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30-DAY SONG CHALLENGE

 ご存じの方も多いことでしょうが、今、Twitterを中心としたSNS界隈で「30-DAY SONG CHALLENGE」という投稿企画が流行っています。下図のように毎日指定されたお題に見合う楽曲を紹介し、最終的には30日分=1カ月分のオレなりのプレイリストを作ろうというものです。

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 こちとら、もうアラフィフだし「そんな流行りに安易に乗るかよ」なんて子どもっぽいことはさすがに思わないものの、子ども時分からの飽きっぽさゆえにこの手の義務感・使命感を伴う遊びは大の苦手。しかし今のご時世だけに「ヒマつぶしくらいになればいいなあ」「別に誰に強制されているわけじゃなし、飽きたらやめればいいし」と思って始めてみたところ、さすがヒマ。30日やり通せちゃったので、以下にオレなりの30曲を紹介させていただきます。

■DAY 1〜A song you like with a color in the title.

 大学にはロクロク行かないくせにクラブには足繁く通っていた1990年代中盤に特に好きだったのがDave Clarkeの「Red」シリーズ。ということで「あなたの好きなタイトルに色の名前が入った曲」はこれ。たしか「Red1」から「Red3」まであって、一番のクラブヒットだったのは「Red2」だったんだけど、なんか今の気分は「3」なので。

■DAY 2〜A song you like with a number in the title.

 時代変わって、ロクに仕事もせずにアイドル現場に通いまくっている2010年代末から2020年にかけて一番フロアで聴いた1曲。CMJKプロデュース。

■DAY 3〜A song that reminds you of summertime.

 別に夏のことを歌った曲ではないんだけど、なんか夏になると聴きたくなる。夏の陽気から“Runaway”したいんだと思います。またそろそろ聴きたくなるはず。

■DAY 4〜A song that reminds you of someone you'd rather forget.

 高校時代にイヤなフラれ方をした女が好きな曲こそが「忘れたい人を思い出させる1曲」かな、と。タイトルこそ「暗闇を抜け出して」なんだけど、あれから30年経った今も聴くとまあ闇落ちしそうになります。

■DAY 5〜A song that needs to be played loud.

 ギターウルフ、Atari Teenage Riot、Napalm Deathとも迷ったんだけど、Back to Rootsということで。まあ「Psycho Therapy」に限らず、Ramonesを爆音で聴くことは全世界市民の義務なのですが(ほかの3グループも同様)。

■DAY 6〜A song that makes you want to dance.

「踊りたくなる曲」と聞いて、まず電気グルーヴとかスチャダラパー「Twilight」が思い付いたんだけど、なぜか(?)YouTubeはもちろん、サブスクリプションサービスでもヒットせず。次善の策として電気で一番好きな曲を選んでみました。

■DAY 7〜A song to drive to.

 20年来のペーパードライバーにとって、ドライブ=おしゃれ。おしゃれ=スタカン。歌っていることは別にドライブ向きじゃないけど。

■DAY 8〜A song about drugs or alcohol.

 お医者さんや薬剤師さんの指導のもと用法用量を守ればキメても大丈夫なドラッグソング。

■DAY 9〜A song that makes you happy.

 ご時世がご時世だけにこの曲のサビの〈起きろよ キレイな朝だぜ〉〈太陽が君の瞳のために輝いている〉というリリックを信じて日々を生きてみようと思っています。

■DAY 10〜A song that makes you sad.

 聴くたびになんか絶望的な気持ちになるんだけど、折に触れ聴きたくなる曲。2013年にリリースされたリアレンジバージョンはアニメ『惡の華』のエンディングテーマで、この年最高のアニメソングでした。なんでアニサマに出なかったんだろう?

■DAY 11〜A song you never get tired of.

 クラシックの素養なんかひとっつもないのに「ボレロ」だけはずっと聴いていられる。テクノなんかと同じく、いやそれ以上に強烈なループミュージックだからなんだろう。

■DAY 12〜A song from your preteen years.

 生まれて初めて自分の小遣いで買ったドーナツ盤だと思う。当時10歳。今、聴き直してみると、よくも悪くも80年代って豊かだったんだなあという気がします。その浮かれ気分を象徴している1曲。

■DAY 13〜A song you like from the 70's.

 1974年生まれなので、70年代のポピュラーミュージックをリアルタイムな曲として楽しめてはいないし、もちろんこの曲のリリース当時(1979年)のことも知らない。5歳児だもの。それでもこれが70年代の終わりを象徴する1曲なことはわかる。確かに80年代はMTVの時代になりました。

 ただし時代は巡るもので、今またラジオが人気を集め、アメリカあたりを中心にポッドキャストブームが再燃するなど、Radio Starはどっこい死んでない。YouTubeでMVを観る楽しみとradikoでラジオを聴く楽しみが両立している今って実はわりかし悪くないんじゃないのかなあ。

■DAY 14〜A song you'd love to be played at your wedding.

 十余年前、ロクに結婚式も挙げずに(挙げる気も特になく)入籍しちゃったので「結婚式でかけたい曲は?」と言われてもなかなか難しいんだけど、これかなあ。優しくて幸せでちょっと泣ける曲。

■DAY 15〜A song you like that's cover by another artist.

 まあ今だからこそ平和な世界を夢見たいですよね。偉大なる酔っ払い・シェインおじさんと一緒に。

■DAY 16〜A song that's a classic favorite.

 外国人をインタビューするときは「Sorry. I'm native Japanese speaker.」と切り出して、ひと笑いいただきつつ、ホントに日本語で取材するタイプなので、この日のお題が「音楽ジャンルとしてのクラシックの中でも好きな曲」なのか「古典と呼ばれる楽曲の中で好きなもの」なのか「ずっと好きな曲」なのか判じかねました。だから勝手に後者ふたつ的な意味だと信じて、この曲をセレクト。

 ぼくがこんな人間になったのは808 Stateのせいです。

■DAY 17〜A song you'd sing a duet with some on karaoke.

 ヘテロセクシャルの男として産まれたからにはロビー・ウィリアムズばりのセックスシンボルとして、カイリー・ミノーグみたいなナオンとエロい歌を歌いたいものです。カイリーのライブだと男役がボノになることも。ボノにもなりたいなあ。

■DAY 18〜A song from the year you were born.

 別に「生年リリースだから」って音楽の聴き方をしないので「1974年 ヒット曲」で検索したらヒットしたのがこの曲。チョー名曲だとは思うんだけど、『魔女の宅急便』の曲という印象くらいしかありません。

■DAY 19〜A song that makes you think about life.

 曲中、元春が〈That's meaning of life〉と歌っているから、きっとこの曲には人生の意味が潜んでいると信じています。だって元春が言ってるんだぜ。

■DAY 20〜A song that has many meanings to you.

 ぼくがこんな人間になったのはNew Orderのせいです。

■DAY 21〜A song you like with a person's name in the title.

 この頃のレッチリ大好き。バスケのことは今も昔もあんま知らない。

■DAY 22〜A song that moves you forward.

 田村潔司よろしく、ここ一番っていうときに聴く曲。

■DAY 23〜A song you think everybody should listen to.

 人生なんてものは基本的にこれさえ聴いておけば事足りるんですよ。

■DAY 24〜A song by a band you wish were still together.

  ぼくがこんな人間になったのはThe Stone Rosesのせいです。

■DAY 25〜A song you like by an artist no longer living.

 ナックルズのDJは何度か観ているんだけど、この曲をスピンするご本人にはついぞお目にかかれなかった。ハウスクラシックなんだし、かけてくれればよかったのになあ。

■DAY 26〜A song that makes you want to fall in love.

「恋をしたくなる曲」とか言われても、そんなもんないので、これ。〈恋しちゃったんだ〉って歌ってるし、YUIよりTHIS IS 向井秀徳のほうがかわいいし。

■DAY 27〜A song that breaks your heart.

「胸が張り裂けるようになる」のとは違うんだけど、聴くたびになんか「なんだかなあ」って気持ちになります。

■DAY 28〜A song by an artist whose voice you love.

 おれもオリヴィア・ハッセーよろしく布施明に抱かれたい。

■DAY 29〜A song you remember from your childhood.

 まったく記憶にないんだけど、両親曰く、おれが3歳くらいの頃にあった曾祖母の葬式の最中、ずっとこの曲を歌っていたらしい。3歳児的にはしりとりが不思議だったんだろうか。

■DAY 30〜A song that reminds you of yourself.

 これが「自分を表する曲」「自分を思い出させる曲」なんておこがましいことは思ってないけど、不要不急の極みの商売をする以上「Let Me Entertain You=あなたを楽しませましょう」という心意気だけはなくしたくないものです。あと繰り返しになりますが、ロビーみたいなセックスシンボルになりたい 。