SNKRSで買えないのは何か制限がある?という噂を信じるのはやめとこう
こんにちは、フレブルオです。
相変わらずSNKRSは、買える人は頻繁に買えるし、買えない人はほとんど買えない、なんとも思い通りにならないAPPです。
SNSでは買えない層による「噂」をチラホラと見かけます。内容としても木を見ずして森を見るという何とも感覚的かつ表面的な印象です。最近、広まってる「噂」は「年齢制限がある」というもので、どうやら中年層があまりに買えない事で「若い層に抽選が当たるように制限がかけられてる」と風潮しているようです。
おいおい、ちょっと待ってくれ…筆者は40代で少し前のAMBUSH当たってるし、仕事で買えなかったけどParanoiseの限定オファー来てたんだけど…。
まず、ざっくりの紹介で申し訳ないですが、筆者はデジタルトランスフォーメーション(DX)やデジタルマーケティング(DM)という分野でマネジメントやプランニングを担当しており、もちろんシステムの仕様策定から開発なんかも指示・管理しています。その上でこの「噂」が現実的でないと考えています。(というか言い切れるぐらいの内容)
冷静に考えてほしい、SNKRS当選確率は低い
そもそも、SNKRSの登録者数はどの程度いるんでしょうか。転売アカウント・複数アカウントなどを含めると数百万は普通に超えてるんじゃないでしょうか。ひょっとしたら数千万も可能性としてはありそうです。って考えると確率の低さはすぐにわかります。複数アカウントのSNSユーザーが10台ぐらいで挑戦しても当たらない時は当たらないので、筆者含めて真面目に1台で挑戦してるユーザーの当選確率は極めて低いです。
年齢制限は仕組み・リスクともにあり得ない
そして「年齢制限」ですが、当選対象年齢を選択して仕組みを可動するとしてプログラムで吐き出す中に一人でも対象外が入る事はあり得ないです。
ユーザーが登録してる年齢はデータとして登録されており、やるとしたらデータを元にセグメントをかけるのですが、筆者のAMBUSH当選のように対象外が入ることはプログラム自体が欠陥してることになるし、こんなシンプルなプログラムで欠陥を出すようなことはさすがに無いです(コード的にも開発者的にもこんなシンプルなミスはしない)。更に言うと、これにわざわざコストをかけないでしょう。
今最も何とかしないといけないのはBOTや複垢なんですから。
何より、年齢自体に規約違反はないので、勝手に年齢制限という仕組みを実装すること自体ナイキにとってリスクでしかなく、やるとしても事前に商品を絞って条件告知するんじゃないでしょうか。(プロジェクトの管理者目線として)
ナイキができそうなこと(あくまで仮説)
SNKRSに関しては、あまり真剣に取り組むとフラストレーションが溜まるだけなので、先にあげたとおり、登録者数や仕組みといった本質的な部分をイメージしておくと少し楽に利用できると思います。
ここからは仮説や想定でしかないので、参考までにしていただきたいのですが、仕組みについて、制限をかけるにしてもナイキができることは「パーソナルデータ(顧客情報)」に依存したもので、個々のデータを単独もしくは複数で絞るって感じでしょう。繰り返しになりますが、年齢制限は「単独」に該当するので、一部で若者以外が当選してること自体仕様としてあり得ないということです。
ナイキが保持しているだろうデータ参考
・携帯UID
・IPアドレス
・名前や年齢、連絡先など人に属した情報
・ナイキID
・興味選択カテゴリ(ランニング・バスケなど)
・SNKRS APP内操作(♥や通知、シェア、選択など)
・LINE連携(LINE IDやナイキコンテンツ行動履歴など)
・.comサイト内行動履歴
・購買履歴、(多分、当落結果も)
などなど、想定で洗い出すにしても結構なデータを保有してる印象なので、制限できるトリガー自体は多いでしょう。
やるにしても「and」か「or」で各データを紐づけて制限をかけるというシンプルな構造でないと仕組みが複雑になりすぎて運用が破綻するんじゃないかなと思います。
そして、制限をかけるにしても規約違反や違法行為に該当する行動に紐づけられるデータでないと、前述のとおり、ナイキ側のリスクになるので、あまり積極的にはしないんじゃないでしょうか。
SNKRSの仕組みで取り入れてほしい事
「抽選」という仕様を入れている以上、人為的・作為的に操作するのはNGだと思うので、周知の上で抽選のアルゴリズムを変え、各ユーザーの当選確率の基準値を設定してくれないだろうか。
たとえば「基準値:50%」という数値をプログラム上で設定しておけば、50%ジャストの維持は難しいにしろ、同じ人が継続的に当選することはなく、確率が低い人に優先的に当選が振り分けられるので、今よりは少し平等性が保たれるように思います。とにかく当たらない人は1年以上当たらず、当たる人は常に当たっていることが課題な気がします。
BOT対策は動いているようですが、そもそもの仕様変更として、ナイキさんの課題解決策に期待したいところです。
最後に、SNSは広く情報をインプットできていいですが、その中だけが答になっている状態はとても視野を狭め、客観性にかける視点を持つ結果となるので、背景にあるものを見るようにした方が良いと思います。
本来、SNSは視野を広め、客観的な視点を持つためにコミュニケーションを取れる場所なはずなので。
そうは言っても、元をたどれば、転売ブームが根本的な原因なんでけどね。