これから使える、ライトな春のアウター最終便！良いのか？この値段で…なアイテムも

 　今年、経済・工業活動が停滞しているせいなのか、例年になく寒い4月になっていますし、今後もしばらく昼間は暖かくても夜は寒い…という日が続きますから、今回はこれからでも使えそうなライトなライトなアウター達を紹介したいと思います。

いや今年、寒いだけではなく、とんでもなくコストパフォーマンスに優れたアイテムが多いのですよ…。

コストパフォーマンスに優れた洋服、と言えばまっさきに思い浮かぶのがユニクロ。

まさに「国民服」とも呼ばれる壮大なスケールメリットによって「この値段で本当に良いのか？」というクオリティのアイテムが生み出せることが多いですよね。

また最もよく知られている、馴染みのあるブランドですから、発信者側にはとても美味しいネタでもあるのですよ。

ただ…特殊事情のある今季に関してはこう断言できます。

「コストパフォーマンスを追い求めるなら、今ユニクロ買ってる場合じゃない」

と。

その特殊事情とは言うまでもなく新型ウイルス禍による緊急事態宣言のこと。

現在大手セレクトショップは軒並み休業を余儀なくされています。

洋服をインターネットで買う文化も大分広まってきたとはいえ、まだまだアパレルは実店舗至上主義。

ECだけでは、ユニクロ程ではないにしても生産数がそこそこ多い大手セレクトショップのオリジナル品、いわゆる「セレオリ」は捌ききれないのです。

セレクトショップオリジナル品は、基本的にはブランド価値と言うか、「熱烈なファン」を持たないですから…。

実店舗で実物を見て買ってもらう、というメイン販路を失ったこれらセレオリ品の多くがシーズン中にも関わらず大幅割引されるという事態になっています。

例年なら期待されるGWのお出かけ需要も今年は無いですからね。

もちろん洋服は株では無いのですから、必ずしも底値で買うことに意味はないのですが、それでもちょっと今季に関してはセレオリの値引率は凄まじい状況です。

ハッキリ言って「投げ売り」状態です。

今回はそんな、例年になくお得になっているコスパ抜群のアイテムも含めてまだまだこの春使えるライトアウター最終便をお届けしましょう！

ユーティリティでサマにもなるマウンテンパーカーが、この値段で良いのか！？

　今回紹介するライトアウターの中でも、最もユーティリティに使ってもらえそうなアイテムも大幅割引中…。

ADAM ET ROPE' (アダムエロペ)　 SILENTCOATINGマウンテンパーカー

ADAM ET ROPE' (アダムエロペ)の「 SILENTCOATINGマウンテンパーカー」。

マウンテンパーカーですが、デザイン的には非常に洗練されていて、ドメスティックブランドで言うとATTACHMENTあたりが出していそうな、そんなちょっとモード感のあるデザインです。

ポケットなどもフラットに、とことんミニマルに。

コレね、普通にカッコいいです笑

ただ生地はアウターとしてはかなり薄手。

ちょっとクシャッとさせると分かりやすいんですが…

この生地の薄さ的に、しっかりとしたマウンテンパーカーを想像しているとちょっと違うなあ…となってしまうかもしれません。

ただ、薄いとはいえ生地感は良好ですよ。

ダウンジャケットで有名な小松精練の特殊技術であるサイレントコーティングを施したポリエステル生地は防水まではいかないものの撥水性があり、防風、透湿性まであり、これから先雨の日などに重宝するでしょう。

何よりサイレントコーティングによってシャン！としたハリ感が出ているので、私がシルエット形成力と呼ぶ力に優れています。

シルエット形成力というのは、着る人の体型に依存せずに服自体がシルエットを作ってくれることを言います。

薄手なのにシナシナとシルエットが崩れず、羽織るだけで、まあシルエットが綺麗に出てくれるんですよ。

アームもストンと落ちてくれますからね。

ユニクロUでお馴染みのブロックテックパーカーやコートの生地がありますが、ああいうバリッとした硬さではありません。

気軽に羽織れる軽さがありますね。

さらにフードの基部部分はぐるり一周固い芯が入っていて、スタンドカラーのように立ち上がります。

フード自体は寝てしまうものの、その基部は立ち上がり、前を閉めなくてもサマになってしまう。

なかなか考えられています。

もちろん閉めても良し。

ダブルジップ＋比翼（ジップやボタンが隠れる前立がある）なので色々遊べます。

ユニクロや無印良品にはなかなかない細かな気配りと、外見的なカッコよさがやっぱりありますね。

梅雨時期、湿気もあってそこそこ暑いけれど雨は防ぎたい、なんて日に確実に重宝します。

本格的に夏になるまで、昼間は暑くても夜だけ寒い日なんて日が続きますし、そんな時夜だけ羽織るのもアリ。

パッカブルでは無いのですが、軽くて、シワにもある程度強い生地なので、ちょっと折り畳んでおいて寒くなってきたら着る、みたいな使い方もしてみてください。

ムジラボの「綿混撥水ワイドイージークロップドパンツ」と組み合わせれば、雨の日コーディネートの完成です。

綿混撥水ワイドイージークロップドパンツ　　7,990円(税込み)

あくまで防水ではなく撥水レベルですが、バケツをひっくり返したような土砂降りには対応出来ませんが、普通の梅雨時レベルならこれで十分対応出来ます。

革靴も、実はカーフ（仔牛の革）やベビーカーフ（カーフよりもさらに生後間もない仔牛の革）といったキメの細かい革のものなら雨が染み込んでいきにくいので、やはり大雨でなければ対応出来てしまうんですよね。