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#133 理念経営浸透の本質とは何か
場創りと人創りで組織能力の全開を支援する
ナラティブサポートの上村です。
理念経営の本質を言語化したかった
引き続き長坂養蜂場様での体験記をお伝えします。
今回のベンチマークツアーでの私の目的は「理念経営の本質を心で感じて言語化できるようにする」としていました。
そして私の中で本質は「対話の質と量を上げる事による徹底的な深掘り」だと言語化しました。
今回複数の従業員の方と交流をする機会がありました。
若手、リーダークラス関わらず、皆さん自分の言葉で組織として大切にされている事を話してくださいました。そしてその言動が表現は違えど会社が大切にしている経営理念や行動指針に則した言動になっていました。
仕事をしない仕事の日
その秘訣が「仕事をしない仕事の日」です。
「ぬくもりの日」といって月2回の店舗の定休日の1日を社員さん、パートさん全員出勤日にして「緊急ではないが重要なこと」のみを話し合う場にされています。
具体的には、各部門で動いているプロジェクトのシェアや経営理念、行動指針の深掘りなどを丸一日かけて徹底的に対話をされています。
参考にまでぬくもりの日の動画をシェアいたします。
3年前の動画のため、今はより進化されてますが参考にまで。
個人のエピソードから学ぶ
経営理念、行動指針を大事にされている会社でも経営者やリーダーが「この言葉にはこういう意味が込められている!」「行動指針をこのマニュアルに落とし込んだ事を実践しよう!」といったコミュニケーションをされている会社もあるのではないでしょうか?
長坂養蜂場様はこのように仰っています。
「経営理念、行動指針の表現方法は様々で正解はない。これはあくまでも方向性であってそれぞれの表現方法がある」
この「ぬくもりの日」では皆さんでエピソードを話されます。そしてそれを深堀りします。エピソードとは例えば「自分の成功体験や失敗談」「日々、意識して実践していること」「他の方がおこなっていた素敵な行動」といったことです。
エピソードベースで経営理念と行動指針を振り返り、そして深掘りして、そして仕事に活かしていくという対話を長時間に渡って継続的におこなっていく事によって、従業員の皆さんにたくさんの引き出しが出来て、日々の業務の中で自然と引き出しの中から経営理念、行動指針に則した行動が実践されています。
本質は「対話の量と質」そして「深掘り」「共通エピソード」
他にも朝礼も毎日30分されており、そこでも同じような対話をショートバージョンで行われています。まさに対話の量と質、そしてそこでの徹底的な深掘りが理念を浸透させ、自然と実践させる秘訣だと感じました。
しかし、もちろん最初は上手くいかなかったという話も正直に仰ってくださいました。長坂養蜂場様も今のレベルに至るまでは10年かかったと仰っています。この秘訣を実践してもすぐに大きく変わらないかもしれません。しかし理念浸透の本質は「対話の量と質」であると確信を持てました。
ご案内
理念策定浸透のご支援を中心に、コーチングやワークショップを活かして経営者、リーダーの皆さまの行動変容、能力開発、従業員の方々の主体性、やる気の向上等を提供しております。
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