マウンテンパーカーにショートモッズ…+Jが無くなっても大丈夫!なコスパMA-1も!秋→冬の良作アウターをセレクトショップオリジナルから厳選して紹介!【レポート】
先月発売のユニクロUも、先週発売のユニクロ×JWアンダーソンも、良いアイテムはありましたが、イマイチ欠けていたと思うのが…アウターです。
何でも値上がりしている今年、+Jも無いし、どうしたものか…と思っていたのですが、バッチリコスパ◎のアイテムも見つけていますからね。
もちろんコートやダウンジャケットなど本格冬アウター特集もやりますが、その前に秋から冬に掛けてアウターを紹介しておこうと思います。
案外、今時期着るもの無い!と困っていませんか?
今回は厳選・良作揃いです。
進化した定番マウンパ、これがあればしばらくアウターに困らない!
この活動を始めてからそこそこの年月が経過しましたが、中間価格帯、セレクトショップオリジナルのアウターとしては初期から推していたのがJOURNAL STANDARDのマウンテンパーカーです。
JOURNAL STANDARD LASKA FABRIC 270HT マウンテンパーカー
もちろんこれが最高にカッコいい、オシャレな服だとは言えないまでも、「今日着て行く服が無い」という状態を回避できる、というのが大きなメリットでした。
一言で言うと、カバー力が強い。
中に何を着ても、どんなパンツを合わせても、ある程度何とでもなってしまうので。
また、完璧な防水仕様ではないものの、ちょっと雨が降ったくらいではへっちゃら。
そういう意味でも、うわー今日着ていく物無い!となりづらい、ワードローブに安定をもたらしてくれる存在でした。
確実に売れることが実証された数年前から、軽量かつ耐摩擦性に優れた「LASKA FABRIC」に生地をアップデートし、タフさもアップしました。
ただ、ちょっとここ数年はビッグシルエットのトレンドに引っ張られる形であらゆるブランド、カテゴリーで、どんどんトップスの大型化が続きましたから。
そうなると、ジャーナルスタンダードのマウンテンパーカーは、少しゆるさが足りないと感じます。
だけでなく、大型化したトップスを覆い隠すことがしづらくなり、ウリだったカバー力も低下してしまいました。
最大サイズのLでも、ちょっと現在のトレンドからすると物足りないかな…と。
そこで今年から、ビッグシルエットバージョンが登場したのです。
JOURNAL STANDARD LASKA SIRO レトロマウンテンパーカー
その名も「レトロマウンテンパーカー」。
この秋は名称からビッグシルエットという文言が無くなりましたが、かなり各部大きくなっているので、実質的にはビッグシルエット・マウンテンパーカーです。
そして生地も全く違います。
従来のジャーナルスタンダード・マウンテンパーカーに使われているLASKA 270から、LASKA SIROに生地を変更。
生地がやや厚くなっているし、糸から違うので、ポリエステルメインにも関わらず、ポリエステル特有の嫌な光沢感はほとんど無く、微光沢の高級感ある風合い、そして色の良さになっています。
そして強いハリ感。
この強いハリ感が、シルエットに大きく影響を与えています。
肩はラグランスリーブに。
ソデ、アームは極太になり、ダーツが付きました。
もうね、本当大きいですよ。
でも、かなり大きく変わっているのに、パッと見のデザインは引き継いでいるのが分かる。
毎回かなり売上を誇り、ジャーナルスタンダードの売上の支えていると言っても過言ではないマウンテンパーカーですから、保守的になりがちなところ、よくここまでトレンド感のあるものにアレンジ出来たな…と。
前を閉じると、フードがピン!と、かなりハイネックになります。
スノボウェアっぽい雰囲気に。
スポーティーな雰囲気がより際立ちますね。
カッコいいんだけど、コート系の気取った感じは無い…。
あまりファッショナブルでカッコつけた格好って苦手…という人はこういうスポーティーな感じを狙ってみると、気恥ずかしさが減少しますよ。
ファッションは、俺がこれ着て良いのか?という気恥ずかしさとの戦いですからね。
チェスターコートが大流行したのと同じタイミングでノースフェイスが流行ったのも、そういうことなんじゃないかな。
アンチ・カッコつけファッションと言うかね。
前を開けて着ると、フードが大きい分、寝たフードの収まりが悪くはなりますね。
これは、前を閉めた時にそそり立つようなハイネックを実現することの反面ですね。
この新型マウンテンパーカー、本当にビッグシルエットなので、サイズ選びも大事。
大きいサイズにしてしまうと、アームの太さ故にロボットみたいなシルエットに…。
従来のマウンテンパーカーだと、最大サイズのLサイズでもそこまで大きくなりませんでしたが、これは本当大きいですからね。
このマウンテンパーカーは、生地のハリ感が強い、言わば「固い服」。
固い服って、身体のラインを拾わないし、サマになりやすい反面、サイズの融通が効かないところはあるんですよね。
落ち感のある「柔らかい服」は、ある程度サイズの融通が効くのですが。
ただ柔らかい服の場合、安い服だとシルエットの良さが出なかったり…。
トレンド的な要素を追加しただけに、拒否反応も強く出るとは思うのですが、今はこっちの方が良い!となる人も多いと思うんですよね。
あとはサイズで微調整してもらって。
ただせっかく作りが良くて、長く着て欲しい服だけに、これは違うな…と思ったらやめておいて欲しいですけどね。
良さであった「スタンダード感」は確実に無くなっているので。
ここまで重厚感が有ると、春には推しづらかったのですが、秋冬ならちょうど良いですね。
これ風を通しづらいので、中にニットやインナーダウン、中綿ベストとか着てもらうと、地域や人次第で冬も越せます。
この「冬も越せます」っていう謳い文句もなかなか難しいところあるのですが…。
少なくとも真冬に着ていても、寒々しい感じはないですよ。
着込んでも着ぶくれしないのはこのシルエットと生地の良いところですね。
色は、長く使っていただくには、ブラックかブラウンの2択でしょう。
黒パンツ主体なら、まずはブラウンがオススメです。
昨年からジャーナルスタンダードのマウンテンパーカーに採用されている、グレーっぽい、淡いブラウン…と言うか、ブラウン要素はそこまで強く無いんですよね。
光の当て方にもよりますが、グレーベージュ・グレージュに近い色味。
グレーベージュは、グレーとベージュの良いところ取り、メンズで使われるメインカラー、ブラック、チャコールグレー、ブラウンあたりと相性が良いし、簡単に洒落感を出せるのでオススメです。
ただ、春には無かった黒が今季ラインナップされたんですよね…。
ビッグシルエットになったからこそ黒が締まる、というところもあって。
ベージュなど淡いパンツを穿く人はもちろん、インナーや靴の色使いで黒を緩和出来る人、あるいはもう全身真っ黒になっても良いよ!という人なら、ブラックもオススメです。
と言うか、この生地の黒は従来の生地の黒と違って真っ黒ではないんですね。
こちらも光の当て方にもよりますが、真っ黒と比較した時にややネイビーっぽく映る。
重厚感の無い、軽い黒です。
JOURNAL STANDARD LASKA SIRO レトロマウンテンパーカー
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