活動が大きくなるにはフェーズがある

モリゼミでサン・セバスティアンについてのオープンゼミがあった。
美食のまちとしてのブランディングに成功した彼らがなにを行ったのかを学ぶのだと思っていた。
だが、モリゼミをしててより大切にしたいとおもったことは、なにをしたかではなく、どのようなエッセンスがあったのかに注目すること。
今回のサン・セバスティアンについて私が持ち帰りたいと考えたのは、そのフェーズの進化だった。

まちに対する危機感と草の根的な運動のマッチング→行政による広報→世界的なブランディング→より効果的な人材育成、といったそれぞれのフェーズにはキーパーソンがいるはずである。
それがきれいに繋がって、内外にとってサン・セバスティアンが「美食のまち」として根付いた。

ここからは想像であるが、彼らは料理や食べることが好きで、楽しくてやっているうちに、いつの間にか活動が大きくなったのではないだろうか。

地域コミュニティや伝統を崩さず、逆にそれを進化させてきたサン・セバスティアンに、行ってみたいと思った。

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