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リッカルド・オチャーニ 『生成する学び』 日本語訳全編公開

17世紀イタリアのトスカーナ地方で町医者として、また市民劇団の主宰者として、市井の人々とともに生きた知識人リッカルド・オチャーニが書き残した本『ジェネレラーレ・エ・ナラキーレ』の原本が偶然農家の納屋から見つかってから数十年が経つ。この書の中に再三出てくる「ジェネレーター」という言葉。最近、市川力と井庭崇によって理論化され、これからのつくる学び・つくる暮らしを支える「あり方」として注目を集めている。その原点が実はこの短い覚書に書かれていた。

「ジェネレーター」としての「あり方」を「雑・間・小」の3つの巻に分け、各巻6章、全18章のマンダラ円環構造でつづられている。ポスト・コロナの激変する時代を、自らも変化し、自然と一体となって生成し続けて生きてゆくための心構えがコンパクトにまとめられている。

ジェネレーター仲間では、これこそ「ジェネレーター」の「代表」である「ジェ代」のための経典ではないかと評価され、「ジェ代マンダラ」とも呼ばれているようだ。

なお、この本の翻訳者である国立探検学博物館館長の面白探重朗先生がオチャーニの本を紐解く「なりきり人物伝・なりきりブックレビュー」というラジオ番組で解説している。本を読みながら、番組を視聴するとさらにいろいろ見えてくるであろう。

どちらも無料でアクセスできるのでぜひご一読、ご一聴ください。


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