注目されたくない
今日はもう何をやってもうまくいかない一日。
まぁもうそんな日もあるのだけど…そんな日ばっかり?(さすがにそれは否定したい)。
…
物心ついた頃から目立つことが苦手で。
できるだけひっそりと、ほとんど気付かれないくらいの感じでいたいと常々思っているのだけど。
今より少しだけ昔、よく小劇場に演劇を観に行っていた。
好きな劇団があって。
その劇団を主宰してる人とは顔見知りだったのだけど、この目立ちたくない性質が故、終演後に話しかけるのを毎回躊躇しまくりだった。
その人と話してるときに周りから注目されるのがめちゃくちゃ嫌だったのだ。
恥ずかしくて。
誰も私を見ていないとわかっている。
みんなが見てるのは相手の方だとも。
でもその視線の一部が私に向かってるのも確かだから。
無理なのだ。
本当に。
いたたまれなくて早く立ち去りたい気持ちでいっぱいになってしまって。
あるときこんなこともあった。
友達と観に行ったとき。
友達から、はよ声かけろとけしかけられてもなかなか声をかけに行けず、散々ウダウダした末、やっぱ無理!もう帰る!と友達の手を引き会場を出たら、次の瞬間、会場のドアがバンッと開いた。振り返ったらその人が息を切らして立っていて。
ほかの人と話してたのを放っぽりだして外まで出てきてくれたのだった。
そして、「ありがとうございました!!!」と言われた。
大声で。全力で。
…
これ伝わるかわからないけど、これまでの人生でトップ3に入るくらいの衝撃の瞬間だった。
時が一瞬止まったくらいの。
唖然。まさかの。
隣で見てた友達が、帰り道、「いやー、あんなんされたら惚れてまうやろ!」としきりに言っては笑っていた。
…とまぁ、そんな過去の話はさておき。笑
ちなみにその人とは個人的に仲良くなった後もやっぱり終演後に声をかけるのは無理で、何も声をかけずに帰って、後から「どこ見てもおらんから外まで探しに行った」なんて連絡が来たりとかもして。
その後は始まる前にどこに座ってるかをチェックされてたような。笑
一対一で会うのは全然平気なのに、たくさんの人に見られてるのが本当に苦手で。
これ、何たら恐怖症とかって名前があるんじゃないかとすら思うんだけど。
視線恐怖症?注目恐怖症?笑
同じような人いないかな。
もしいたらちょっと嬉しいかも。