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君はその重荷を背負っていくんだ(mixi2でコミュニティ作ったよって話)

※『推し』が死ぬ話をしています。
※誰かにとっての、何かにとっての、ネタバレになる話かもしれません。
※先に注意喚起しておく、怒らないでね。

mixi2

始まりましたね


懐かしいTwitterの匂いと懐かしいmixiの(いやmixi自体は今でも存在してて勝手に出てったのは僕のほうなんですが)気配があって、

めちゃくちゃ癒されています。

ところで「めちゃくちゃ」ってワードを使ってるのは30オーバーで今の若い子は使わないって本当ですか気になってます。僕としては使われなくなったのは「めちゃめちゃ」のほうなのではないか?と思い、職場の20代に聞いたところ、

「めちゃめちゃは使いますね……」

とのことでした。めちゃめちゃは使うんだ……
じゃあお役御免になっているのは「くちゃ」のほうなのか。微笑みの爆弾は現役なんだ。


さて、mixi2はmixiですので、コミュニティ機能がありまして、

僕早速、コミュニティ作りました。
自分が作ったコミュニティの話がしたいわけじゃなくて、この後したい話があるんだけどひとまず、作ったコミュニティの内容も関連している話なのでする。

宣伝というわけではないけれど、ご興味がおありでしたらぜひ。
無言参加も大歓迎です。

「推しが死にがち」

というコミュニティです。

コミュニティ画像は自分で撮影した写真に文字を入れてみました。
青空なんだけど本当はこの下に山がある。

日本では「山」は黄泉の世界だからな、
という気持ちを込めて


コミュニティノートの基本情報には、

推しが死ぬ
とにかく死ぬ
毎回死ぬ
気に入ったら死ぬ
最初から過去編にしかいない
推しにした途端に次話が死ぬ回
仲間内でのあだ名が「死神」
友達と推しが被るのを本気で嫌がられる
推しは歴史上の人物
推しは短命種族
推しの寿命が尽きるのが早い

常に推しの死が付きまとう
そんな貴方のための推しへの献花台

推しへの愛を叫ぶもよし
推しが死なない世界線を探すもよし

※必然的にネタバレ(死亡)になる可能性が高いのでご了承くださいませ※

と書いております。

ええ、お察しの通り、ここに書いてあるのは、
ほぼほぼ僕のことです。

でも当てはまる方、どうせきっといらっしゃるんでしょ……?

まあ、僕の場合は最推しが

吉田松陰だしな

歴史上の人物の時点で鬼籍……。
でも(でも、ってなんだ)
お誕生日も祝ってるし……
考えようによっては、というか。
百六十年前の今日はまだ生きてるじゃないですか……
(百六十年前の時点で生きてるカウントはしませんよ)

なんなら命日のほうが気にしているかも。
命日にケーキ買って食べてる。
いやべつに祝っているわけではないのだがなんとなく食べちゃう……
お供え…? 慰労…?
ある意味これは無意識的に繰り返している彼への死に戻りの儀式なのかもしれない。
永遠に繰り返される安政六年十月二十七日
命日にケーキを食べることでその日は終わり、また新しい年が始まる。
え、いやな死に戻りやな……やめないけど。

というわけで、

推しは死にがちなわけですね。


それでだ。

これもXか何かで見かけたのですが、

推しが死んだところから記憶がない

という話をお見掛けしまして、

あれ、これ僕……? と思い当たる節が。

「ONE PIECE」はエースが死んだところから読んでない記憶がない。
ハリーポッターはシリウスが死ぬってネタバレを食らって「不死鳥の騎士団」以降読んでない記憶がない。
「文豪ストレイドッグス」は織田作(物語スタート時点から故人)が推しなのですが、普通に読めていたのに、アニメ二期『黒の時代』(織田作の生前の姿が拝めて最高でした)以降……あれえ、でっどあっぷるってなんですか

文ストに関しては自分でも自分の感情と思考の流れがくみ取れなかったのですが、
僕の幼馴染曰く、

「推しの死を視覚的に認識させられたからじゃない?」

それだわ


間違いない。
コミックスでドストエフスキー出てきてるのを横目にそれ以上読めてないんだな。その後どうなりましたかね、太宰さんも乱歩さんも相当好きですけど、みんな元気ですか。そろそろ読み直さねばならない気持ち……。なぜなら文スト絡みではなくリアル安吾に今更ドはまりしているから……。安吾無事ですか。

久しぶりに来年の神奈川近代文学館の展示行きたいなあ。
文豪ストレイドッグス×神奈川近代文学館コラボレーション 2025 | 神奈川近代文学館


「Pandora hearts」の推しはブレイクですが、
彼は死ななかったようなとか言ってる時点で記憶が保ててないことに気がつく。

ペルソナ3が何度プレイしても年を越せないのはもしかしなくても荒垣先輩のせいですか。

言うなれば命日を起点にした死に戻りも、それ以降の世界に用事はねえやと言わんばかりですものね。ああじゃあやっぱり僕はきっと推しが死んだ後の記憶をなくしがちな人種なんだな。

記憶を失くしていない場合は、推しが生き延びた世界を捏造しがちです。
いったい幾つの地平線を作ったことでしょうか、
修羅天魔 ~髑髏城の七人 Season極」の、夢ちゃんのために。

映画版「フロム・ヘル」のアバーライン警部はメアリーを追いかけたし、

ジョーカーゲーム(アニメ)の三好は生き延びました。

イタチ兄さんも、ロックオンストラトス(兄)も。

「カウボーイビバップ」の話はしないでくれ(嘘ですしたいですしましょう)

you're gonna carry that weight.

カウボーイビバップ最終話に出てくる英文ですが、
(ビートルズの「Carry That Weight」の歌詞の一部でもある。)

和訳をすると、

君はその重荷を背負っていくんだ

推しの死という業を背負った我々にとってこんなに重く響く言葉があるだろうか


そうなんだよね、結局背負うべきもの、つまりはただの業なんだよ。

推し不在の世界を拒絶してIF世界に身を投じるのも、
推し不在の世界を拒絶して記憶を失うのも、
推しの不在を延々と弔い続けるのも、

ぜんぶ僕らが背負っていく重荷
なんだね。

というわけで、「推しが死にがち」のコミュニティやってます。
一番好みの死に方をした推しは誰か、とか話したいなあ…。

推しは死ぬことでもう二度と死なない存在になるから、推しを失わなくていい世界で、みんなであそぼう。

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