書評 「読んだら忘れない読書術」樺沢紫苑
この本のポイントを2つ表すとすると
・読書によって得られるもの
・読んだら忘れない読書術 です。
1.読書によって得られるもの
本書では読書で得られるものが8つ紹介されています。今回は、そのうちのいくつかをご紹介します。
・仕事力
仕事力とは例えば、営業力、コミュニケーション力、決断力、問題解決力、時間管理力、プレゼンテーション力、リーダーシップなどのことを指します。
これらのスキルをアップさせる方法があります。それが読書です。書店に行けば、これらのスキルを上げるためのノウハウが書かれた本がたくさんあります。本を読み、その内容を実践すれば仕事力はアップします。
・人生における変化
ほとんどの人は何か望みがあると思います。「お金が欲しい」、「健康になりたい」、「夢を叶えたい」など。
その望みを叶える方法をいくつ思いつきますか?1つしか思いつかないより、たくさん思いついたほうがいいですよね。本を読めば将来の選択肢を広げることができます。
2.読んだら忘れない読書術
3つの基本原則
1.記憶に残る読書術
インプットしてから1週間以内に3回アウトプットすると記憶に残ると様々な本に書かれています。
2.スキマ時間読書術
「電車に乗っている時間」「友達を待っている時間」などスキマ時間を有効活用します。1日の中にスキマ時間は意外とあります。その時間を「浪費」するのか、「自己投資」に使うのかで人生は大きく変わります
3.深読読書術
「深読」とは、本から学びと気づきを得て、「議論できる水準」にまで内容を理解する読み方。
本を読んでも感想や意見を述べることができないならば、読んでる意味がありません。
1冊の本からどれだけの気づきを得られるかという「質」にフォーカスして本を読むべきです。
「読んだら忘れない読書術」の2つのキーワードは「アウトプット」「スキマ時間」です。
ここではアウトプット読書術とスキマ時間読書術をいくつかご紹介します。
・アウトプット読書術
「マーカー読書術」
本を読むときに必要なツールは2つ 蛍光マーカーとボールペン
自分が気になったところにマーカーでラインをひき、「気づき」「疑問点」を本の余白にボールペンで書き込む。ラインを引いたり、ボールペンで文字を書くことはアウトプットになり、記憶に残りやすくなります。
記憶に残ることで自分に変化と成長がもたらされます。
・スキマ時間読書術
「ウルトラマン読書術」
ウルトラマンは、地球では3分しか戦えません。しかし、3分という制限時間があることこそが、ウルトラマンの強さの秘密です。
何か物事を行う場合、制限時間を決めると集中力がアップし、脳が高いパフォーマンスを発揮する
僕もこの本を読んでから、制限時間を15分にして本を読みました。そうすると、制限時間を決めないで読むより集中して本を読むことができました。だらだらと本を読むより、集中して本を読んだほうがいいですよね
まとめ
読書をすることでさまざまなメリットがある。仕事力の向上、将来の選択肢が増えるなど。本を読んだらその内容を記憶しないと意味がない。本の内容を記憶するためにアウトプットとスキマ時間を意識するといい。本の内容をアウトプットをしたり、スキマ時間で読書することで記憶に定着する。
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