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育児とつづき㉒

家族と向き合うようになった移行期をどうやって乗り切るか?

パートナーとの関係が不安定に
家族と向き合った結果、働く時間を制限したり育休を取得したりして家にいる時間を増やすという選択をする人もいます。

その人は今までより家族と過ごす時間が増えてさぞ幸せだろうと思うかもしれません。
もちろんそれで幸せだという人はいいのですが、中には自分に自由な時間が増えたことによって、新しいことを始める人もいます。

人は時間がないときは「やりたいことがない」と思っていても、いざ時間があると「やりたいことが出てくる」というのはよくあることです。

特に育休を取ったパパと話してみると、家事や育児は当然するが、それ以外の時間、例えば早朝や子どもたちが寝た後などに、自分の好きなことをする、という人が少なくありませんでした。

今までだと、それらの時間はパートナーと話したり一緒にいたりする時間に当てられていたかもしれません。

しかし、自分のやりたいことを優先し、パートナーとの関係が不安定になった人もいました。正直に告白すると、私自身がまさにこの状況に陥りました。

「せっかく育休を取ったのだから、そこから得た学びを本にしてまとめたい」そんなことを思いつき、この本を執筆することになりました。

途中までは楽しく書き進めていた私ですが、あるとき妻が「最近、ゆっくり話してないね」とつぶやいたことがありました。

そのとき私は「いやいや、一日中、毎日ずっと一緒にいるじゃないか」と一瞬思ったのですが、よくよく考えてみると、日中は三人の子どもと一緒にいるため、ゆっくり話をする瞬間なんてありませんでした。

フルタイムで働いているときは、子どもたちが寝静まった後によく他愛(たわい)のない話をしていたのですが、あるときからその時間を別のことに使っている自分がいました。

妻は夜にドラマを見るのが一日の癒しの時間で、私は自分の考えていることを文章にまとめるのが癒しの時間でした。

もちろん、それはそれでいいと思うのですが、私が目の前のことにのめり込み、妻との時間を削って執筆活動をしていたことに気が付きました。

実は、この文章を書いている途中も、時間の使い方の正解が分かりません。家事や育児をおろそかにすることはありませんが、それ以外の残った時間をどう使うかは、まだまだ考える余地がありそうです。

こんな感じで、関係が不安定になるかもしれないということが少しでも分かって入れば、パートナーの何気ない一言にアンテナを張っておけるかもしれない。

そう思って、自分の至らない部分ですが、書かせていただくことにしました。

ここまで
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