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ハグの話


私はハグが好き(突然の告白)
専らパートナーとすることが多い。

今までのパートナーはキスの方が好きらしい。
まぁそれはおいておいて。

どうして自分がハグが好きなのかはよくわからなかった。

ある日、急に思い出した出来事がある。

あれは、小学校に上がる前だったと思う。
母に、もう寝なさいと促されたけど、なんでか寝室に一人で行くのが嫌で。
「まま、あくしゅして」と口をついて出た
母は少し驚いた顔をしながら握手してくれて「どうしたの?」と訊いた。
自分ではこの気持ちをどう表していいか迷っていたのだけど、次に口をついて出た言葉は

「さみしいから」

だった(4.5歳の頃の情動を思い出してる私すごくない?笑笑)我ながら上手いこと言ったな、と思っていたら
母はもっとびっくりした顔をして「どーしたのー」と言って、次の瞬間私はギュッと抱きしめられていた。 当時もう自分はおねえさん(大人に近い)になっていたつもりでいて、
「抱っこは赤ちゃんのもの
だから私は抱っこされるのは恥ずかしい」
(姉だっただからか、そう思いこみ、言われて育っていたのか?)

と思っていた私は驚いたけど、そのあたたかさと安心感に心底ほっとして、嬉しさと恥ずかしさが綯い交ぜだった。「パパにもだっこしてもらいなさい」と母はいい、お酒を飲みながらテレビを見ていた父の膝の上にもよじのぼって、少しお酒くさいなぁと思いながらハグされたあと、わたしは床についたのだ。

あのころはまだ小さかった。
母も父も大きな存在で、私を包み込んでくれた
(今は母のほうが縦も横も小さいのでちっさいなーって思う←)
そう。きっとこれが私のハグの原体験。

きっと、子供のころにギュッとハグされた記憶はどこか体の中に残っていて、おとなになるまでの燃料になっている気がする。おとなになってからも、力になる気がする。愛された印。

女友達や母、彼とはハグするけど
父とはもうそれ以来ハグしてない気がするなぁ。
いつかできるといいな。

子供のいるみなさんはぜひ、お子さんのこと、ギュッと抱きしめてあげてください。

彼女がいる男性陣、キスの方が好きかもしれないけど、ハグは大事だよ。

女性陣、もっともっと、ハグを欲しがっていこう笑笑


辛くて暗いニュースや、いつまで続くのかわからない閉塞感に負けないように、愛を込めて。



なりゆり

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なり
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