パパ15人で本を書く意味
アフリカのことわざに
「早く行きたければひとりで行け。遠くに行きたければみんなで行け」というものがあるそうです。(ホントにあるかどうかはわかりませんが)
今、パパたち15人で本を作っているのですが、「なんで一人で作らないの?」ということを言語化してみようと思います。
答えはシンプルに「遠くに行きたいから」ということになりますが、お付き合いください。
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▼一人で作る方が、早いですが
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キンドル本なんかだと、一人でサクッと作れてしまうことが分かりました。ただそれだと編集は入らないし、編集を入れようと思うと少なくとも数十万円というコストが発生します。
そして仮にプロの編集が入ったとしても、完成した本を一人でも多くの人に届けようというインセインティブ(動機)が働くのは私一人です。
(おそらく、編集者の人は積極的に売ろう思わないはずです。売れても売れなくても特にメリットがないためです)
なので、完成した本を届けられる範囲が限られてきます。
仮に「本を作ること」が目的なら一人で作ればよいのですが、「本をより多くの人に届けること」=「社会をちょびっと前に進めること」を目的にすると、やはり一人で作るより、15人で作った方が、よい、ということになります。
(15人で作ったら、その15人は完成した本を一人でも多くの人に届けようとしてくれるはずなので)
その結果、本を手に取ってくれる人が増えて、今回だったら育休を身近に感じてくれる人が増えて、男性育休に関する社会の見方がちょびっと前に進む、そんな感じをイメージしています。
なので、一人で作らないで、みんなで作っています。あと、一人で本を作っていたら、途中で心が折れます。多分。
(みんなで作っていても、途中で気持ちが下がることが何回もあったので)
ということで、本を「作る」だけじゃなく本を「届ける」ところまで考えると、みんなで作った方が私にとってはいいなぁという話でした。
編集者の方とやりとりをしながら、ガリガリ編集作業、進めています。