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育児とつづき⑲

理想の家族の状態を見つける道は、バラ色だけではない夫婦、家族のバランス編
女性の産後うつについては割と知られるようになってきましたが、男性の「産後うつ」も存在することが最近の研究では分かってきました。

ある学術誌によると、生後3~6カ月の間には26%の男性が「産後うつ」になるとされています。しかし男性の「産後うつ」については一般的にはほとんど知られていません。

私自身も過去を振り返ってみて「もしかして、自分は産後うつだったのかな?」と思う程度でした。

確かに、育休を取って家事や育児ができるようになりましたが、ときどき、なんとも言えない無力感に襲われることがありました。私が毎日つけている日記を振り返って見ると「俺、なにやってんだろ感」になると書いてありました。

ただ、「育休を取らせてもらっているのに弱音を吐くなんておかしい」「世の中のお母さんたちは、普通に家事育児をやっているんだから、自分も甘ったれるな」と自分を奮い立たせるしかありませんでした。

こんな感情がときどきやってくるので、そのときは夫婦の関係がうまくいっていなかったように思います。妻は一つも悪くないのに不機嫌な態度を取ってしまう私。

そんな姿を見て私との会話を極端に避ける妻。二人の間には、なんとなくいやーな空気が流れることがありました。

その空気を作っていたのはまぎれもなく私なのですが、その当時「男性にも産後うつがある」ということを知っていれば、もう少し気持ちが軽くなったかもしれません。

自分で選んだ自分の人生、せっかく向き合った家族との関わり方、にも関わらず崩れる夫婦の関係。

なんだかなぁと思うこともありましたが、他のパパさんたちと話していると、少なからず同じような経験をした人がいたことはある意味救いとなりました。
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ここまで

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