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【極秘】 ビザなしESTAでもアメリカ🇺🇸で車を購入出来ちゃったのでそのやり方解説 〜前編〜

今回の記事を読んでくれている人はおそらくアメリカで旅をしてみたい人または過去にアメリカで旅をしたことがある人でしょう。私は昨年の2017年、大学を1年間休学してアメリカ(3ヶ月)→ヨーロッパ(2ヶ月)→アメリカ(3ヶ月)と旅をしていました。多くの人はビザなしESTAでアメリカを旅するとしたら、移動手段はアムトラックや長距離バス、飛行機、ヒッチハイク、レンタカーなどが挙げられるでしょう。ただ私は他の人とはどこか違った旅のやり方をしたかったので、アメリカなら車で旅がした方が自由に行きたいとこへ行けるし、公共交通を利用した時間に縛られたやり方はせんとこうという想いが強かったです。それと世界的にラーメンブームがきていてアメリカでも凄い人気だということを耳にしたので、その勉強も兼ねて色んなアメリカのラーメン屋へ行きたかったからというのもありましたね。じゃあレンタカー借りればええやんって思うかもしれませんが、思っていたよりも高くて横断をするとなると払える額ではありませんでした。なのでESTAでも車が買えないかとずっと考えていました。しかしネットで調べてどこのサイトを開いてもESTAじゃ車買えないの一点張りでした。

そんな感じで車を買えるあてもなくアメリカへ旅立ちましたが、結論からいうと、アメリカでESTAでも車を購入することは可能でした。

ただ強くおすすめは出来ないです。それはアメリカのルールで引っかかる可能性があるからです。私は警察に何度か捕まりましたが、特に何もなかったので大丈夫と捉えていますが。おそらく前例がないと思うので貴重だと思います。

それでは、その購入まで至る過程と購入後の流れを簡単に説明していきます。

1) アメリカ人ディーラーの所へは行かない

アメリカで車を購入する際には大きく分けて2つのパターンあります。

1.個人売買で購入する 
2.地元or日系ディーラーから購入する

私は個人売買と地元ディーラーの2通りを試してみました。ESTAで購入するなら経験上、地元のディーラーでアメリカ人じゃない人から購入するべきです。

個人売買は英語力と交渉力に凄く自信を持っているのなら問題ないかもしれないですが結構めんどくさく時間がかかります。ESTAなら滞在出来る期間も限られていますしあまり時間をかけたくないですよね。何に時間がかかるかと例を挙げれば相手へのアポイントや交渉はもちろん、州に車両を登録する手続きやスモッグ検査等を自分自身でやる必要があります。私はネット上の地元の車売買掲示板で見つけた相手の連絡先にとりあえず電話してみましたが、英語もろくに喋れないのに相手してくれるわけありませんでした。(何言っているんかわからない的なこと言われてすぐ切られた覚えがあります)まぁ当然っちゃ当然ですよね。

そんな経験があったのですぐディーラーに切り変えました。ただアメリカ人のディーラーから購入すれば自分のビザがESTAだってことがバレる可能性が高いと思い、たまたまネット上で見つけた毎週末に開催しているカーオークションに行ってみました。そこは運が良くディーラーがアメリカ人ではなくイラク人でした。(後にここで購入することが出来たのですが)週末にたくさん中古車が入荷されていくので、気に入る車がなければ次週来ればいいやって感じで見ていました。

2)購入基準を明確にしとく

選ぶ基準が不明確であれば時間がかかってしまいます。なるべく時間をかけないように渡米前には自分の中での基準を明確にしておいた方がいいです。私の場合はアメリカ全土旅出来るような車を探していたのですが選ぶ基準が3点ありました。

①走行距離15万マイル以下
②$3000程度もしくはそれ以下
③事故歴なし(重要)

年式や車種を気にする方も多いかもしれませんが、私は普通に問題なく走ってくれればいいやって感じだったのであまり気にしていなかったためここではスルーします。

①は、最大でアメリカ車なら約20万マイル、日本車なら約30万マイルぐらい走れます。日本じゃ考えられないぐらいめっちゃ走ります。笑 アメリカ全土回るなら約2万マイルぐらい走るなとざっくりとした計算で出たので上記の条件で探していました。下の画像で青のピンが訪れた場所です。

走行距離がトータルで2万マイル強ぐらいだったので計算はほぼ合っていました。アメリカ人でもこんなたくさんの場所は行ってないでしょうね。

②は、予算の関係です。自分で貯めたお金と親父に借りたお金で(今返してる途中)約1年間の予算の中で車購入に使える額がこれぐらいでした。ここは人それぞれですね。日本車は性能が良いぶん中古でも少し高めだったので、アメリカ車を選びました。

③の事故歴なしを一番重要視していました。それは帰国する際に、車を売る必要があったからです。アメリカでは中古車が割と高く売れます。最初に出ていくお金が少々大きくても無事故で売るなら多少返ってきます。走行距離にもよりますが3~5割程度返ってくると捉えていいでしょう。事故歴が1つでもあると価値が大きく下がってしまうので車選択の際には絶対に事故歴なしを選びましょう。

けどディーラーも車を売りたい分事故歴ないと答えるかもしれませんし、そもそも素人が少し見ただけでは事故歴があるかどうかなんてわかりません。(極端なものはわかるでしょうけど)最初私もそう選ばないといけないと思っていて不安でした。

しかしアメリカではCARFAX(有料)というサイトがあります。2つの選択肢がありますが、ここでは赤矢印で示している所をクリックしていけば調べることが出来ます。

次に開いたサイトからVIN Numberを入力すれば過去のその車のデータが出てきます。

誰が乗っていてそのくらい所有していたか、相場価格、そして事故歴あったかどうか一発でわかります。当時寮に住んでいてこのサイトを教えてくれた韓国人にはめっちゃ感謝しています。

気になるお値段は、

スクショじゃなく見にくくてすみません。。(なぜこれだけiPadの上から撮っていたのか私も謎です。笑)

右から順に説明すると

・$39.99で一台の車が参照可能
・$79.99で三台の車が参照可能(一台当たり$26.67)
・$99.99で五台の車が参照可能(一台当たり$26.00)

私は何台目で購入出来るか数が読めなかったので一番左の$99.99を選択しました。実際に参照した車の数は2台のみでしたけど後のことを考えればこれぐらい安い投資だったのでここではケチらないようにしましょう。それぞれ有効期限が購入してから60日間です。

下の画像はCARFAXを購入した後にVIN Numberを入力した結果が表示されています。後に私はこの車を購入しました。

参照データが表示されたら見といた方がいいポイントが3点あります。順に説明していきます。

①No accidentとなっていれば無事故車である証拠です。これを選びましょう。
②走行距離です。アメリカではディーラーがたまにマイル数をいじくって偽表記にしていることがあるそうなので注意が必要です。
③ディーラーがその車を仕入れた額です。大きくかけ離れていたら絶対に値引き交渉をしましょう。

見極めて欲しい車が見つかったら、ディーラーに頼んで試走させてもらって下さい。実際乗ってみないとわかりませんもんね。

3)購入の際に必要なもの

自分の中で納得する車が見つかったらいよいよ購入への段階です。購入の時、実際に準備したものは

・パスポート
・国際免許証と日本の免許証
・購入資金
・住所

これらがあれば大丈夫でした。パスポートや免許証は言うまでもなく持ってますよね。

おそらくESTAがここで手こずるのが住所だと思います。幸い私は寮に2ヶ月間滞在していたので、DMV(後に説明します)に行って車両登録する時にその時の寮の住所で登録したら確認書類が届きました。確認書類には個人情報も記載しているので自分自身が持っておくのがベストでしょう。もし寮じゃなかったらホームステイ先を探して住所を借りてもいいでしょうしどこか使い捨ての住所をゲットしたり色々やり方はあるはずです。

購入資金はカードか小切手で済まそうかと思っていたんですが、私の所は現金のみでした。場所にもよるかもしれませんがキャッシュレスが進んでいるアメリカなのにこれは意外でしたね。

あとは渡された書類に色々サインを書きました。スモッグ検査結果、DMV提出用、車の領収書等です。これらは重要なのでなくさないようにしましょう。それぞれ名前記入したぐらいなのでディーラーに言われたまま従えば大丈夫です。


(余談)

先程もちらっと書いたのですが、購入の時に値引き交渉は絶対した方がいいです。英語が下手くそでもジェスチャーやDiscount please!!とかしつこく言っていればHow much?って聞いてきますから。向こうも商売なので大幅な値下げは期待出来ませんが、少しぐらいならまけてくれます。実際にそのやり方で$200まけてもらえました。まぁCARFAXで調べた相場価格がわかっていた分少しぐらいは値引きすること出来るなって思ったのもありますが、交渉してみないことには何も始まらないですしね。笑


4)DMVへ車両登録をしに行く

ディーラーから無事に購入出来たら次にDMVに行く必要があります。日本で言えば運転免許試験場みたいな所とイメージしてもらえれば大丈夫です。本来ならここで州発行の免許証もゲット出来ますが、ESTAでは残念ながら無理でした。場所によって数が違うのですが、私が滞在していたサンディエゴでも10箇所近くあったような気がします。ここへ行くには事前予約をしておいた方がいいでしょう。ネットから場所と時間を選択して必要項目を入力していけば予約完了です。下の画像は予約完了画面です。

当日受付では朝一に行って夕方まで待つ可能性もあるんだとか。予約は必須ですね。時期にもよりますが結構埋まっている時もあるんで早め早めでやっていきましょう。私も車を購入する前に予約したのですが3週間先まで予約が一杯という状況でした。

これはDMVの領収書です。実際、カリフォルニア州で支払った車両登録料は$433で支払いを完了させて正式に車を購入出来ました。額は車種によって変動あるかもしれないです。

5)保険に加入しとく

ここは私自身も時間がかかり手こずりました。なぜなら保険加入したいのならビザを出せとどこも言ってきたからです。途方に暮れていて諦めようかと思っていたのですが、数あるアメリカの保険会社の中で唯一ESTAでも加入出来る会社が見つかりました。

それはprogressiveでした。アメリカのオハイオ州発祥で各地に営業所があります。

ここへある営業所に飛び込みで行ったら手続きしてあげるから違う場所の営業所へ行ってくれと案内されました。飛び込みで行った所が混んでたから向こうが親切に配慮してくれたと思います。ビザのこと聞かれたらどうしようという不安を抱えながら案内された所で手続きを始めましたが、全く聞かれませんでした。運が良かっただけなのかはわかりませんが加入さえ出来たらこっちのもんです。 

またこのようにネットで事前に調べておくことが可能です。車種によって価格が違ってくるのであくまで目安として捉えて下さい。営業所で提示された額もこれと同じだったので即決で支払いました私は購入してから半年後までに売り払う予定でいたので6ヶ月でちょうど都合良かったです。

保険を申し込む時に必要なものは、

・パスポート
・国際免許証と日本の免許証
・住所
・DMVで車両登録した書類
・スモッグ検査結果(コピーでも可)
・資金(カードで払えました)

これらがあれば申し込むこと可能です。

当時、車を購入してから保険のない期間が約2週間ぐらいあってその時は仕方なく保険なしで運転していました。←危ないので真似しない方がいいです。 事故をしない自信があっても何が起こるかわからないので保険ないまま走るのは危険です。それも異国の地ですし、事故にあってからでは遅いです。私が言うのもあれなんですが同じ過ちを通って欲しくないのでお伝えしておきます。

6)AAAに加入しとく

AAAとは日本で言うJAFです。ネット申し込みや電話すれば緊急で来てもらえてガス欠やタイヤのパンク、バッテリー交換等色々対応してもらえます。ネットで何度かやりましたが、来るおおよその時間が表示されていたので便利でした。$69.00で一年間有効なので加入しておきましょう。


まとめ

いかがだったでしょうか? このような手順でちゃんと段階を踏んで行けば、そこまで難しいことではないかと思います。ただ前例がなかったようにみんなESTAで車なんか買えないという概念が染み付いてしまってそもそも行動すら起こしてなかったのかもしれません。グレーな話だから仮にやっていても公にしていないだけかもしれませんが。。まぁ向こうの警察が何も言ってこなかったし私は大丈夫と捉えています。最後まで読んで下さったあなたはビザなしでも車が買えちゃうことがわかりましたよね。とにかく困っても自分のやりたい方に突き進んでいけば最終的になんとかなります。せっかくアメリカで旅をするのなら車買って旅しちゃいましょう!

あとはもし他に聞きたいことがあれば個別にも受け付けますし大阪でならお会いすることも可能ですのでその際は s.ohnari0109@gmail.com までご連絡下さい。今回お読み頂いた皆さまが少しでもこの記事を通して私のやり方が参考になれていれば幸いです。気に入ればフォロー&いいねして頂けると嬉しいです(^^)


次回は売却についてお話出来ればと思います。

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