ナッツの万馬券倶楽部 #32
京都競馬場で行われる秋の最強牝馬決定戦「エリザベス女王杯」。
3歳牝馬と古馬牝馬による女のプライドが交錯する。
そんな今年のエリザベス女王杯は、マリアライトとミッキークイーンの二頭の対決で決まりそうな気配がプンプンする。
もはやこの二頭は他馬との実力、実績の差が歴然としている。
世界的名手ムーアが騎乗するタッチングスピーチもなんだかんだで人気を集めそう。
ここから穴馬を探すのは難しい気もするが…。
だが、僕は根っからの穴党である。
こういうレースだからこそ無謀な予想が出来る。
マリアライトは、昨年の覇者であり、今年は牡馬も交えた宝塚記念(G1)を勝っている。
このレースがどれだけレベルが高いレースだったかと説明をすれば、世界でトップクラスの馬と互角の走りを見せた昨年のダービー馬ドゥラメンテ、今年の天皇賞春の覇者キタサンブラックを負かしての勝利である。
秋の初戦となるオールカマーでは、あくまでも前哨戦ではあるが得意の2200でよもやの人気を裏切る形となり、5着で終わっている。
ただ、斤量が重かったことと、叩き良化型であることを考えれば許容範囲内。
連覇へ蛯名騎手は自信がある模様。
ミッキークイーンは予定していた京都大賞典をパスしたように良化はスローの模様。
今までの戦績などを見る限りでは、実力は上だが、どれくらいの状態で臨めるかがカギ。
春のヴィクトリアマイル以来の出走というのも不安要素の一つでもある。
タッチングスピーチは休み明けだが、名手ムーア騎手の手腕が怖い。
昨年も好走している舞台で、怖い存在ではある。
今年の京都記念でも好走しているところをみると京都の2200mは相性が良さそう。
今年は牡馬との争いで苦戦しているが、牝馬同士のここなら巻き返しは必至だろう。
今回の3歳馬の中では一番の実績を持つパールコードは、秋華賞で僅差の2着。
ただし、レースのレベルが疑問視され、過度の信用は禁物。
ただ、僕の中でどちらかと言えば今年の3歳馬の中では応援してきた馬なので、依怙贔屓めにしているところはある。
こちらは昨年の秋華賞2着馬のクイーンズリングは、今年だけで牝馬限定戦の重賞を2勝している。京都牝馬Sと府中牝馬S。
昨年のエリザベス女王杯は8着に終わっており、今年のヴィクトリアマイルも8着に終わっているところをみれば、G1では今一歩実力を発揮できずに終わっている感はある。
マキシマムドパリは昨年の秋華賞3着馬。
鞍上の乗り代わりのマイナス面より、武豊との相性の良さに期待。
力は感じるが問題の出遅れ癖が気になる。
五分に出ればとたんに怖い存在ではあるのだが。
今回、最も注目したい穴馬。
シャルールの前走が案外だったのは、少し重かったからかもしれない。
そう考えると前走は度外視してよさそう。
絞れて内目の枠で脚を溜めれたら見せ場は十分にありそう。
好調の福永というのも一発があるかも?ww
右回り成績3621。
2、3着の可能性はありえる。
夏場に札幌競馬を経由して参戦する牝馬は歴史的にみても相性は良い。
去年のエリゼべス女王杯からの上積みを考えるとシュンドルボンが断トツ。
去年は準オープン勝ちから初重賞がG1のエリザベス女王杯。結果は7着(0.2秒差)。
以降は重賞経験を積みながらG3(中山牝馬S)を勝ち、コース適性はないがヴィクトリアマイルにも出走(9着)。
出走メンバーの中で唯一マリアライトを負かした事があるのがこの馬。
前走は休み明けでいかにもの負け方で本番へ。
近年は父or母父キングマンボ系の成績が素晴らしく個人的な観点から馬券は買うしかない。
奇跡が起きることを信じるのならば、13年の牝馬二冠馬であり、その年のエリザベス女王杯の覇者メイショウマンボ。
ここ数年、良い成績を残せておらず、惨めな思いをしながらも頑張りぬく過去のヒロインの姿は、僕にはとてつもなく格好よく映る。
池添との新コンビで奇跡を起こせ!
【ナッツの予想】
◎マリアライト
◯パールコード
▲タッチングスピーチ
△ミッキークイーン
△シャルール
△シュンドルボン
△マキシマムドパリ