いちごの食べくらべセット
冬から初春にかけて人気の苺。
様々ないちごの種類がありますが実際に食べ比べてみよう!ということで
今回は食べくらべセットご準備いたしました。
「おいCベリー」
おいCベリー」は、ビタミンC(アスコルビン酸)などの栄養価の向上を目標に開発された品種です。農研機構九州沖縄農業研究センターが「9505-05」と「さちのか」を交配して育成し、2012年(平成24年)品種登録しました。種子親の9505-05には炭疽病抵抗性があり、花粉親のさちのかにはビタミンCが多く含まれています。
果実はやや縦長の円錐形をしていて、サイズは比較的大玉。果皮は光沢のある濃赤色で、果肉は中まで赤く色づきます。糖度は親のさちのかよりもやや高く、酸味は同じくらい。香りがよくてみずみずしく食味は良好です。
おいCベリーのビタミンCの含有量は100g中に約87mgで、さちのかの約1.3倍というデータがあります。厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、成人のビタミンCの推定平均必要量が85mgとなっているので、おいCベリー1粒を15g程度とすると、約7粒で必要量が摂れることになります。
「かおり野」
「かおり野」は三重県が開発したいちごで、2010年(平成22年)に品種登録されました。果実は大きい円錐形で、果皮は橙色に近い赤色。果肉は中心部まで真っ白で、カットするとフチの赤と果肉の白のコントラストがきれいな品種です。
果肉はかためで、甘味が強く酸味はおだやか。そして、かおり野の大きな特徴は、優れた香りを有していること。「リナロール」というフレッシュな甘い香気成分を多く含んでいて、いちごの甘味との相乗効果でより風味豊かに感じられます。
「とちおとめ」
「とちおとめ」は栃木県農業試験場で育成され、1996年(平成8年)に品種登録されたイチゴです。安定した食味のよさと収穫量の多さで、東日本のシェア1位を獲得。その後もさまざまな品種が育成されていますが、とちおとめの人気は高く、長年にわたって親しまれています。
糖度が高くてほどよい酸味があり、果汁も豊富。果実がしっかりしているので、比較的日持ちがよいのも魅力です。形は円錐形で光沢があり、サイズは大きめ。果皮は鮮やかな赤色で、果肉も中まで赤く染まります。
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