育児とつづき㉔
家族と向き合うようになった移行期をどうやって乗り切るか?
━━━━━━━━━━━━━━━
▼職場と向き合う
━━━━━━━━━━━━━━━
家族との関わり方を考える上で切っても切れないのが職場との関係です。在宅ワークやフレックス制度が浸透し始めてきたとはいえ、まだ多くの企業では会社に出社することを前提とした働き方をしています。
また定時で上がって成果を上げた人より、残業をしてそこそこの成果の人の方が給料が高いという会社もまだまだ存在します。
したがって多くの会社では長時間の労働をすることが会社への忠誠心を示す一つの方法となっています。
そのため働き方を制限し、家族との時間を優先することが増えてくると、職場での立場が心配になってくる可能性があります。そのときにどうするか。
━━━━━━━━━━━━━━━
▼育休を取りたい人がしておくこと
━━━━━━━━━━━━━━━
仮に育休を取得しようと考えているのであれば、上司に相談するずっと前にしておくとよいことがあります。
それは「家族の状況をさりげなく伝えておく」ということです。
例えば「妻のつわりがひどくて食欲もなく、どうしていいか分からないのですが、何かいい方法はありませんか?」とか
「子どもが熱を出して妻がどうしても迎えにいけそうにないときは代わりに行かせてもらってもいいですか?」とか
こんな感じで、家庭の状況を少しずつ上司や同僚に伝えておくことで、「子育てに関心のある人」というイメージをもってもらいやすくなります。
そうすることで、いざ育休を取りたいと相談する際にも話を聞いてもらいやすくなるということがあります。
━━━━━━━━━━━━━━━
▼私より先に育休を取った弟
━━━━━━━━━━━━━━━
実際、私の弟も育休を取ったのですが、超未熟児だったこともあり、子どもの状況を早い段階から上司や同僚に伝えていたようです。
そうすることで、男性で育休を取った人がいなかった部署にも関わらず、スムーズに育休を取ることができたようです。
もし、もうすぐ子どもが生まれそうだけど、上司や同僚に家族の状況を伝えていなかった人がいても大丈夫です。
というのも、女性は妊娠、出産によって産休、育休に入る期間が決まっています。それに対し男性は、いつから育休を取るかの自由度がかなりあります。
━━━━━━━━━━━━━━━
▼いつからでも取れる男性の育休
━━━━━━━━━━━━━━━
例えば、生後6カ月のときから育休に入ることも可能です。つまり男性は、抱えている仕事の状況や職場へのアプローチの状況によって育休を取るタイミングを選ぶことができます。
したがって、上司や同僚に家族の状況を伝えるのが遅すぎたという人でも、今日から伝えていけば育休取得に向けて遅すぎるということはありません。
━━━━━━━━━━━━━━━
ここまで
こんな育休の本をパパ10人で作っています。
応援はお名前、メールアドレス(確認用)だけでできますので、よろしければお願いします。
1月23日(土)21:00-22:30「ikumadoキャリア図鑑」という無料のオンラインイベントに出演します↓こちはもよろしければ♪
https://papaiku1.peatix.com/
サポートしていただいたお金が本一冊分になりましたら、出版させていただいたパパ育休の本一冊を、図書館に寄贈させていただきます!(その際には、noteにてご報告させていただきます!)