」「この店、気になっていたところだ、今度行ってみよう」といったようにコミュニケーションのきっかけになったり、他の方のプライベートの充実に繋がったりと色々な効果があります。
働き方も様々になって、オンラインが中心になり、中々顔を合わせる機会が少なくなった企業で働かれている方も多いと思いますのでこの取組ですとコミュニケーションのきっかけになるかと思います。
リアルな場での実践事例
メールではなくリアルな対話でももちろん有効で、講演家の鴨頭氏も新赴任先での関係性構築のために同じような取組をされていました。
ぜひとも、皆さんの組織でコミュニケーションが不足しているなと感じておられましたら今回の2つの事例を参考に試してみてください。
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