[dd-wrt]そのほかdd-wrtでやったこと、あきらめたこと
ブロードバンドルータをwebサーバ化できただけでも満足でした。
さらにDDNSのドメインつけて、SSL対応させて、それぞれ自動更新できているのでもう大のつく満足。そのほか、dd-wrtを使ってやってみたことや断念したこと、これからやってみようと思っていることを列挙してみます。
広告ブロック Privoxy
dd-wrtの標準web-GUI[Service][Adblocking]でも実現できます。privoxyというサービスですね。
こちらの方はラズパイで実現なさってますけど、考えかたは同じです。
web広告は日進月歩で、もぐら叩きにブロックする側も進化させていかないとザルになってしまいます。
これを暫時更新するように外部から定義ファイルを持ってきて上記のタブprivoxyの[Custom Config]に記述すればそれなりに使えそうですが、、、
ところが、privoxyにはhttpsには未対応という致命的な特性があり、ほぼ使い物になっていません。
プロクシサーバ Squid
上記privoxyは一種のプロクシサーバとのことです。ただし、キャッシュ機能はない。べつにキャッシュしたところでいくらも通信が早くなるわけではないことは重々承知してます。ここまでがんばったので、せっかくなら、、、 とSquidを導入。
端末→Squid→Privoxy→外部 という流れになります。
ここで目論んだのはhttpsをフォワードプロクシさせてDNSによる広告ブロックができないか、、、 と。残念ながらSquidをhttps対応させるには自ビルドが必要。dd-wrtのアーキテクチャに対応したSquidが見当たらなかった。さらに、別の方法でかんたんに上記の目的を達することができた。
と、いうことで、上記のPrivoxyとセットでhttpサイト専用のキャッシュサーバとなってます。
dnsmasqで広告ブロック
もしかしてwebサーバ化以上にメリットが大きく強力かも、と思える機能。
まるっきりこの方の方法に乗っかっただけです。定義ファイルの更新スクリプトまで用意していただいてます。ありがたや。
dd-wrt側にはdnsmasqの設定ペインにこちらの定義ファイルを参照させる項目があります。
httpsにも対応しており、Youtubeの最初や途中に挟まれる広告はムリみたいですけど、Yahoo!トップはこんなかんじになるぐらいほど効果覿面です。
これがdd-wrtならではの機能になっているのは、やはり書き込み可能な領域があることと、dnsmasqの設定をカスタマイズできることが理由のようです。
メールサーバ
DDNSでドメインを取得したのにあわせて、メールサーバを建ててみたいと思いました。ほぼメールアドレスを無限にもてることに魅力を感じた次第です。
結論、断念しました。受信側のサーバDovecotがadduserで追加したユーザにメールボックスを持たせる仕様のようで、dd-wrtではユーザ定義ファイル(/etc/passwd)は編集不可、、、 直接これを編集してもリブートするともとに戻ってしまいます。
逆にこの特性を利用すると、捨てアド用としては便利そうですね。
VPN
標準でOpenVPNが利用可能です。スマホ前提では、端末側の設定がめんどくさいうえに、上記のSquidをプロクシに設定すれば、同等の機能が得られます。
PCとなれば、ファイルサーバが利用できて便利そうかな、と思いますけど、、、 まあ、いらないかな、、、。
スクレイピング
最近スクレイピングのお勉強を始めました。なにを収集してどのように使うかをイメージできれば、定時にクローラーが動いてwebサーバにxmlなりで閲覧可能に、といったことが可能になりそうです。https://metal.gleeze.com/works/news2.html
NAS機能
標準でSAMBAが利用可能です。USBデバイスをファイルサーバとして使用可能になります。わたしはとくに必要ないので使ってません。
この機能を使ってストレージ内のメディアファイルをテレビなどに共有するdlnaのサービスも標準で利用可能なようです。
いまのところ、わたしがお話しできるdd-wrtについてはあれこれは以上です。