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【特集】アウター苦境の春…?スイングトップとマウンテンパーカーの違い、今から活躍するライト・ライトアウター!
いや~今年はアウターが、売れていませんね…。
新型ウイルス禍でアパレル苦境と言いますが、アウター苦境の春、と言っても良いかもしれません。
消費者から見ても、今年は相当アウターが買いにくい年だったと言えるかもしれませんね…。
今年は冬の途中までは例年と比べて暖冬という感じは全くありませんでしたが、そこから普通ならまだまだ寒いはずの2月でもかなり暖かくなってしまい、しかも寒の戻りも大してありませんでした。
そのまま春が来てしまいましたから。
昨年は世界的に工場が動いていなかったからか、春先もずっと寒かったのですが…。
もちろん新型ウイルス禍の影響も大きくあったと思いますが、それ以外にも気候的な要因で春アウターが買いづらい年だったなと。
とは言えまだ、シャツ一枚では肌寒いな…という日もありますし、夜はまだまだ冷えます。
そういう時ちょっとアウター羽織りたい…でも良いやつが無い…という場合は、今回のライトアウター特集を参考にしてみてくださいね。
冬の終わり~春に使えるライトアウターはもとより、むしろこれから活躍する、ライトアウターよりさらに軽いライト・ライトアウター(初夏まで行けるタイプ)に今回は力を入れております。
コレがあるとワードローブが安定…今季シーズンカラーも良好!
もう本当に何年前から紹介しているのだろう…?
お馴染みジャーナルスタンダードのマウンテンパーカー。
実は今季最初の入荷分が完売してしまって、再生産分が先日ようやく再入荷したところです。
「アーバンアウトドア」なんて言葉はともかく、すっかりアウトドアブランドのウエアを街着にすること、は世の中に浸透しましたよね。
今や街を歩けばノースフェイスのロゴを見ない日は無いですし。
ノースフェイスよりも、もう少し匿名性のある物が良いな…という場合はコレです。
こういったマウンテンパーカーとかミリタリーパーカーといったアイテムは、やっぱり気取らずにサラッと羽織れて、それでいてサマにもなりやすい。
もちろんこれを着ればオシャレになれる!みたいなアイテムか?と言うと、そういうわけではありません。
TPO的に向かない場面もありますし(例えばバーにこれを着て行くのはちょっと違うでしょう…)。
ただ、この手のアイテムは、1枚あるとワードローブ(この場合、手持ちの洋服の全部、総体のことを指すと思っていただければ良いです)が安定するのです。
いわゆる「安パイ」な服なので、困ったらコレを着るとして、他のアウターはもう少し洒落感のある振り切った物に出来たり。
何でこれが使いやすいかと言うと、これも繰り返しの説明になってしまうのですが、アウターとして「カバー力」が強いから。
インナーに何を着ても、覆い隠してしまう力が強いんですね。
着丈も、ショート丈に分類されるアイテムとしては長めですし、生地に強いハリ感があるので下に何を持ってきても着ぶくれしづらい。
だから下に着たものに左右されづらい。
最後アウターを羽織って、さあ出かけるぞ!となったときに、アレ?何か違った…となることが少ないんです。
逆にテーラードジャケットやチェスターコートなど、エリが寝ていたり、Vゾーンがあるなどのアウターはカバー力が弱いことが多いのですが、これらの洋服はインナーとの相性が問われることが多いです。
もちろん多少雨が降っていてもへっちゃらですし、風などにも強い、など天候面でのユーティリティ性もあるので、「今日着ていく服がない!」という状況に陥りづらいんですね。
数シーズン前から、有名ダウンブランドにも使用される「LASKA (ラスカ)」の生地が使われるようになり、より耐久性、また若干高級感がアップしました。
「VORTEX精紡」といって、「エアの旋回流によって糸が紡がれる」という新しい方法で生み出された糸を使用していて、これは「最も毛羽が少ない紡績糸」だそうです。
そのため毛羽が少なく、したがって毛玉も出来づらく、またクリアーな表面感をしています。
生地にハリ感があるので、前を開けて着てもフードの立ち上がりがある程度期待できますし、服がシルエットを作ってくれるので着るだけで勝手にサマになりやすいというのは継続されています。
またこの手のマウンテンパーカーだと、防水性を意識し過ぎてバリバリに固い生地が使われることもあるのですが、これはハリ感はあるけれど、生地が固すぎるわけではないので、羽織ったときにストレスが無いのが良いですね。
移り変わりの激しいトレンドの中でも、流行り廃り無く着れる数少ない洋服なのではないかなと思います。
今季はシーズンカラーとしてブラウンが登場。
ブラウンと言われてしまうと何だか秋のような気がしてしまいますが、これはですね、全く茶色感はなくて、どちらかと言うとグレー掛かったカーキという表現が正しいような色。
確かに光の当たり方によっては、茶色に見えなくも無いけれど…というぐらいのかなり曖昧なカラーです。
玉虫色というわけではないのですが、そんなニュアンスもある色ですね。
玉虫色は、今アウターでトレンドのカラーです。
これが曖昧さのないベタッとしたカラーだと、アウトドアのマウンテンパーカーっぽくなり過ぎてしまって微妙なのですが、この色味だとあくまで街着、洗練されたところもあるマウンテンパーカー、というこのアイテムの立ち位置もキープされて、かなり良好だと思います。
春っぽいカラーではないですが、秋っぽいというわけでもなく、一年中使える色かなと思います。
このアイテムはもうこれから少し肌寒い時もそうですし、梅雨時の雨除け、中にニットを着て冬アウターを着る直前くらいまで、年中使って欲しいアイテムなので。
もちろん黒も使いやすいですし、とにかく着回し優先でいつも黒をオススメしたいるのですが、こちらの場合だと黒パンツと合わせやすいので(黒アウター×黒パンツがダメ、と言うわけではないですが)。
これは相変わらず「間違いのない」アウターかなと思います。
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