置き勉は絶対にダメ!から置き勉しなさい!に対してツッコみたくなる保護者の方へ
拝啓
置き勉は絶対にダメ!から置き勉しなさい!へ。
に対して、思うところがある保護者の方へ。
最近、置き勉(いわゆる学校に教科書を置いて帰ること)を認めるどころか、推奨している小学校が増えてきました。
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▼置き勉をしてはダメ!と言っていた理由
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これまで小学校では、置き勉をしてはいけない理由を、
・自分で時間割をする力が身につかなくなるから
とか、
・宿題で分からないたころがあったら見直すことができるからとか、
いろいろ理由をつけて禁止していました。
ときどき、小学一年生の保護者の方から、「ランドセル、重すぎませんか?」と言われることがあるそうですが、(確かに持ってみると、重たかった)
それでも、今まで置き勉を禁止していた手前、一年生だけいいですよ、
とは言いにくいのが学校の事情。
そんな小学校では、最近、置き勉はダメ、どころか、
置き勉しなさい
と指導するようになってきました。
その理由は、、、
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▼クロームブックが導入されたから
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国の政策で、子どもたちには一人一台、パソコンかタブレットが配られました。
(クロームブックとは、パソコンとタブレットの一体型みたいな端末です)
そして、このクロームブックは鉛筆や消しゴムのような文房具のように、当たり前に使えるようになって欲しい、
という思いで配布されました。
なので、当然、毎日家に持って帰り、充電して持ってくるようになりました。
(筆箱を毎日持って帰って、鉛筆を削って持ってくる、みたいな感覚です)
ここで、問題が一つ。クロームブックを持ち帰るとなると、ランドセルか手さげに入れるわけですが、このクロームブック、、、
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▼重いんです。
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今まで通り、たくさんの教科書が入った状態でクロームブックをランドセルに入れるとなると、
実際に持ってみましたが、かなりの重さになります。今までの教科書だけでも重たかったのに、それに加えてこのクロームブック。
とてもじゃないですが、小学一年生に毎日運ばせる重さじゃない、、ということで、
教科書は、置き勉して帰りなさい。
という指導をすることになりました。
今まで、
「絶対に置き勉は許さない」
というスタンスだったにも関わらず、です。
この変化を見てもしかしたら保護者の方の中には
「だから、ランドセルは重たすぎる!と言い続けてきたじゃないですか」
「だから、家では使わない教科書は置き勉させて欲しいとお願いしてきたじゃないですか」
と言いたくなる気持ちが湧いてくるかもしれません。
ただ、そんな保護者の方に、一つだけお願いがあります。それは、
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▼ツッコみたくなる気持ちをグッと抑えて押さえていただけないでしょうか?
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確かに、学校は今までずーっと禁止していたことを、オッケーにしました。(むしろ推奨)
それは、
・指導がぶれている。
・朝令暮改じゃないか。
とも受け取れます。
ただ変化したこと(置き勉はオッケーになったこと)によって、子どもたちにはプラスになりました。
(ランドセルが、少しは軽くなった)
なので、保護者の方は、
学校が変化したり改善したりすることを、暖かく見守る、もしくは、
「よくぞ決断した」
と称賛する声をあげていただけないでしょうか?
もし今回の「置き勉は、オッケーにします!」という改善(変化)を叩いてしまうと、
「変化や改善をすると叩かれるからやめよう」
とか、
「(子どもたちにとってプラスでも)非難される可能性があるならやめておこうか」
と、学校側が殻に閉じこもってしまう可能性があります。
なので、
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▼変化や改善を称賛する声、いただけないでしょうか?
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もちろん、変化することや改善することで失敗することもあると思います。
(むしろ、高速で改善を繰り返す方が、失敗の量は増える)
ただ、
「今までと言っていたことが違うじゃないかー」
という声よりは、
「高速で改善を繰り返してくれて、ありがとうございます。
ただ、今回の改善は子どもたちにとっても、学校側にとっても、プラスにならない気がします。
もう一度、みんなにとって最善を、一緒に考えていきませんか?」
みたいな声をいただけると最高です。
こんな保護者に、僕はなりたい。。
3人の子どもを持つ、親として。。
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▼追伸
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我が、広島県の教育長さんは、娘さんが小学生の時、置き勉に対してひともんちゃくあったとか。
娘に「面倒だけど、みんな置き勉してないよ」って言っても、やっぱり「嫌だ」と。先生には「重いランドセル持っても、脚力はついても学力はつきません!」って言い放ったそうです。後で母親としては謝りましたが…。