見出し画像

カルテの極意⑧:透析、PCI歴など専門性が高いが必要な情報は別に記載

 虚血性心疾患でステントがたくさん入っている患者さんや、透析歴が長い患者さんについてはすべてを書いていると長くなりすぎますので色をつけたまとめの部分とは別にまとめます。それぞれ、各専門医においては重要な情報なので可能な限り情報を集めて記載して下さい。のせる場所としてはカルテの末尾になります。

【例:透析関連】
2018/5/8 左内シャント造設(人工血管)
2018/6/20 透析導入
2020/8/7 PTA①(シャント不全)
2020/10/10 PTA②(シャント不全)
2021/6/4 シャント感染にて抜去
2021/8/30 右内シャント再建術(人工血管)

【例:PCI関連】
2017/6/9 Resolute 3.5×20mm to #6
2018/4/8 DCB to #6 (ISR)
2020/7/8 Synergy 3.0×15mm to #2
2021/5/20 CAG:ISR(-)
  


PTA:経皮的血管形成術
DCB:ドラッグコーティングバルーン
ISR:ステント内再狭窄
CAG:冠動脈造影
このあたりの情報は専門医向けになるので略語でも許容されます

「冠動脈のどこにどういうステントが入って、いまどうなのか」というところまで把握しましょう。

いいなと思ったら応援しよう!

成田 純任
ありがとうございます!今後も良い記事を発信できるよう頑張ります^^