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この秋冬注目のブランドを徹底研究!新企画、プレビュー22AW・前編【フィーチャー】
今年は本当に、苦しいくらいに暑い暑い夏でしたが、ようやく涼しい日も増えてきましたね。
もっともっと涼しくなれ!と思っている服好きな人も多いと思いますが、今回は注目ブランドの秋冬動向を一気にチェック出来る特集です。
既にデリバリーが開始されつつある最新アイテムや、今後発売されるアイテム情報を一気に見ながら、この秋冬をプレビューしてしまおうという。
要するに秋冬シーズンが楽しみ過ぎるし待ちきれないから、現状知ってることを出来る限り話すわ、みたいな内容になっています。
まずは前編です!
後編はコチラ
MARKAWARE
私の活動では、既にお馴染みであろうブランドMARKAWARE。
老舗のドメスティックブランドですが、素材使いに徹底的にこだわるのはもちろん、マーケティングもしっかりと行い、トレンドに対応。
5、6年ほど前からトレンドがビッグシルエットに振れる中で起こったドメスティックブランドの新旧交代フェーズも乗り越えました。
「洋服作りの全アプローチを国内で行う」という確固たる精神を持った、ザ・ドメスティックブランドと言えるブランドです。
昨年に引き続き登場のトリプルネームは、22秋冬全体を通しても注目作に
さてMARKAWAREの注目は、ブランドとしてもそうですし、この秋全体から見ても注目は、やはり昨年に引き続いてのBarbour、EDIFICEとのトリプル・コラボでしょう。
Barbour for MARKAWARE & EDIFICE 別注 BEDALE
バブアーはこの春直営店を一斉に閉店。
伊藤忠商事がそれまで日本での販売を行ってきた八木通商に代わって独占輸入販売権を取得した、というニュースもあり、今年はこのコラボあるのか?とやきもきしていた方もいるかもしれません。
大丈夫、あります。
バブアーといえばオイルドコットン。
オイルを染み込ませて、独特の濃い色味を出したものが特徴。
しかし、どうしてもベタつきやケアが大変なこともあって。最近はニオイに関してはかなり改善され、ベタつきに関しても許容範囲内にはなってきましたが、やはりそれなりに気を遣う素材…。
このオイルドコットンの見た目を何とか、ノン・オイルドで再現できないか?とバブアー自身もずっと取り組んできたのです。
なかなかそれっぽいものが出来ない中、MARKAWAREが自身の持つ生産コネクションを駆使して、かなり再現度の高いものをやってのけました。
それが、埼玉の機屋で織ったという、超高密度のコットン生地を使用したこのモデル。
密度を測定する数値が、数々の生地を見てきたマーカウェアデザイナーの石川さんも見たことがないくらい高いらしく。
だからもう、超・超高密度と言えるでしょう。
よく「もう日本だとこの工場にしか残っていない織り機を使っている」みたいな謳い文句がありますが、この機屋は機械を独自に改造しているらしいので、まさにその機屋でしか作れない生地のようです。
もちろんオイルドとは正直見た目からして違うのですが、他のバブアー・ノンオイルドに比べるとかなり風合いが良いのです。
ノン・オイルドにありがちなチープ感が無いんですよね。
もちろん超高密度なだけに、本来オイルドに備わっていた防風性や撥水性も再現されています。
何よりも、ジャケットだけで立つほどのハリ感を持つ。
まあこれ買った人に聞いたところ、ちょっとしたことで倒れるので、そこは少し盛っているそうなのですが…笑
昨年はEDIFICEのオンライン(ベイクルーズストア等)での予約分は、かなり早期に完売。
マーカウェア本店であるPARKINGでは、予約のみで完売。
店頭に並ぶことはなく。
あとはEDIFICEに残された実店舗販売分があったのですが…。
販売予定数を遥かに超える、あまりの問い合わせ数に、幅広い店舗で取り扱い予定だったはずが、急遽販売店舗を限定(関東では新宿と横浜の2店舗のみでした)。
数少ない在庫をかき集めて販売を行ったのですが、当然のごとく即完売だったそうです。
とにかくここ数年人気のバブアーですから、「いつか」、「何か」あれば欲しいと思っていた人が多かったと思うのですが、まさにその「いつか」「何か」が来た、という感じでしょう。
欲しかったけど無理だった…という声もめちゃくちゃ多く頂きました。
その注目度の割に、あまりに生産数が少なすぎたのでしょう。
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