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#10 世代を越えた対話が持つ力
個人と組織の能力を最大化し、物語を共に創る伴走者、ナラティブサポートの上村です。
先日、私のナラティブについて赤裸々にお伝えさせていただきました。
このような経験を通して本業以外に「若者のキャリア支援」にも興味を持ち、現在学生と社会人がオンラインで交流する場を月1回行っています。
キャリア支援に興味をもったわけ
私自身が20代後半になってサードプレイスに出るようになり、関西的に言うと「おもろい大人」とたくさん出会い、人生の選択肢の幅が広がりました。それと同時に「こういう経験を若い時に出来たら人生の選択肢が広がっただろうな」「高校生、大学生の時、将来を考えようと思っても選択肢を知らなかった」という自分の原体験から「これを若い世代に提供したい!」という想いが強くなり、こういう場を提供するようになりました。
高校生が語る挑戦
そして先日もイベントを開催しました。
今回は高校3年生の男の子が自身の小学校から今に至るまでの「挑戦」について話をしてくれました。メインメッセージとして「動けば変わる~挑戦することで見出せた『自分自身』~」というテーマで、ありのままに感じた事を伝えてくれるその姿勢には大人達も刺激と気付きがありました。
精神科医の名越康文氏の言葉を最後に引用されていました。
行動を始めることさえできれば、何かが必ず変わり始める
大人になってくると仕事で大変な事も多いので、精神的にも強くなるし、「仕事だから」という理由で嫌な事でも無理して行動する事が出来るようになった人も多いかもしれません。しかしその反面、日常は同じことの繰り返しで安定してしまい「挑戦」という意味での新しい事を始める事に対しては足が重い人も多いのではないかと思いました。
問いかけ:挑戦するには何が必要?
プレゼンをしてくれた後は社会人×学生が交わって「挑戦するには何が必要か?」というテーマで対話をしました。
「『これをやりたい。だから助けて欲しい』と言い続けること」
「挑戦する方々の話を聞いて、自分もやってみたいと思う事が多い」
「小さな努力の積み重ねと、後押ししてくれる周りの支え」
「ワクワクする未来を想像するとやってみたくなる」
「誰と一緒にいるかというのが大きい。自分もこんな風に生きたいと思える人の存在」
「挑戦」をされてきた方が多い集まりだったので、人それぞれの「挑戦」のきっかけがあって、それをシェアいただいた事でお互いに「そうだよね」という自分の体験になぞらえて納得感を高めたり、「そういう方法もあったか」と新たな気付きがあったかと思います。
周りを強くする人でありたい
一方で冒頭にお伝えした通り、多くの人は「挑戦」する事が難しいと感じているのではと1人の方が仰っていました。その後の彼女の言葉で印象的だったのが「強い人は周りを強くする」という言葉でした。先日の岡山訪問記でも強いリーダーの方のお話をしましたが、本当に強い人はそうやって足踏みをしてしまう人たちをも強くしていくのであって、そういう人であろうと思わせてくれる強い言葉でした。
今回は下は18才から上は50歳代の方まで参加いただき、世代をまたいで「挑戦」というテーマについて語らいましたが、世代をまたいだ対話が持つ力を体感した素晴らしい時間でした。