見出し画像

#139 すべてのプロセスは選択肢を広げるようにデザインされている必要がある

場創りと人創りで組織能力の全開を支援する
ナラティブサポートの上村です。


過去の投稿はこちら

月曜日はNLPの前提シリーズです。
過去の投稿はこちら。

#16 NLPとしての役割
#33 相手の世界観を尊重する。戦隊ヒーローになりたい子になんて声をかける?
#41 その行動はあなたにとっても周囲にとっても良いものですか?
#48 相手の抵抗は信頼が不足しているから
#55 相手のその一面は一部であって全てではない
#62 人は持てる限りの資源を使って最善を尽くしている
#69 問題、制限は「チャンス」である
#76 行動をキャリブレーションする
#83 地図は領土ではない
#90 あなたの心を管理しているのはあなた自身
#97 心と身体は1つのシステムである
#104 人は目標達成のために必要なリソースは全て持っている
#111 すべてのプロセスは全体性を広げるためにある
#118 失敗はない。フィードバックがあるだけ
#125 相手の反応が、あなたのコミュニケーションの成果である
#132 最も柔軟な行動をとることが出来る人/システムが、システムをコントロールすることができる。

16個目の前提

今日はNLPの16個目の前提です。
「すべてのプロセスは選択肢を広げるようにデザインされている必要がある」

これは、問題解決や意思決定を効果的に行うために、常に複数の選択肢や視点を持つことが重要だということを意味しています。今回は組織で働くリーダーの方々が直面する具体的なシーンを通じて、どのようにこの考えを活用できるのか考えてみます。

意思決定における多様な選択肢の重要性

リーダーは日々、様々な意思決定を行わなければなりません。その際、単一の選択肢に固執すると、組織の成長や問題解決の幅が狭まってしまう危険性があります。

たとえば、プロジェクトの進行が遅れている状況において、リーダーが「とにかくスピードを上げて、期日に間に合わせる」という単一の指示を出す場合があります。しかし、この前提に立てば、スピードだけを重視するのではなく、「リソースを再分配する」「別のプロジェクトを一時的に停止して優先する」「外部リソースを導入する」といった他の選択肢も考慮するべきです。

このように、あらゆるプロセスにおいて複数の選択肢を探ることで、組織の柔軟性と持続可能な成長が可能となるので、一つのアプローチに縛られず、異なる方法を模索する姿勢を持つことが重要です。

コミュニケーションの多様なアプローチ

リーダーの重要な役割としてチームメンバーとのコミュニケーションもありますよね。リーダーは全員に対して同じアプローチを取るのではなく、相手の個性や状況に応じて適切なコミュニケーション方法を選択することが求められます。

例えば、モチベーションが低下している社員への対応 ある部下がモチベーションを失い、業務の成果が上がっていない場合、単に「頑張れ」と励ますだけではなく、「なぜモチベーションが低下しているのか?」という根本的な原因を探り、それに応じた対応を考える必要があります。

たとえば、以下のような選択肢を検討できます。
・業務内容を見直して新たな挑戦を与える
・他のメンバーとチームを組ませ、違う環境で働かせる
・定期的なフィードバックを行い、進捗や成果を可視化してやる気を引き出す

このように、コミュニケーションにおいても単一の方法に固執するのではなく、相手にとって最も効果的な選択肢を常に模索することが重要です。

ぜひとも「どういう選択肢があるか?」ということを考えて日々の体験や業務に向き合ってみましょう。

ご案内

コーチングやワークショップを活かして経営者、リーダーの皆さまの行動変容、能力開発、従業員の方々の主体性、やる気の向上等を提供しております。
ご興味のある方はこちらからお問い合わせください。
https://www.narrativesupport.jp/
無料メルマガを始めました。
週1回の配信を予定しています。
noteの記事からの引用や抜粋が多いですが
週1回定期的にお知らせがあってもいいかなという方は
こちらからご登録ください。
https://my936p.com/p/r/3E2h2eN2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?