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『NaraDeWa』発足
「奈良を世界のNARAにしたい」
まだ『NaraDeWa』を立ち上げる前。
「奈良を世界のNARAにしたいんだ」
40ヶ国超を訪れる世界一周の旅から帰国した、おっくんこと奥村政哉(@okumasaya)が呟いたその言葉を、わたし(@saorigraph)は軽く受け流しました。
世界のNARAにするって、どういうこと?
「海賊王に俺はなる!」的な、でっかい野望思い付いちゃった系?
(20年経ってもあの方、海賊王になっていないらしいわよ?)
「ちょっと勘弁してよ、現実見ろよ」とも思いましたが。いつになく真剣なおっくんの眼差しに、少しだけ、耳を傾けてみることにしました。
Where is Nara?
大学を1年間休学して行った世界一周では40ヶ国超、その後も合間をみては旅を続け、現在では61ヶ国を訪れたおっくん。
旅で訪れた土地で、同じ旅人や現地の人とのコミュニケーションにおいて必ずと言っていいほど聞かれるのが出身地の話題。
「Where are you from?」
「¿De dónde eres?」
「日本だよ!」と答えると、大抵日本の知っている都市名を言ってくれるのですが、
「Tokyo, Hiroshima」
「Kyoto, Osaka...」
が定番。奈良出身のおっくんが「日本の奈良から来たよ」と言っても、誰ひとり奈良を知っている人はいませんでした。
日本では修学旅行の定番であり、歴史でも重要なポジションを占めている奈良。しかし、世界ではまったくと言っていいほど無名だったのです。
現実を知ったおっくんはたまらなく悔しく、そしてこう思ったそうです。
「自分の生まれ育った奈良を、
奈良のステキなヒトを、土地を、
文化を、世界中に知ってもらいたい。
そして、いつか奈良を訪れてもらいたい」
「海賊王になるよりは幾分マシか・・・」
おっくんの熱い想いを受けて、その活動を応援・協力することにしました。それに色々言ったけれど、実際なんだかワクワクするしね!
「個人」から「団体」へ
大学の卒業論文で地元・奈良県橿原市の観光政策について書き、それを通じて奈良での人脈を築いていったおっくん。しかし、
・個人でできることには限界がある
・奈良の想いを集結させたい
・団体名義の方が活動しやすい
という考えから、団体を立ち上げることを決意しました。
奈良の魅力を発見・創造し、発信する団体。団体の活動キーワードは「日本の奈良を世界のNARAへ」です!
『NaraDeWa』に込められた想い
団体で活動するとなれば、団体名を決めなければなりません。名前を決める話し合いを始めると、開口一番おっくんが
「団体名は『NaraDeWa』(ナラデワ)にしようと思う!」
と言い、即決。おっくんの思い付いた『NaraDeWa』という名前には、次のような想いが込められています。
・「ならでは」・・・奈良“ならでは”の、魅力を伝えたい
・「奈良では」・・・奈良では、こんなことができる!を発掘・創造したい
・「奈良で輪」・・・奈良の人と人、魅力と魅力を繋ぎたい
世界への発信を見据えて、名前はアルファベットに。そして発音を重視して『NaraDeHa(ナラデハ)』ではなく『NaraDeWa(ナラデワ)』表記としました。
「NARA仕様」になったおっくん
こうして「日本の奈良を世界のNARAへ」をキーワードに発足した『NaraDeWa』。
まだ仲間も2~3人と少なく、右も左も分からない状態だけど。
「とりあえず、俺、NARA仕様になるね!」とおっくん。
NARA仕様って・・・何?と思ったら。
「ジャーン!」
つ、角出した・・・!!!
「スチャッ!」
か、被った・・・!!!
「デーン!」
で、出来上がった・・・!!!
こうしておっくんも鹿になり、2015年3月に発足されたNaraDeWa。これからどんな活動をし、日本の奈良がどのように世界のNARAになっていくのか。乞うご期待。
執筆・イラスト:SAORIGRAPH(@saorigraph)
編集:きしぽみ (@kishipomi)