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【特集】今年一発目のパンツ・ボトムス特集!今年カーゴパンツが流行るって本当!?MARKAWARE新作など!



今年カーゴパンツが流行る!?→う~ん…



 今年2021年のパンツ・ボトムスに関するトレンドはどうなるのか?


本日はそんな話題からパンツ・ボトムス特集をスタートしたいと思います。

私のオススメのパンツシリーズも早くも発売されたということで、そこらへんのレポートもしつつ、今年一発目のンツ・ボトムス特集と行きましょう!


無料部分も大きく取っていますので、ちょっと今年のファッション事情を知りたいぞ、という方も是非寄っていってくださいね。



細身・スキニーから太め・ワイドへとトレンドは移行も…淘汰ではなく多様性が確保された時代へ?



 ここ5年くらいのスパンで、メンズファッションにおけるパンツ・ボトムスカテゴリーではちょっとした地殻変動が起きており、長らく続いた「細身・スキニーパンツ一強時代」が終わりました。

流行を牽引するような人気ブランドは少し太めのセミワイドパンツや、ガッツリ太めのワイドパンツなどがメインに。

少なくとも細身、特に脚にピッチリと沿うようなスキニーパンツは、人気ブランドからはリリースされなくなっています。


ただ、細身・スキニーパンツが完全に淘汰されたというわけではなくて、今でも街を歩けば結構見かけますよね。

そして、スキニーパンツを穿いている、それだけで時代遅れだなぁ…なんて感覚も無い。


ここ20年くらいの間で見ても、パンツに関しては最も多様性のある時代というか、何か一辺倒に偏っているわけではない、と言えるでしょう。

それにやはり、スキニーに慣れすぎてしまうと、太いパンツにはどうしても抵抗感が出てしまうし、かと言って中途半端な太くもない、細くもないみたいなパンツには野暮ったさや垢抜けなさを感じてしまうからでしょう。

一度スキニーに慣れてしまうと、と言うかあまりに長いスキニートレンドだったために、ファッションに興味を持ってからスキニー以外穿いたこともない、なんて人もいますし。


もちろん中にはスキニーは時代遅れだ、というファッション好きの方もいらっしゃるとは思うのですが、マスで見ると全然そんなことはないんですよね…。


いや本当によく見ますよねスキニー。


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https://zozo.jp/shop/freaksstore/goods-sale/54443082/?did=90353680



ただ、人気ブランドが作ってくれないので、スキニーパンツから良いアイテムを見つけることは難しくなっているし、そもそもどんなアイテムが良いのか?ということから考えていかないといけないんですけどね…(今回の特集でも久々にスキニーパンツを紹介しますよ)。


足首見せて行きましょう!アンクルカットは減少・縮小傾向に…?


 細身・スキニーは淘汰されてはいないし、これから先も一定の需要、そしてそれに伴った供給がなされるとは思うのですが、おそらくこれから「アンクルカット」は減少・縮小傾向にあるとは思います。


「アンクルカット」とは、足首を見せるように、クッションを作らないように短くスソをカットすること。


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これが近年流行りのテーパードシルエット、スソに向かってどんどん細くなっていく形(これによって脚の形を補正して綺麗に見せることが出来る)と相性が良く、また裾上げの必要もほとんどないことから爆発的にヒットしました。


ただ、これは何度かお話しさせて頂いているのですが、数年前にユニクロが「足首見せて行きましょう!」とCMを打ったあたりで、マスに浸透しきったところがあります。

その反動からあえてスソにクッションを付けて穿く、というのが洋服好きの間では主流になってきています。

これはあくまでも服好きの間での、まだまだ狭い範囲での流行ですけどね。


選択肢を狭めないためにも、クッション≒悪だとは思わないで頂きたいのですが、まだまだ、クッションはだらしないというイメージは根強くあると思います。


また合わせる靴も難しい。

ハイテクスニーカーやニューバランスなどのややボリュームのあるスニーカーに、クッションを付けたパンツを合わせてしまうと途端に野暮ったいコーディネイトになってしまい、難易度が上がってしまいます。


まだまだクッションを付けて穿く、というのは一般的には広まらないでしょうね…。


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ただ、クッションは付けないで穿くにしても、もう足首が丸々と見えてしまうような、短過ぎる感じではなく、適度な長さをもって穿く、というのが一般にも広まる可能性はあると思います。


定番アイテムの丈を延長しているブランドもあるくらいなのです。




カーゴパンツが一般的に流行ることは無い?

 

 さて、そんなわけで「細い、太い」や「長い、短い」といったフォルムの話に終始していたパンツのトレンドですが、ここにきてようやく「カーゴパンツ」という新しいカタチの流行の兆しが見えています。


カーゴパンツは、かれこれ10年以上も前に一時的に流行ったアイテムで、ベッカムなどの海外セレブの影響などもあって、普通にメンズのボトムスの一つのバリエーションとして「アリ」と認識されていたものでした。


カーゴパンツに、テーラードジャケットを合わせてバランスを取る、なんて今から思うとちょっとチグハグじゃないの?というスタイルが街に溢れていたんですよ。

流行って恐ろしい…。


ただそこから、細身・スキニーパンツ一辺倒の時代が到来すると、カーゴパンツはその対極に位置する「野暮ったいもの」として敬遠されることになります。


「モテないファッション」でよく取り上げられるようになったりね…。


いつの間にかカーゴパンツは「ナシ」という風潮になってしまいました。


ところが、最近はカーゴパンツが復活気味。

ワイドパンツトレンドという大きな流れもありますし、数年前から続くベイカーパンツ・ファティーグパンツという小さなトレンドからの流れ、さらにヴィンテージM47の高騰などもあり…とうとうカーゴパンツにお鉢が回ってきた感があります。


昨年からかなり盛り上がっているなあ…という感じで見ていましたが、今季カーゴパンツを出すブランドがかなり増えています。



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これは先日紹介したCOMOLIのもの。




カーゴパンツの良いところでもあり悪いところでもあるのですが、カーゴパンツを穿けば下半身を否応なしに大きく見せることが出来ます。



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そうすると、かなり大型化した現在のビッグシルエットなトップスと合わせても、下半身がボリュームで負けることがありません。

下半身が上半身のボリュームに負けてしまって、相対的に小さく見えてしまうと、脚が短く、全体的にバランスが悪く見えてしまうので、これを避けることが出来ます。


とは言え、難易度が高いのは事実…。

なかなかパンツ自体の力でもってシルエットを綺麗に作ってくれるものは少なくて…。


タテの伸びやかさを出すのがすごく難しいんですよね。

アウターも選ぶし。


だから、カーゴパンツが似合う人って基本高身長さんばかりだったり…。


そもそもワイドパンツからのカーゴパンツ、という流れなので、ワイドパンツに苦手意識がある人はまず手を出さないでしょうし、ワイドパンツはOK!という人もカーゴパンツはちょっと…という人も多いでしょうね。

スキニーからなかなか移行しない人たちがまだまだ多い理由でも言いましたが、一度スキニーを経たあとのカーゴパンツ、というのはかなりハードルが高いだろうなと思います。


前回の流行時とは「スキニーの後」であるという点で大きく異なります。


カーゴパンツがマスまで浸透、というのは今回は考えづらいと思います。


ごくごく狭い範囲の流行になるのではないでしょうか。


もちろんせっかく色々なブランドから出るし、手を出すのも良いのですが、それよりもまずは自分の中で軸となるパンツを一本確保するほうが先でしょうね。

困ったらコレ!というパンツがあると、コーディネイトがラクになるのはまちがいないですから。

カーゴパンツはあくまでもバリエーションの一つとして、ワードローブの幅を拡張させたい場合に考えてみてください。


※カーゴパンツは後日単独で、まとめてアイテムレポートしようと思っています。



ざっとトレンドを解説したところで、続いてはアイテムレポート編です!



1本高いスラックスを買うならココ…MARKAWAREはペグトップに変化が…ニュークラシックフィット、そして「FLAT-FRONT」で全てのシルエットが出揃う!



トレンドに対応してきた「ペグトップ」


 登場以来、私の「基本ボトムス」となってきたMARKAWARE(マーカウェア)の「ペグトップ」。

とりあえず、とりあえずパンツに困っていて、ある程度お金が出せるなら、これの黒を買ってくれれば間違いないから…というような存在です。


今季は少し変化があります…。


無題

PEGTOP TROUSERS - ORGANIC WOOL TROPICAL 【 MARKAWARE / マーカウェア 】A21A-03PT01C


トレンドがマスに普及しきった感のあったスキニーからワイドへと徐々に動き出そうとしていたまさにその時、まるで橋渡しのように登場したワイドテーパードシルエットのスラックスです。


今でこそ当たり前になりつつありますが、腰回り~膝上まではゆったりとしつつ、膝下から急激にテーパード、スソに向かって徐々に細くなる…というシルエットは、脚をとても綺麗に補正して見せてくれます。

ついつい鏡で横から自分の脚を見たくなる…という感覚を味わえますよ。

これって脚に自信無いと無理だと思うんですよね。

脚の形について色々な悩みがある、という方は今もってこれがイチオシです。



※写真は秋冬バージョンです(今季はこれよりさらに丈が長くなっています)

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ワンタックで、腰回りに余裕がありつつ、決して生地を持て余さない。

その完璧とも言える腰回りのパターンから、膝下はスソまで一気にテーパードを掛ける。

こうすることで、太ももまではワイドパンツの太さや腰回りの余裕がありつつ、同時に、実寸値からは意外なまでにスッキリとしたシャープな印象にもなるという。


どんなトップスにも合う万能さと、着る人の脚の形を補正する力があるので、お値段は高いですが「これ穿いておけばある程度間違いないですよ」と自信を持ってオススメ出来てしまうんですよね。


現在かなり極端に太くなりつつあるパンツのトレンドですが、その中にあって細いとは言いませんが、相対的にはかなりスッキリと見えるくらいの立ち位置になったシルエットですね。


スキニーなど細身のパンツからもあまり違和感無く移行出来るシルエットでもあると思います。

だからこそ、スキニーからワイドへとトレンドが移り変わり中で受け入れられたと思いますしね。


そんなペグトップ、今季から丈が長くなるという仕様変更がありました。

元々初期からくべると数センチ丈が長くなっていたのですが、昨年比で2cm丈を長くしたそう(お店によると3cmと記載しているところもありますが、私が本店で聞いたのは2cm)。



前述したとおり、スソにクッションを付けずに穿くアンクルカットそれ自体は健在でも、やり過ぎ、短過ぎなアンクルカットは徐々に減ってきていますから、その流れに見事に対応した感じですね。

私も昨年春は丈を長くするためにサイズアップを提案したりしていたのですが、今年に関してはもうそれはする必要無いかなと思っています。

個人的にもあと2cmくらいあれば…と思っていたタイミングなので、これは良いアップデートですよ。


MARKAWAREの着用画像のモデルを務めている方(本店店長さん)はスタイルが良いので、相変わらずちょっと短いアンクルカットくらいになっていますが…。


脚の長さは人それぞれですが、大体平均的な身長である170cmくらいの人がサイズ1を穿くと、クッションは出来ないけれど、靴下もほとんど見えない、そういったギリギリの長さになると思いますよ。



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https://www.parigot.jp/p/coordination/3793578


人によってはちょっとクッションが出来てしまうかもしれないですね。


丈が長くなると何が良いかと言うと、視覚的に脚と認識される面積が大きくなるので、太さはそのままであっても大型化したトップス・上半身とのバランスが取りやすくなるのですよ。

またタテ感も生まれるので、ロングコートなどとも合わせやすくなります。


使われている生地は、「オーガニック ウールトロピカル」。


ウールトロとも省略されて呼ばれる生地ですが、トロピカルという名前の通り薄手で、起毛感無くサラッと肌離れを良くしたウール生地です。

ウールと言うと秋冬で使うような温かみのあるものを想像してしまいますが、コシの強いウールだからこそしっかりとハリ感を持たせつつ、風が通れる隙間を作って織れるのです。


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夏向けのウール生地ってまあ色々あったりするのはするのですが、これが最も気持ち良い物の1つだと断言出来ますね。


なおかつ、これだけハリ感があって揺れ感もあって…というものは珍しい。

普通もうちょっと涼感を意識した素材だと、ドライでザラッとした質感だったり、あるいはハリ感があまりなくてクタクタしていたりするので。


写真では伝わりづらいのですが、様々な生地開発を行ってきたMARKAWAREの生地の中でも屈指でしょうね。


これはあくまで私個人の感想なのですが、今年のものは特に涼しく感じるような…。

同じものを同じように作っても、若干違ったものが出来たりすることはよくあること。


その代わり若干太もも裏あたりがシワになりやすいような、そんな気がしています。

ハンガーに吊るしておけば取れる程度のものなので、そこまで気にならないんですけどね。

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