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「オープネス」企業の開放性とはなんぞや?

前回の、「信用と信頼と、クリエイティビティの関係性」の記事の中で、さらっと「オープン性(オープネスに近しいもの)」に触れてしまったのですが、

こちら、言葉じりをとらえただけでも、

「なんか風通しがよくて、開放的で、意見が言いやすくて、チームワークがいい状態かな〜」とイメージができます

、、、がぁ!

「オープネス、、、空気感でしょ?」といった「ふわっと」したものではなくて、「あくまで組織の業績に好影響を与える」ものであり、

つまりは、新しい組織戦略の一つで、ティール組織や、実力主義などと同様に手法と同等・並列で並ぶ手法であり、

「手法」であるからには、職場で運用するときに押さえるべきポイントがあるということで、

今日はそのことを書いてみようかなっと思います。


オープネスをつかさどる、3つの要素とは?

1.経営開放性

◼️従業員からの視点

経営者の方針や事業戦略、もしくは経営者や取締役、執行役員の顔や名前、「なぜ、この会社の経営を担うことになったのか」といった背景となるストーリーや哲学、ふだんどんな仕事をしているのか?などなど。

また、経営者の方針を直接聞く機会があるか?または、直属の上司の説明や方針に疑問を持ったとき、その上の上司や経営陣にミッションや経営戦略を直接質問したり、

または、経営方針に疑問を持ったときに質問できる場として、オープンな場と、クローズドな場の両方で機会が担保されているか?

会社は、個人ではなく「法人」の顔を持っているわけなので、その「法人」が目指す経営戦略にアクセスしたり、理解する場がある状態です。


・・・文句ぶーぶー言っていいわけでもなく、コミットや積極性、興味や関心などの姿勢が求められる行為なんですね、オープネスって。そうか〜、なるほど。


◼️経営者からの視点

経営者について、その背景、今後の事業戦略についてを開放し、また、なぜ、社員がこの会社を志望したのか、どんな職務を果たしてくれているのか、困りごとは何かなど、「法人」が目指す方向性において、どんな人が、どんな仕事をして貢献してくれているのか、その個人や、様子を知っている状態です。

・・・経営者は経営者で、高みの見物決め込んでたら、そら現場は荒れるわけで、実際に庭の土の様子を観察したり、たまには自ら水をやったり、するわけですね。なるほど、なるほど。


2.情報開放性

◼️従業員からの視点

業務に携わる際に必要だと感じるデータや情報が、従業員の立場から容易にアクセスできる状態か?

◼️経営者からの視点

業務に関わるデータを、必要な担当者がいつでも閲覧できる状態を整えているか?


3.自己開示性

◼️従業員からの視点

担当業務において自分の意見を述べることができるか、希望業務に手を挙げる環境があるか、また、自分の意見を述べたり、才能を発揮しても、他者から攻撃を受けることはないと、安心していられてる状態か?

◼️経営者からの視点

従業員が業務における意思や希望、自己開示性を発揮できるカルチャーや、制度を備えているか?


以上の3つになります!

「オープネス」と聞くと、「自己開示性」がイメージしやすいように思いますが、なるほど、「企業の事業戦略の一つ」として捉えると、幾分か厚みを持って感じられますな。


衛生要因という特徴

また、オープネスは事業戦略のひとつでありながら、そこにコミットしている全ての人にとっての「衛生要因」でもあるというのが、面白いなぁと感じている次第です。


衛生って聞くと、、、わかりやすいのは掃除かな?

人によって、望む綺麗さや、許容できる汚さには、幾分か幅があるように思いますが、オープネスも同じく。

ただ、企業に関わっている人全体の、「期待値の少し上」レベルだと、衛生として効力を発揮しますが、

「期待値より下」だと、効力だだ下がり、さらに「期待値よりめちゃくちゃ上」だと、それはそれで、効力だだ下がり・・・

「これくらい、掃除されてきれいな部屋の状態をキープしたいな」

という期待値の少し上だと、「部屋がきれで気持ちいい!」となりますが、

期待値より下だと、「はぁ。。。部屋が汚くていらいらする」となるし、めちゃめちゃ綺麗で、アルコールスプレー必須、抗菌状態をキープしないといけないくらい綺麗な状態を求められると、ストレスになるわけです。


なので、

オープネスが期待値を少し超えていると、

「この新しいプロジェクト、上の考えていることもよく分かるし、情報もサーバに上がってて、アクセスしやすいし、方針を経営者自ら語ってくれて、質疑応答の場面もあって、めちゃめちゃやる気でるな。立候補しよう!」となり、

期待値を下回っていると、「なんか、、、上が新しいことやり出したけど、またどっか他社に対抗するための、付け焼き刃なんじゃない?情報も、社内のイントラネットにPDF一枚っきりしか出てないし、こんなんじゃ、狙いもわからないし、どうせまた失敗するよ・・・・」となり、

すごく上回っていると、「新しいプロジェクトがスタートするまでの全議事録!?そんなの面倒臭くて読む気しないし、ポイントをまとめて、社員がコミットすべきポイントをわかりやすく教えてくれよ〜。え!?社長の孫の写真、このお知らせに必要?」

みたいな感じになるのかなぁと。


使い方の提案

事業戦略として、以下が揃っていると、スムーズにいくのは、言われてみれば、その通りだよなーーーーっと。

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(レストランの方針・メニューの方向性)経営方針

(材料)情報

(料理する人)自己開示性

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企業カルチャーによって、得意不得意がありそう。

さらに、経営者からの目線、従業員からの目線でチェックすると、

どちらが、何にどれくらいコミットしたり、開示したり、意見を表したりすればいいのか、判断軸が定まり、そこから行動ベースに落とし込めるように感じました。


以下は、完全に余談だけど、

コロナに関する諸々についても、こちら似たようなことが言える気がして、

国も、国民も、それぞれ学びどころがあるよな〜っと感じている、今日であります。



今日は、食後にチョコレートを食べて、多少「カッカ」しながら書いています。文章もカッカしてたら、ごめんよ。

カフェインに敏感な体質。


参考文献:「OPNESS 職場の空気が結果を決める」北野唯我著 他

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