ｰ日本一周自転車旅 九州一周編15日目-
2019年3月29日
中津→北九州
これは前日の話…
道の駅なかつで寝ていると、19時くらいに駐車場で車中泊をしている方が毛布を貸してくださいました。
冬用の寝袋で寝ていたので、寒さは全く感じていなかったのですが…深夜に冷え込んだらと思い、そのままお借りすることにしました。
隣町の日田市の方だそうで、中津にはお店を出す場所を探しに来ているとかなんとか言っていました。
さて、無事に目を覚ましましたが、道の駅のスタッフが来る前に撤収しなければなりません。寝袋が快適すぎて６時頃まで寝ていました。急いで片付けます。
今日はゲストハウスに宿泊します。久々の布団が楽しみです。
朝ごはんを買おうとパンを選んでいたら、男性の方がコンビニの袋を手渡してきました。中には食料が！
彼の息子さん2人もバイクで旅をしていたとのことでした。
「僕があんたに投資するから、あんたも誰かに投資するんだ。」
「これからの時代は元気な女の子が作っていかなきゃならん。」
「親は大事にするんだぞ。」
方言が混ざっていて聞き取りにくかったものの、こんな感じのことを仰っていたと思います。ありがとうございました。
しばらく漕いでいると前方からどうやら旅人チャリダーが！サイドバックを付けている人を自分以外で今旅初めて見ました。
ちょっと嬉しいですね。
本日、またまた声をかけられました。なんとお坊さんでした。
どこのお寺の住職かまでは聞けなかったのですが、アーモンドチョコレートをいただきました。ありがとうございます。
途中、公園で休憩をしていると園児たちがやってきました。なんとなく先生たち
の目線が怖かったので、逃げるように公園を後にしました。確かに暖かくて気持ち良かったのでベンチでひと寝しようとしていましたが、不審者ではないです。
その後、北九州市に入るとかなり栄えてきて都会特有の走りにくさを感じながらチェックイン時刻まで２時間以上あったので、小倉をぶらぶらしていました。（ずっと”おぐら”だと思っていたのですが、”こくら”と読むんですね…）
本日の宿泊先は「TangaTable」というゲストハウスです。非常に綺麗で天井も高く、コンセント・Wi-Fi完備、など…快適に過ごせそうな要素が十分にあります。
また、自転車も許可を経て屋内に入れさせてもらうことができました。快く了承していただき、ありがとうございます。
荷物の整理とシャワーを浴びてから、北九州の工場夜景を見に行きました。
八幡製鉄所の夜景が有名ですが、そこまで行くには20km先までいかなければならないらしく、往復で40kmは諦めざるを得ません。代わりに小倉港周辺の工場夜景を見に行きました。
北九州といえば、近年は工場夜景が有名ですし、旅人としてはなくてはならない存在である地図を作っている会社「ゼンリン」のある土地でもあります。
しかし、当時義務教育レベルの地理知識しかなかった私は工業地帯と公害病のイメージが強く少し怖い印象を抱いていたのですがそんなことはありませんでした。
工場がある割に、排気ガスなどの工場特有の臭さはなく公害の克服の努力が見えたような気がしました。
ゲストハウスに戻ってベッドに横になっていると、いつの間にか眠っていました。
布団最高！！
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