競争社会から離脱すると心が軽くなる
今年のGWは有給も取得して10連休だったので、たくさん予定を詰めて楽しく過ごすことができました。
しかしその中で、無意識のうちに他者と自分を比較して精神がすり減ってしまうことが2回ありました。
1回目は、下北沢で古着屋巡りに行った時の話です。
普段は田舎で暮らしているので、何回行っても東京の人混みに慣れません。
GWだったので特に観光客やイベントで人が多かったのかもしれませんが、下北沢はオシャレな人たちで溢れかえっていました。
すれ違う人の服装を見ては、「あの人オシャレだな〜」「あの服欲しいな〜」とずっと思っていました。
古着屋に入っても服がたくさんあって、「この服もいいな〜」「でも欲しいものを全部揃えようと思うとお金がかかるな〜」と悩んでいました。
気がつくと自分が欲しい服ではなく、他の人たちよりもオシャレになるための服を探していました。
その時に、「このままだといつまで経っても他の人のファッションを羨んで服を買ってしまい、いくら服を買っても満たされない、いくらお金があっても足りないな」と思いました。
結局1着も服を買うことなく下北沢を後にしましたが、「この状況はまさに競争社会だ」と自分の中で勝手に捉えていました笑
2回目は、GW期間中の他人のSNS投稿です。
GWなので自分の知り合いも遊びに行っている人が多く、そうした人たちがSNSに上げた投稿を私も見るわけですが「この人の生活はキラキラしているな」「自分よりも充実しているな」と思ってしまうことがありました。
そういった投稿を見ると、「自分も充実した生活を送っているんだぞ」ということをSNS投稿でアピールしたくなります。
すると、遊んでいる最中も「何をSNSに投稿しようか」とか「どうやって映えている写真を撮ろうか」と考えて落ち着かなくなり、そのプライベート自体に集中ができなくなってしまいました。
ちょうどその頃に、次のような記事を目にしました。
『SNSが登場したのは人類の歴史の中で本当につい最近の話なので、人間の脳みそはSNSに対応できるような構造にはなっていない。SNSで溢れかえっている現代社会の環境と人間の脳みそはミスマッチしている。』
確かに自分自身もSNSで気疲れすることが多かったので、SNSとの距離を取ろうと思い、思い切って全てのSNSを消すことにしました。(ブラウザでは見えるようにしています)
他者との比較は、時にはモチベーション向上などといった効果をもたらすことがあります。
しかし、自分の心がすり減ってしまうような他者との比較は全くもって意味がありません。
意識的に他者との比較をやめたGW後半は、純粋にプライベートを楽しめた気がします。
競争社会で他者と比較して幸せの見えを張るよりも、自分のペースで自分の幸せを追求した方が、ストレスも軽減されてより本質的な幸福を感じることができそうですね🍀