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久々のサンダル特集!スポーツ・レザーのコストパフォーマンスに優れたモデルから、あの究極のレザーサンダルの別注モデルまで!
いやー本当に久々となってしまいましたサンダル特集。
まだ本格シーズンには早いのですが、梅雨が明けると、一気に動くのがサンダル市場ですから、ちょっと早めに見ておきましょう。
ここから新たに商品が投入される…ということも少ないので。
タイトル通り、スポーツ・レザー双方のコストパフォーマンスに優れたモデルから、あの究極のレザーサンダルの別注モデルまで幅広く紹介していきますよ。
今見直したい、定番中の定番スポーツサンダル、その理由は?
サンダルのトレンドで大雑把に見ていくと、ここ数年Jutta Neumann(ユッタニューマン)などの高級なレザーサンダルを履いている人がだいぶ増えてはきたものの、全体としてはやはり価格的にも手が出しやすいスポーツ系のサンダルが人気ですね。
何万円もするものではなく、とりあえずこの夏のサンダルが欲しいんだよ!という場合は、Teva(テバ)の「HURRICANE XLT2(ハリケーン XLT2)」がオススメです。
このブランド・モデルの一番のいちばんのウリは、何と言ってもコストパフォーマンスの良さ。
8580円が定価になりますが、シーズン中から割引が頻繁に行われており、Amazonなどは5~6000円ほどで入手出来ます。
別に低価格は正義、みたいな感じでオススメしているわけではないのです。
価格に対して跳ね返ってくる製品のクオリティの高さが、本当にしっかりしていて、色々な意味でガッカリしません。
どれだけ安くとも、ちょっと履いたらもう良いや…となる物はもう、買って損した!としか思えませんから。
ハーフパンツもそうなのですが、どうしても面積が小さいアイテムや使用できるシーズンが限られるアイテムってそんなにお金は出せない…という人も多いですし、それはよくよく理解出来るところです。
ただ、何でも安ければ良いわけではないですし、ユニクロがやたら持て囃されてしまう時流の中で「もう少しだけ出してもらえれば、より満足できる、すごくコストパフォーマンスに優れた物があるんです…」と思うことも多いものです。
サンダルカテゴリーにおけるそんなアイテムが、このTevaの定番中の定番、ハリケーン XLT2なんですね。
甲・足首・かかとの3点でしっかりと足を包み込むストラップ、「ユニバーサルストラップシステム」を採用したオーソドックスなモデルです。
実はtevaは、今や当たり前となったストラップ付きのサンダルを世界で初めて発売したブランドなのです。
「気軽に履ける」代わりに、「すぐ脱げてしまう」というサンダルの欠点をtevaは克服したのです。
ストラップ付きのサンダルを世界で初めて発売したブランドであると同時に、スポーツサンダルという言葉を生み出したとも言われています。
ただ、tevaってスポーツサンダルの元祖でありながらも、スポーティー過ぎないんですよね。
形状的にはもっとシンプルなサンダルってたくさんあるのですが、フットベッドにストラップというこの形状は素足が見える面積が大きいのもあって、サンダル自体がそんなに主張しないんです。
だからどんなファッションにも難なく合う。
最近は超が付くほどの、潔癖的なシンプルファッションのトレンドからは脱却しつつあり、シルエットにしてもデザインにしても情報量を取り戻しつつあります。
例えば数年前は、夏は黒スキニーに白の無地Tシャツ!みたいな、流石にちょっと潔癖過ぎるようなシンプルファッションが溢れてしまっていて。
流石にそうなると足元、サンダルには何らかのデザイン性を持たせないと全体として情報量が足りなくなってしまうぞ…という感じでしたからね。
それに最近は古着を再構築したような、少し「枯れた」ような服も人気ですから、足元がゴリゴリのハイテクサンダルだったりするとサンダルが浮いてしまう…(だから、同じく「枯れた」テイストが出せる、レザーサンダルが盛り返しているんです)。
今はサンダルこそシンプルで主張せず、洋服の邪魔をしないものが使いやすい時代ですね。
tevaは今だからこそ、再評価しないといけないと思っていて。
比較的安価ながらスタイリングへの馴染ませやすさはレザーサンダル並ですし、これより下の価格帯には圧倒的にクオリティで勝っている、という点でも推したいんですよね。
冒頭でも述べましたが、いくら安価でも、ちょっと足りない…というアイテムが多いのもスポーツサンダルというものですから…。
例えば無印良品のムジラボなんかにも、かつて3000円くらいで似たようなスポーツサンダルがあったのです。
これはもう見た目もチープで、かつ履き心地も波状のフットベッドで足裏が痒くなるようなもので…。
数年前に、まだサンダルを買うような時期ではない3月に南国のリゾートに行くので空港近くの無印で試しにコレを買ったのですが、まあそれきり使わず、靴箱の隅で埃を被っていますから…。
さてtevaの話に戻って、基本的には、どうしてもこの色が欲しい!というお目当てがない場合は黒が最もオススメです。
これは色的にどんなパンツとも合わせやすくて万能、ということもありますが、やはりこの価格帯のスポーツサンダルって素材的に色を使ったときに深み、みたいなものを出せないのです…。
主原料はポリエステルですから、変に色を出そうとすると、あからさまに安っぽいプラスチック製品みたいになってしまうんですよね…。
一気に安っぽくなってしまう色もある中、黒が一番誤魔化せると言うか。
決して高級感があるとまでは言いませんが、かと言って安っぽさも感じさせず、良い意味で価格帯不詳感を醸し出せますよ。
元はアウトドア用に開発されたサンダルで、水にも強く。
足は濡れてしまうので、積極的に雨の日にオススメしたいわけではないのですが、雨が降ってきたらアウト、というわけではないので、その点でも心強いですよね。
これさえあれば、夏、履く物無いんだよなあ…と言っては、2、3000円でつまらない物を買ってしまって、また翌年探す…みたいなことが無くなると思います。
より高価な「勝負サンダル」を買った後でも使い続けられるクオリティですよ。
雰囲気は抜群…、けど高い…というレザーサンダルに風穴を開けたブラドール
比較的安価に手に入るスポーツサンダルに対して、ちょっと値段が張るのがレザーサンダル。
これはスニーカーと革靴の関係になぞらえても良いでしょうね。
もちろんピンキリですが、本革を使って、それなりのクオリティに仕上げたものは、2万円台中盤から3万円~という値段設定にするブランドが多いですし…。
そんなレザーサンダル、欲しいけど流石に3万円は出せないわ…という場合、2万円以下で買える良いアイテムがあります。
それが、BRADOR(ブラドール)のレザーサンダル。
量販店から、感度の高いセレクトショップまで取り扱うこのブラドール。
ブラドールはイタリアの、いわゆるファクトリーブランドだけあって手頃なお値段でレザーサンダルを手に入れることが出来ます。
最高のレザーサンダルか?と言われるとまた違いますが、最高にコストパフォーマンスの良いレザーサンダルを出してくれるブランドです。
これ2年前に買って直後に撮っておいた新品の写真なのですが、最初からフットベッドのレザーに履き込んで経年させたような加工(ストーンウォッシュ)が施されているので、新品段階からもう雰囲気バツグンです。
レザーサンダルに味を出すまで履き込むって結構時間が掛かるので。
ほら、サンダルって夏しか履かないでしょ?
下手すると何年も掛かってしまったり…。
これはもう最初から雰囲気バツグンなんですよ。
甲を覆うレザーだけは、まっさらな状態なので、こちらは履き込んで味を出していく余地があります。
最近存在感を強める、古着を再構築した、「枯れた」テイストの服たちとも相性が良く。
様々なタイプが出ていますが、贅沢に一枚革を甲を覆うアッパーに使ったこの「46571」というモデルと、さらにこれにバックストラップの付いたモデルがオススメですね。
若干クセはある見た目ですが、革ってやっぱり一枚の大きさが大きければ大きいほどコストが掛かっているもので、履きシワなどもダイレクトに付いて良い味が出てくれるので。
BRADOR / Heel Strap Leather Sandals
バックストラップにはゴムが仕込んであって、履く時に手間いらずで、なおかつ安定感をもたらしてくれます。
この手のサンダルって、やっぱり履き込んでいくうちにカカトが抜けて、安定感が無くなっていくものなのですよ。
そこでストラップがあると、一気に安定感が増します。
私もストラップ付きが良かったなあ…というのは履いていて思うところですね。
私が買ったときあんまりストラップ付きって売っていなかったのですよ…。
その分価格は上乗せになってしまいますが、その価値はありますよ。
あまりサンダルで長距離歩行はオススメしませんが、なるべく長い距離歩きたい場合はストラップ付きをオススメします。
カラー展開はNERO(ブラック)、T.MORO(ダークブラウン)、MOGANO(ライトブラウン)という展開。
ライトブラウンは結構明るめなので、ブラックかダークブラウンが使いやすいですよ。
ちなみにブラドールはヒールが無いタイプなので、革靴に準じたスタイルアップ効果は期待出来ません。
あくまで雰囲気重視ですね。
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