メダル噛み問題

名古屋市長の河村たかし市長が表敬訪問を受けた後藤選手の金メダルを噛んだと問題になっている。
他人の物であり、金メダルというものを噛むと言うのは普通に考えれば言語道断。更にコロナ禍という状況と言うこともあって感染予防の点からもアウト。
また、その後の河村市長の謝罪会見も用意された文を読むのも棒読みで詰まりながら読むと言う謝罪としてもアウト。
もう3アウトです。

と、書いてみたのですが、当の後藤さんはこの件について一切コメントをしていません。
当然良い気はしなかったとは思いますが、このようにこの件が本人とは関係ない周りが過熱する状況は本人にとっては本意ではないように思う。

近年、問題の過熱を加速させるのはSNSを中心に広がっていく傾向がある。

例えばこの件について、後藤選手がコメントしていれば状況は異なると思うが、コメントしていないのだからこれ以上この件を必要に過熱させないで欲しいなと思う。

それとは少し話しは変わるのですが、河村たかし市長は現在4期市長職をつとめている。平成21年からの長期政権です。(一度辞職するも再選)

これは、2つ可能性があって、
1つは名古屋市に対して貢献する良い政権運営をしている
2つは単純に対抗候補がいないという点
の2つの可能性があるだろう。
色々と調べてみた結論として最も当てはまるのがかなりの選挙巧者という印象があった。
議員報酬を受け取らす名古屋市民の減税という市民に分かりやすい事を公約に掲げ実践はしていたものの、それ以外の本質的な改革はあまり進んでいないようです。
しかし、庶民的で市民に寄り添う市長という事であり続けた事が今の長期政権に繋がっているのだろう。
そして、この庶民感覚が表敬訪問された際に、金メダルいいなー、そう言えばメダル噛むパフォーマンス良かったな、やってみたいな
みたいな感覚でやってしまったのだろう。

何事でもそうだが、長期政権である事は決して良いことばかりではない。
成長には必ず対抗が必要で、そうしたものが無かった事が今回の悲劇に繋がったのかもしれない。

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