梅雨でも楽しめる成相寺
今年は早めの梅雨入りでしたね。
この季節、雨ばかりで気持ちがどんよりしてしまうこともあるかと思いますが、梅雨だからこそ楽しめる成相寺の見どころを先取りでお伝えしたいと思います。
(以下、紹介する紫陽花、モリアオガエルの卵の写真は2020年以前の写真です)
ハートの紫陽花探し
梅雨の時期の風物詩といえば、紫陽花ですよね。雨の日にこそ、美しさを増す花といっても過言ではありません。
成相寺では例年、6月下旬ごろに見頃を迎えます。
本堂周辺では、紫、青、白など…いろんな色の紫陽花を楽しむことができます。
種類の違う、こんな形の紫陽花も可愛いですよね。
こうして色とりどりの紫陽花を見ているだけでも心癒されますが、成相寺の紫陽花の楽しみ方はそれだけではありません。
なんと、境内のどこかにハートの紫陽花が隠れているんです!
これを見つけたら恋が成就するかも…!?
今年はどこに出現するのでしょうか。ぜひ散策して見つけてみてください。
女性の思いを叶える御本尊の季節限定御朱印
6月1日より、紫陽花デザインの美人観音御朱印も始めました。(志納金500円 ※書き置きのみ)
成相寺の御本尊は美人観音として名高い聖観世音菩薩様で、特に女性が信心すると、(心が)美人になれると言われています。そんな御本尊の季節限定、紫陽花デザインの御朱印です。
7月末まで授与を予定していますので、お求めの方は納経所にてお声がけください。
特徴的な産卵形態、モリアオガエルの卵
ここ数年、梅雨時期になると、モリアオガエルの卵が弁天池のあちこちに産みつけられているのを目にします。
昨年はパノラマ展望台までの道の途中でも見かけて…今までにない数の卵を見ることができました。
写真の白い泡状のものがモリアオガエルの卵です。こうして、池や水たまりの上などにある木に卵を産みつけ、オタマジャクシに孵化すれば、そのまま池に落下して泳ぎ出すそうです。
カエルは、水中に産卵するのが一般的ですが、モリアオガエルはわざわざ樹上に登って産卵するのが面白いですよね。
その理由は簡単で、水の中にいる天敵を回避するため。卵のうちは自分で逃げることができず、魚やイモリに食べられてしまう可能性があるからです。
泡状の卵塊であれば、梅雨の期間、乾燥を防ぐこともできるんだそうです。
ちょっとコアな内容でしたが(笑)、どこでも見られる光景ではありません!
珍しいモリアオガエルの卵も、梅雨時期、成相寺だからこそ楽しめる見どころの一つです。
梅雨の楽しみ方はいろいろ
ここまで紹介したきたもの以外にも、梅雨の楽しみ方はもっといろいろあると思います。
雨に濡れて、より濃く、美しくなる緑の風景。
紫陽花の他にも、いろんな種類のお花を見ることができます。
ぜひ、自分だけの楽しみ方を見つけてみてください。
このご時世ですので、マスクの着用、手指の消毒など感染症対策をしっかりしたうえで、気分転換がてら梅雨の成相寺を楽しみにいらしていただけますと幸いです。
2021年6月9日