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【一部無料】ユニクロU2021AWシーズン、飛び道具抑えめ、着実に使えるオススメアイテム教えます!
16AWのスタートからもう6年目ということもあり、飽きもありますし、この後さらに注目のデザイナーコラボがこの後も控えていることもあり、お祭りムードはそこそこに、落ち着いた感のあるユニクロU。
こんなご時世でもありますし、トレンドのセットアップだったり、今シーズンのユニクロUを代表するような鮮やかな柄のネルシャツなど、そういった画的に映える提案ではなく、着実に使えるアイテムを提案したいな…と思っています。
もちろんそういう「飛び道具」的なアイテムにアタリがあれば一番なのですが、どうもそれらにクオリティの高さを感じなかったので…。
これは結局、着なくなるぞ…と。
毎回思っていることなのですが、ユニクロU着こなし競争的な、「俺なら上手く着こなせるぜ!」みたいなことをやっても仕方ないと思うんですよ。
一方で「地味だけど、めっちゃ良い」みたいなアイテム、今回はあるので。
やっぱり服って瞬間的な試着ではなく、あーでもないこーでもないと、よくよく吟味してようやく分かることも多かったりするので、結構速報から修正が入っています。
その点は分かりやすくしているつもりですので。
フランネルイージーワイドフィットパンツ
速報版で、今回1、2を争うような当たりアイテムと言っていたアイテム。
その感想自体にあまり変更は無いのですが、若干気になるところもあるので着用画像も追加しつつ説明していこうと思います。
まず生地感は良好です。
フランネルと言いつつも、あまり起毛感などは無い素材感なのですが、レーヨン(33%)が効いていて肌触りも良い。
ポリエステル65%ですが、ポリエステル感が強く出過ぎてはいないので、見た目も安っぽくなくて良いですよ(ただし後述する懸念もあります)。
真冬まではどうか?と思うのですが、今時期からサラッと着れますし。
ワイドフィットと言うだけあって、スペックだけで言うとかなり太め。
おそらくこの手のパンツに慣れていない方は太いな~とか、自分には合わないな~と思ってしまうと思うのです。
中途半端な腰位置で合わせてしまうと、綺麗にシルエットが出ず、やっぱり自分には合わないのかな…?無理なのかな?なんてなってしまったり。
ただそれは、この手のパンツの「穿き方」を知らないだけかもしれません。
こういうパンツはですね、ハイウエストで合わせて、ドローコードをギュッと縛ってみると生地がスッと落ちてくれて、綺麗なシルエットで穿けるんですよ。
ドローコードでギュッと結ぶことで、あれだけたっぷりとあった生地が重なり合い、タックは入っていないのですが、タック的な情報量も生まれてきます。
この手の非センタープレスタイプのパンツは、タックが入っていないと情報量的に物足りなくなるのですが、このアイテムに関してはあまり気にしなくて良いでしょう。
サイズはですね、十分太いので、私などはSでも十分だし、このアイテムが志向するような、「家着と外行きの服をシームレスにする」ような使い方をする場合は、ドローストリングをギュッと結ぶこともしなくて済むので良いのです。
ただ、もっと欲張って「オシャレ着」として着る場合は、1サイズ上げて、ドローストリングをギュッと絞って穿いてあげると、太さによって迫力も出ますし、生地の落ち感やドレープ感もより出てきます。
昨今のちょいゆる~ビッグシルエットのトップスに対応するには、相当スタイルが良くない限り太めのパンツはバランスを取るために必須になってきますが、ちょうどよく取り入れられるパンツになるのではないかな?と思いますね。
スソに向かってテーパードが効いているので、スッキリと見せつつ、腰回りにボリュームがあるので。
全体としてはめちゃくちゃ太いというわけではなくとも、ビッグシルエットなトップスでも受け止めてくれるんですよね。
センタープレスの無い、シルエットが綺麗なパンツというのも1つ持っておくとコーディネートの幅は広がります。
センタープレスが入っているとどうしても綺麗さと同時に「お堅い」雰囲気が出てしまうことが多いので、最近流行りの古着のように枯れたような雰囲気の福と合わせるとチグハグに見えてしまうこともあるので。
何よりセンタープレスの維持、消えた時にアイロンで復活させるとか、そういうことを考えずに済むので。
さて、サイズを上げると、ドローコードをギュッと結んでも、どうにも少しずつズリ落ちてきてしまいます。
そうすると、スソ幅はある程度狭いテーパード型なので、ある程度はクッションが生まれます。
クッションが目の敵のようにされていたアンクルカット全盛期とは異なり、これくらいルーズ感があったほうが今のトレンド的には良いと思うのですが、もし気になるなら少し丈つめしても良いでしょう。
その際は、ドローコードをギュッと結んで、自然と落ちてきた位置、を目安にすると良いですよ。
またこの手のドローストリングパンツ(ドロストパンツ)に慣れていない、という人も居ると思うのですが、ヒモを結ばずにいきなりギュッとヒモを結ぼうとすると、基部が破損することがあります。
ドロストパンツのヒモを締めるときは、必ずヒモを交差させて、ちょうちょ結び(リボン結び)の一段回目の状態にしてから締めます。
こういうことですね。
これを知らず基部を破損させる人が多いので、注意しておきたいですね。
すごく良いパンツなのですが、ドロストに慣れない人はちょっと持て余すかなとも思いましたね。
生地が重いので、その分ずり落ちてきてしまう頻度も高いのかなと。
これは生地に落ち感を与えて、シルエットを綺麗に見せてくれる要素でもあるので、良い面悪い面あるという感じですね。
ムジラボも今季こうしたイージーパンツを出していますが、もう少し気楽に穿けるのはムジラボの方かな…。
ユニクロUのフランネルイージーワイドフィットパンツは、最も洒落感が出るし、今回コーディネートを組む際にも多用していますが、ちょっと「気楽さ」は無いのかな?と。
これを着て家に帰ってきたら、すぐ着替えて、もっと気楽なパンツに穿き替えるでしょう。
ちょっとそこまで、コンビニに出かける時にわざわざ穿くか?と言われると違いますね。
いわゆるワンマイルウェアでは、実は無いんじゃないかなと(いつもおもいますけどワンマイルって片道なの?往復にしてもちょっと遠くない?)。
その点ではムジラボ勢のほうが気楽に穿けます。
何を求めるか?なんですよね。
この価格帯のイージーパンツにはとにかく気楽さを求めたい!という人もいるでしょうし。
なお、よりシーズンが深まり、寒くなってきた時にはユニクロUの方がムジラボ勢に比べて圧倒的に優位ですね。
割と今回出来の良さが分かりやすいアイテムだと思うので、ちょっと早めにチェックしたほうが良いかもしれないですね。
最初に言った通り、フランネルとは言いつつ、起毛感はなく、安っぽくは無いけれど、高級感があるというわけではなく、過剰な期待は禁物です。
より「本物感」を求めるのであれば、次のパンツの方でしょう。
セルビッジ レギュラーフィットジーンズ・レギュラーフィットジーンズ
もし、ユニクロUと言うか、ユニクロにおいてより「本物感」を求めるのであれば、それはデニム以外有り得ない、というくらい出来が良いデニム類。
未洗いの「セルビッジ レギュラーフィットジーンズ」と、洗い済みの色落ちインディゴ及び黒バージョンである「レギュラーフィットジーンズ」は要チェックのアイテムです。
まずはどう変わったのか?前シーズンの同名商品との違いを見ていきましょう。
※これらは21SSシーズンのアイテムの写真になります。
ここから21AWバージョンでは、股上が2cmほど大きくなり、わたり幅(ふとももの一番太いところ)、裾幅が1.5cmほど広くなり、細部において調整がなされています。
(両者同じセルビッジ、未洗いの物を比べています。)
前期の公式サイズチャートから若干変更はあるなと思ったのですが、結構細部が違っていましたね。
全体的に若干ですが、大きくしてあります。
その結果どうなったかと言うと…
「細く」感じるようになりました。
え?と思いますよね。
細部を大きめにバランス変更しているのに、逆じゃないの?と。
でも、股上を大きくしたことにより、よりハイウエストで穿けるようになった結果、細く感じるようになったのです。
ポケットに手を入れている位置の高さで、かなりハイウエストで穿けるようになったことが分かると思います。
いやこれめっちゃ良くなった…。
もとから良いアイテムでしたけど、より現代的にシルエットを詰めてきましたね。
いやすごく良いですよ。
大袈裟過ぎない、まさにちょうど良い太さ。
ワイドパンツって、どうしても脚の長さ的な意味でのシルエットは犠牲にしないといけないのですが、ギリギリそれが無い、ちょうど良い太さに出来ます(サイズはよくよく吟味してください)。
これは速報や、その前の展望段階から言っていますけど、
「スキニー以外を穿きたい、かと言って太過ぎる、ワイドパンツまでは穿きたくないんだよなぁ…」という需要にね、本当に応えてくれるジーンズだと思います。
私はカジュアルシーンにスラックスを取り入れると、ファッションがスタイル的な意味で凄くラクになるとは思っているのですが、一方で「休みの日までスラックス穿きたくないよ!」という声も聞きますしね。
展望時に「久々にデニムを買おうと思いました!」と言ってくださった方もいるのですが、そんな方にもピッタリでしょうね。
ちなみに上の写真では無理のない範囲で出来る限りハイウエストで穿いていますが(やり過ぎのハイウエストというのは、股間の形がハッキリ出てしまったりしているものです)、もしもう少し気楽に、こちらもやり過ぎない腰穿きをするとすると、前期のシルエットに近くなります。
この状態でスキッと穿きたい場合は裾上げしても良いでしょう。
まあ裾幅も広くなっているので、クッションが付いても良いと思うんですけどね。
フランネルイージーワイドフィットパンツでも言いましたが、今はもうクッションがやたら悪者にされていたアンクルカットトレンド全盛期とは違います。
もちろん未洗いのセルビッジと、洗いの掛かった黒ではまた生地感が違うというにもあるのですが、未洗いセルビッジでも同じような感じですね。
防縮加工がされているので、同一21AWシーズンのセルビッジと黒を比べても寸法は全く同じです。
未洗いのセルビッジをイチから育てるのってシンドイなぁ…という場合は、黒がオススメですね。
洗い掛かっていて、最初から柔らかいですし。
前期の公式オンラインのレビューにも「洗わないで!」とか書かれていて、つまり、良い色落ちをさせるためには1年くらい洗うなとか書いてあるわけなのですが、それで面倒だな…と思ってしまうなら、黒で全然良いですよ。
皆、ワードローブの基本アイテムとして「黒のパンツ」を欲しいと思うのですが、出来る限り安く、出来る限り質良く、本格的に…と考えた時にデニム以外でとなると、結構難しいですからね。
ウールの再現を目指したようなものだったりすると、どうしても偽物っぽくなってしまったり。
ちなみに黒だと、スソを折り返した時に「赤耳」ではありませんよ。
まあ「セルビッジ」という商品名付いていないので当たり前っちゃ当たり前ですが。
これはセルビッジ・色関係なしに、前期ではなかったコインポケットが付きました。
ジーンズでは典型的なディテールですが、これで正真正銘「5P(ファイブポケット)デニム」ですね。
デニムの世界は、本当に奥が深くて…。
ヴィンテージはそれこそ何十万円、何百万円とする世界ですし、新品段階からこだわり抜いたものも多い。
デニム作らないブランドって無いですしね。
私がファッションに目覚めたくらいのときは、まずはリーバイスのデニムを買って育てろ!みたいなことをファッション雑誌は言っていた気がするし。
ただ一方でデニム離れデニム離れと言われる時代になりました。
私もことさらデニムを穿け、なんて言うつもりはサラサラ無いのですが、デニムというアイテムを、ミリタリーヴィンテージのような、こだわりだけのアイテムにしてしまうのは勿体無いと思うんですよね。
まあそんな理屈はさておき、このアイテムかなり良いですよ。
一部を除いてかなり広範な店舗で展開されているので、そうそう売り切れるわけもありません。
だから、是非じっくりとサイズを穿き比べて欲しいのです。
今のトレンドを考えると、公式サイトで適正と出るサイズの+2くらいサイズアップすると良いと思います。
それくらいでは、ワイドデニムとかバギーデニムのようになることはありません。
私も前期は30、31、32、33、34と試して、31がベストだなとなったりしたので。
もうユニクロUで初日から奪い合い!みたいなアイテムは、なかなか生まれないと思うし、そういう時代ではないと言うか…。
インフルエンサーがめっちゃ煽ってくるので、それも難しいと思うのですが。
こういうアイテムを本当、じっくりと見て欲しいですね。
着用サイズとオススメ度
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