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ポークステーキが好き

「ステーキは豚肉のほうが美味しい」

ある小説の中に出てきた一節
その小説の名前は「百年法」だ

あらすじ
『不老不死が実現した社会。しかし、法律により100年後に死ななければならない―“生存制限法”により、100年目の死に向き合うことになった日本。“死の強制”をつかさどる者、それを受け入れる者、抗う者、死を迎える者を見送る者...自ら選んだ人生の結末が目の前に迫ったとき、忘れかけていた生の実感と死の恐怖が、この国を覆う。その先に、新たに生きる希望を見出すことができるのか!?』

生きるとは何か?老いとは何か?

色々な思いに自問自答する話である。非常に読み応えがある

この小説の中で、主人公らがポークステーキ専門店で食事をするシーンが出てくるのだ

別に内容に関係することはない。只々、作者がポークステーキにハマっていて入れ込んだだけだろう

ただその描写が絶妙だった

それまでポークステーキなど全く相手にもしていなかったが、それを読んでからは豚肉ステーキが無視できなくなった

お店ではあまり食べたことはないが、よくスーパーでは買っている

特にイオンのポークステーキは安くて絶品である

最近では牛肉のステーキよりも頻繁に購入するくらいだ

しかし娘は違う

普通にビーフステーキを好んでいる

残念ながらポークステーキは自分用しか買わない

娘にもポークステーキを好きになってもらいたいと思うのだが、私のプレゼン力では力不足である

百年法を読んだら好きになるかもとも思うが、小説の根幹には関係のない端の端の食事シーンだけである

その部分で引っ掛かるかどうかも怪しい

いや、そもそも百年法の内容が娘にハマるか微妙である

私と同じ年代ならばハマる可能性もありそうだが、いかんせん10代が不老不死に興味を持つようにも思えない

私自身も若い頃は40歳くらいで死ぬでも良いかなとか平気で思っていた

そんな感覚があるのでどうも娘が好む気にならない

なんだか八方塞がりだ

いや冷静になれ

ポークステーキを好きになって欲しくて、小説読んでくれと言うのも理由がわからない

風が吹けば桶屋が儲かる的な感じが必要なのだろうか?

そんな勧め方よりも美味しいポークステーキの店に行けば良いのか?

そんな店はあるのか?

リーズナブルなのか?

もしも高級店ならビーフステーキが食べたいぞ

やっぱり八方塞がりだろうか

いや、調べてみると三重県がポークステーキで有名らしい

一度ドライブがてら行ってみよう


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なりたやま
娘の大学の学費、留学費用にします。協力いただけると嬉しいです。