"ふぁおのお店"から"narino"になったわけ
こんにちは、ふぁおの筒井です。noteのアカウントもnarinoに変わりました。これからはnarinoファーマー 筒井でいきますのでよろしくお願いします。
いよいよ「海と山のめぐみとあそびのマルシェ"narino"」は、7月7日にオープンします。
ネットショップは6月中旬からプレオープンしながら、みかんの木オーナーの受付も開始しました。わかりづらい中、この間もご利用いただきありがとうございました!
さてそれでは、表題の中身に入っていきたいと思います。
遡ること1年 2020年5月
随分と前からふぁおのお店をご利用いただいている方は記憶にあるかもしれませんが、2020年6月、岩牡蠣を販売しました。柑橘類として天草晩柑を組み合わせましたが、実質的に岩牡蠣の販売が目的でした。
この岩牡蠣を養殖しているのが、同じ集落の恵比須丸(原田奨さん)です。
2020年ゴールデンウィークはコロナ禍で静かだった天草ですが、岩牡蠣を食べたいと恵比須丸に買いに行きました。
報道やSNSでは見聞きしていましたが、目の前にコロナ禍で出荷がほぼ止まっている人がいたわけです。
ゴールデンウィークが終わっても回復の様子のない岩牡蠣の販売、そこで恵比須丸の岩牡蠣と天草農工房ふぁおの晩柑を組み合わせて、ふぁおのお店で販売してみないかと声をかけたのが始まりでした。
コロナに翻弄される恵比須丸とふぁおは何ができるか。そしてその結論が共同の販売体制を作るということでした。
なぜコラボ?漁師とみかん農家が考えていること
今回narinoとして共同の販売会社を作ったわけですが、そもそもなぜそこに至ったかをお話ししてみようと思います。
恵比須丸が牡蠣の養殖をはじめたわけ
長く続けられる漁をするためです。年々漁獲高が減少する天草の海。地域で暮らす子どもたちの将来の選択肢を残すためにも、天然資源に頼る漁から、養殖の可能性を模索していくことが必要だということでした。
「持続可能な農村」を目指す取り組み
牡蠣はプランクトンの豊富な海でなければおいしく育ちません。プランクトンの栄養は山から川で運ばれてきます。海と山がそれぞれ別々のことをしていても、里山・里海は守れないのです。
一度人の手が入った以上、山と海に関わる人が協力して、手入れするのは大切なことだと考えています。
もうひとつ、私たちが取り組んでいかなければならないのが人口減少です。
「超高齢社会」の天草では、高齢化率が39%を超えています。どんどん小さくなっていく地域をどのように存続させるかは、地域にとって重要なテーマです。
「これからもずっと続けられる社会」を目指す ため、一見便利で効率的なライフスタイルの対極に思える天草で、恵比須丸とふぁおは協力することになりました。
narino(ナリノ)オンラインショップの名前の由来
恵比須丸で牡蠣の養殖に取り組んだのは子供(男の子)の「漁師になる」との言葉でした。そこで女の子にも「天草で出来ることはある」そう考えてもらえるように、販売体制は女性を中心に構築しました。設立した法人OctEFの代表は、女性陣2人です。
そうしたことから、"narino"の名称は、2人の女性陣の名前を入れてます。
さらに、一次産業を中心とする家庭で運営していくため、"narino"にも以下を込めました。
本格的な食品EC、本当のレジャー施設のようにはいかないものの「ナリノ」の商品や体験を提供していこうというものです。
それを理解してお付き合いいただけばありがたいです。
そして、2人のママの会社が上手くいくこと、それをみている子供たちは天草には「何もない、仕事がない」との思いを持つことなく育ってくれることと思います。
2021年新しいことが始まる
「ふぁおのお店」から「narino marché」に変わり、STORESのサービスを利用したネットショップのURLも「narino.shop」とシンプルになりました。
お支払いについては、海産物も扱うことを意識して即時決済項目に絞りました。今後は、Amazon Payも導入していきます。
「ふぁおのお店」で会員登録していた方は、そのまま有効です。
あそびに関してはサイトを分けました。narino joie(ナリノジョア)でお届けします。
7月1日現在は、みかんの木に関してのみの掲載ですが、7月7日の正式オープンでは、Fisherman's Project第1弾「マイオイスターファーム 〜バージンオイスター育てて味わう会〜」をリリースします!
さらに準備出来次第、夏休みに向けてFisherman's Project第2弾「タコのゆりかご 〜天草で漁師体験〜」もリリースしていきます。
山の方は、不知火みかんの木オーナー、そして冬には不知火みかん収穫体験を今年も行います。
その他、インドア系の体験・ワークショップも検討中です。
それでは、"narino"をどうぞよろしくお願いします。
【追記 2021.9.1】Newsletter "narino通信"はじめました。
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