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秋靴特集、革靴編!!秋冬のスタイルを支える!手が届くオススメブーツ!【フィーチャー】
秋と言えばファッションの季節…でもコレが無いと始まらないのが…靴です。
特に革靴は、脚と靴を一体化させて、最大限スタイルを良く見せてくれるもの。
見た目に重いアウターを着ることで、全身のスタイルが気になる秋冬には、是非取り入れたいアイテムです。
そこで今回は、めちゃくちゃ安いわけではないけれど、手が届くコスパ抜群のブーツを紹介しています。
そしてトレンドのあのブランド…。
さらに予算を用意してもらえるなら、コレ良いですよ!という靴まで。
秋靴特集、革靴編で10月を締めましょう!
革靴界の新星・HARROGATE(ハロゲイト)、ブーツはもうコレで良い!?
若干保守的な感もある革靴ブランド界隈に突如新星として現れたHARROGATE。
イギリス人と日本人デザイナー・ラストモデリストの 靴の専門知識を有するチームによって生まれたシューズブランド…
21年スタート、できたてホヤホヤのブランドです。
革靴好きの間で話題沸騰!ということで、私もすぐに見に行きましたよ。
…ただね、値段の割に革質や靴の作りは良いけれど、これどうなのかな…どう紹介するべきか?と思ったのも、正直なところ。
一般的に革靴というのは、スニーカーとは異なり、履き初めはキツくて色々なところが当たって痛い…くらいのサイズで履くもの。
そのほうが後から馴染みが出て本当の意味でジャストサイズになる…と(この考えに囚われず、ゆるく履く人も中には居ます)。
そのため日本人の場合、え?俺そんなに足のサイズ小さいの?というくらい小さいサイズが適していることが多いのです。
そして、そうなるとどうしてもフォルムに伸びやかさに欠けて、あまり綺麗に見えない革靴が多いのです。
モデルが履いているような大きいサイズで見るとすごく綺麗だけれど、小さいサイズだとちょっとボテっとしてしまっている…みたいな。
ハロゲイトに関しても、そういった靴に見えてしまって…。
ハロゲイトは後述するようにダイナイトソールという堅牢ながらゴツいソールを標準装備しているので、ただでさえボテっとして見えやすいのです。
いや今少しボテッとした靴が流行っているので、それはそれで大いにアリなのですが、「初めて本格的に革靴を履こうと思います」という人に向けてはどうなのかなと。
そういう人も、手が届く価格帯ですし。
そういう人に紹介出来る革靴が欲しかったんです。
少しボテッとしたフォルムの革靴は、もう革靴を一通り通って、酸いも甘いも噛み締めてから、のような気もするんですよ。
また間の悪いことに、見に行ったセレクトショップにあった2型が、このブランド内でも、ゴツいフォルムのものだったのです。
ところがポップアップストアで、全型見てみると、あるじゃないか!良いモデルが!という。
そんな、ハロゲイトにおける私のオススメのモデルは、「KENSINGTON」。
ハロゲイトでは、各靴のアイテム名にもイギリスの地名が用いられています。
ケンジントンは、サイドゴアブーツタイプ。
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ようやく返品が可能なオンラインストアでも取り扱いが本格的に始まり、紹介しやすくなりました!
側面にゴムがあり、シューレース無しで脱ぎ履き出来るブーツです。
ハロゲイトの中でも、どちらかと言うと、ドレス寄りのブーツ。
ただ、あくまでカジュアルシューズブランドという位置づけのハロゲイト。形としては今流行りのボテッとしたシルエットのものが多い中で、比較的スマートに見える、というくらいです。
シャープ過ぎる感じは全然無いので、大丈夫です。
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今どきブーツインするわけではないし、最近のパンツはクッションが出るくらい長めにスソを残すので、サイドゴア部分は完全に隠れてしまうので大丈夫。
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正直今流行りのボテッとした革靴達は、そこまでスタイルの良くない人にとっては結構鬼門だと思っていて…。
だからカジュアルシーンで取り入れるにしても、少しスマートなフォルムのものの方が使いやすいと思うのです。
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最近はワイドパンツが流行りですし、足元でキュッと下半身を引き締めるためにも、革靴はシュッとしていた方がバランス取りやすいですし。
でも、ビジネスシューズに見えるようなものだったら本末転倒ですし、ホストが穿いていそうなシャープ過ぎてナルシスティックなブーツでもダメ…。
少し丸みを帯びたくらいのバランスが良いのですが、ハロゲイトのケンジントンはまさにそんな感じですね。
靴自体は主張せず、スタイルを完成させ、調整する、という革靴に求める役割を全うしてくれます。
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カジュアルなパンツとも非常に相性良いですよ。
アッパーのレザーには、ハロゲイトの他のモデルと同様にフレンチカーフを使用。
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フレンチカーフとは、その名の通りフランス産のカーフ(生後6ヶ月以内の仔牛の革)という意味でしか無く、カーフであること以上に品質を保証するようなものではありません。
これからそれなりの量の革を確保していく上で、何々レザーと指定していくと足かせになってしまいますし。
ただ革質は良いですよ。
良い革の定義も、なかなか難しいと思うのですが、基本的にこの手の靴であれば、クリームを入れただけでツヤが出てくれる、さらにワックスを乗せて鏡のようにする、いわゆる鏡面磨きが簡単であること、でしょうか。
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芯材が入っている、つま先部分。
ここはワックスを乗せて光らせることの出来る部分ですが、良い革は簡単にツヤっとなってくれるのに対して、そうではない革はかなりワックスの層を重ねないといけなくて、靴磨きに苦労します。
悪い革は、いくらやっても全然光らないのに、良い革はすぐツヤっとなってくれたり。
もちろん上を見ればキリが無いのが革の世界ですが、とりあえずこの値段としては及第点以上のものがありますよ。
カーフにしても、さらに若い仔牛のベビーカーフなどだと、柔から過ぎて履き込んだときに形が崩れてしまったりもしますし。
ガシガシ穿くならカーフで何も問題ありません。
昨シーズン後半に購入して、結構意識的に履いたのですが、馴染みはそこそこ良かったです。
革靴は、履き込んで馴染ませないと良さが出ないので、そうなるまで1シーズンほどフルで履いて欲しいですね。
ソールはハルボロ・ラバー社のダイナイトソール。
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このソールが、ハロゲイトというブランドの靴全体にゴツいイメージをもたらしているので、良し悪しあります。レザーソールのほうが好み、という人も当然居るでしょう。
ただそれでもゴム貼り、いわゆるハーフラバーや、あるいはトゥスチールを取り付ける必要が無いというのはコストパフォーマンスには寄与する要素です。
これらをしないとレザーソールはガンガン削れていってしまうので、大切にしたい靴には取り付けるわけですが、その分工賃が掛かります。
ハーフラバーにトゥスチールまで取り付けると、4、5千円ほどは掛かるので、ただでさえ高価な革靴にさらに費用が上乗せされてしまいます。
(革靴はそんなにボンボン買うものではないですし、オールソールという大掛かりなことになるまでの時間を少しでも伸ばせるのでこれでも長期的に見ると有用なのですが。)
デザイナーはイギリス人ですが、木型自体は、日本人の方が日本人向けに作っているので、フィット感も良好です。
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日本人はかかとが小さいのが特徴なんですよね…。
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革靴は、スタイルをまとめて、完成させてくれる基本中の基本アイテム。
でも値段が本当に高い…というのがネックで。
この活動を始めてから、何とかコスパ良い物を…と探してきたのですが、どうしてもコスパが良いとされる革靴って、ビジネスシューズのそれだったりするのですよ。
革靴のカジュアル化が進んでいて、ビジネスシューズとはどんどん乖離して行っていることもあり、ハロゲイトはカジュアルシーン向けの革靴として本当オススメですね。
流行りのボテッとしたシルエットも、今回紹介したケンジントンみたいなスマートなシルエットのものも両方あるし。
そしてこれが入門でも、ゴールでも良いというクオリティ。
結構洋服や靴って、思われているよりフェアに出来ているもので。
もちろん未だにボッタクリみたいなところもあるけれど、基本各価格帯なりにカツカツで物作りをしている分、結局は価格帯通りのクオリティとなって表れます。
要するに安いものが高いものよりクオリティにおいて優れている、ということは稀で。
(ただ各価格帯ごとでも、良い出来のもの、そうでないものがあるので、そこの見極めは大事ですが。)
あとはもう、どこで満足するのか?という話になってきます。
靴みたいに長年使えるものは、いきなり物凄く高いものを買ってしまいなよ。
結局それが一番コスパが良かったりするよ?
と言う人も居て。
それはそれで一理あると思うのですが、いきなり10万円を超えるようなブーツ買える人って、そうそう居ないじゃないですか。
1万円、2万円で頼む、と言われるとなかなかクオリティ的に難しいところもあるのですが、3万円なら…自信を持ってコレオススメしたいですね。
とりあえずこれ買えば、そうそう「もっと良いものに買い替えたい」ともならないはず。
ブーツ初めて、という方はこれを買ってみて、数年してもっと良いものが欲しいかどうか、改めて考えてみても良いんじゃないかな?と。
もちろんサイドゴアはもうこれで良い、もっと違うタイプのブーツ買おう、となるかもしれませんし。
オススメです。
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